DJI Mic 3が登場!YouTube・TikTok初心者の心強い味方になるか?

2025年8月28日、DJIから新しいワイヤレスマイク 「DJI Mic 3」 が発売されました。
ドローン分野では世界トップに君臨するDJIですが、音響や映像の世界でも例外ではなく、映像クリエイターやSNS発信者向けに特化した高性能設計が大きな話題となっています。
本記事では、最新情報と特徴をわかりやすく解説し、RØDEやHollylandといった競合製品との違いも紹介します。
これからYouTubeやTikTokを始めたい人にとって、DJI Mic 3がどれほど魅力的かをチェックしてみましょう。
DJI Mic 3の主な特徴

- 4人同時収録対応 – 最大4台の送信機と8台の受信機を接続でき、マルチカメラやインタビュー撮影も可能。
- 32bitフロート録音対応 – 音割れやノイズの心配を大幅に軽減。録り直しリスクが減少。
- アダプティブゲインコントロール – 室内外の環境に合わせて自動的に音量を最適化。
- 2段階ノイズキャンセリング – 風切り音や雑音を抑えてクリアな音声を実現。
- 超軽量送信機(16g) – 服に付けても目立たず、マグネットで360度どこでも装着可能。
- 最大28時間駆動 – 充電ケースで長時間運用&5分充電で2時間使用可能。
- タイムコード対応 – 複数カメラでの映像編集も正確に同期。
- DJI製カメラとシームレス接続 – Osmoシリーズとの直接連携が可能。
動画制作を始めたばかりの頃、多くの人が悩むのが「音声」です。
せっかく映像がきれいでも、声が小さかったりノイズが多かったりすると、視聴者はすぐに離脱してしまいます。
そんな悩みを解決してくれるのがDJIから登場した最新のワイヤレスマイク 「DJI Mic 3」 です。
映像クリエイターやSNS配信者のために作られたこのマイクは、「手のひらサイズなのにプロ音質」というキャッチコピーがぴったりの製品に仕上がっています。
さらに安心できるのが「通信の安定性」です。
DJI Mic 3は最大400mという長距離伝送を実現しています。
しかも、通常は混雑しやすい2.4GHz帯だけでなく、5GHz帯も利用可能で、状況に応じて自動で切り替えてくれる仕組みを搭載。
ポイント
つまり、人が多いイベント会場や電波干渉の多い都会の街中でも、音声が途切れるリスクを最小限に抑えられるのです。
この点は、2.4GHzのみ対応の競合製品と比べて大きなアドバンテージといえるでしょう。
ポケットから取り出すだけで収録開始
DJI Mic 3を初めて手にしたときに驚かされるのは、その手軽さです。
専用の充電ケースに、送信機と受信機がすっきり収まっていて、ケースから取り出すと自動でペアリング。
難しい設定は必要なく、数秒後にはもう録音を始められる状態になります。
「機材の扱いが難しそうで不安」という初心者でも安心。
受信機の小さな画面で、音量やモードの切り替えも直感的に操作できるので、複雑なメニューに悩むこともありません。
失敗しにくい録音システム
撮影初心者がよく陥るのが「声が小さすぎる」あるいは「音が割れてしまう」というトラブルです。DJI Mic 3は、この問題を徹底的に解決してくれるんです。
本体にはアダプティブゲインコントロールが搭載されていて、屋外では急な大きな声を抑え、静かな室内では小さな声をしっかり拾う。
さらに、万一音が大きすぎても32bitフロート録音となっているので後から修正可能なんですね。
つまり「録り直しが効かないシーン」でもとりあえず録音しておけばいい!という安心感を与えてくれます。
また、送信機自体に32GBのメモリが内蔵されており、約43時間分の録音が可能となっています。
もしカメラやスマホ側で録音に失敗しても、送信機の中にはきちんとバックアップが残っている。
これは初心者にとって心強い保険になるでしょう。
小さくて、目立たないデザイン
送信機の重さはわずか16g。
これはライター1本より軽いくらいで、服の襟元につけても全く気になりません。
しかもマグネット式なので、プロモーションにもあるように包丁などに取り付けた超オンマイクでの録音も可能。
服の内側から挟んで目立たないように取り付けることも可能です。
「マイクをつけているのが映像に映るのは嫌だ」という人でも、目立たず自然に装着できます。
SNS向けの縦動画を撮るときにも、見た目を崩さず高音質で録れるのは大きな魅力です。
長時間の撮影も安心
YouTubeのVlog撮影や、旅行先でのTikTok収録など、気がつくと数時間撮り続けることもありますよね。
そんなときに心配なのがバッテリー。
DJI Mic 3は送信機単体で約8時間、受信機で約10時間の連続使用が可能で、さらに充電ケースを使えば最大28時間の駆動を実現します。
しかも急速充電に対応していて、たった5分の充電で2時間使えるので、「撮影前に充電を忘れていた!」というときでも安心。
競合製品との違い
もちろん、同じカテゴリーには強力なライバルもいます。オーストラリアの老舗マイクブランドRØDEのWireless PROや、中国メーカーHollylandのLark Maxが有名です。
RØDE Wireless PROはプロユースを意識した設計で、ラベリアマイクが付属し、音質の定評もあります。ただ価格は約68,000円と高め。
対してHollyland Lark Maxは約47,000円と手頃ですが、録音容量や拡張性で制限があります。
DJI Mic 3はその中間に位置し、価格は52,250円と抑えつつ、機能はプロ機並み。
しかも送信機は最軽量クラスで、拡張性も高く、総合力では非常にバランスの取れた選択肢です。
これから動画を始める人におすすめできる理由
まとめると、DJI Mic 3は「これから動画制作を始めたい人」にとって理想的な一台です。
- 難しい設定不要で、初心者でもすぐに扱える
- 録音失敗を防ぐ仕組みが充実していて安心
- 軽量コンパクトで持ち運びやすく、見た目もスマート
- 将来コラボやマルチカメラ撮影にも対応できる拡張性
動画で一番大切なのは「伝わる音」。
映像は多少粗くても、人の声がクリアなら視聴者は最後まで見てくれます。
DJI Mic 3は、その「伝わる音」を初心者でも簡単に実現できるマイクです。
これからYouTubeやTikTokを始めるなら、まずこのマイクを選んでおけば間違いないでしょう。
項目 | DJI Mic 3 詳細 |
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発売日 | 2025年8月28日 |
価格(税込) | 2TX+1RX+充電ケース:52,250円 / 1TX+1RX:33,660円 |
送信機サイズ・重量 | 28.7×28.3×16.3mm / 16g |
受信機サイズ・重量 | 53.8×28.6×22mm / 25.1g |
録音フォーマット | 24bit PCM / 32bit float |
内蔵メモリ | 32GB(約43時間録音可能) |
通信距離 | 最大400m(見通し環境) |
バッテリー | 送信機8h / 受信機10h / ケース併用28h |
特徴 | ノイズキャンセリング、音声プリセット3種、タイムコード同期対応 |