Arturiaの25鍵モノフォニック・アナログシンセ MicroBrute UFO

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ARTURIA ( アートリア ) / MicroBrute UFOをサウンドハウスでチェック
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MicroBrute UFOとは?

Arturia MicroBrute UFOは、フランスのArturia(アートリア)社が2025年に数量限定で発売する25鍵ミニ鍵盤搭載のモノフォニック・アナログシンセサイザーです。

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2013年発売のベストセラー小型シンセ「MicroBrute」の特別仕様モデルにあたり、完全アナログ回路による太くリッチな音とコンパクトなボディで人気を博したMicroBruteが“UFOエディション”として復活。

発売日は日本国内で2025年7月12日(土)とアナウンスされ、7月10日よりWeb予約も開始。

デザイン面ではブラックを基調にアクセントとして火星の緑を配したカラーリングで、筐体にはUFOに牛が連れ去られるイラストが描かれるなど遊び心あふれる「宇宙デザイン」となっています。

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名前にある“UFO”は、1970年代にSteiner-Parker社から発売されていた伝説的モノシンセ「Synthacon」へのオマージュではないかという噂もあり(※真偽は不明)、往年のアナログシンセ好きにもニヤリとさせるテーマです。

初心者に優しいポイント

MicroBrute UFOはアナログシンセ愛好家からビギナーまで誰もが虜になる魅力を備えており、複雑なメニュー操作を必要とせず、各機能が個別のノブやスイッチに割り当てられているため音作りの変更が一目瞭然です。

「シンセってなんだか難しそう」という初心者の不安を和らげてくれる存在となっています。

小型ながら上位機種さながらのモジュレーション・マトリクス(パッチベイ)を備えており、そのパッチポイントは必要最小限に絞られ、LFOやエンベロープを特定のパラメーターへ送るだけのシンプルな構造なので「配線遊び」に初挑戦の方でも戸惑う心配はありません。

MicroBruteシリーズは「アナログシンセ入門機」**としても評価が高く、上級のユーロラック愛好家から初めてアナログシンセに触れるビギナーまで幅広く楽しめる設計になっています。

そして、約2kgの軽量ボディも初心者には嬉しいポイント。

音色プリセットのメモリー機能は搭載されていませんが、付属のプリセットシートにツマミ位置を書き込んでお気に入りサウンドを記録しておくことが可能です。

こういうところもアナログマシンならではの遊び心であると言えますよね。

シンプルでシンセサイザーという存在にフォーカスした設計は、初心者でも安心してアナログシンセの世界に飛び込むことができます。

アナログならではの極上サウンド

MicroBrute UFO最大の魅力は、ピュアなアナログVCO(電圧制御オシレーター)が生み出す極太サウンドにあります。

1基のオシレーターを使い、ノコギリ波・矩形波・三角波という基本波形を同時にミックス可能なユニークな設計となっており、エンハンサー(波形変形機能)を駆使して驚くほど多彩な音色を作り出せます。

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注目すべき点としては、通常のサブオシレーターに加えて「オーバートーン(Overtone)」ツマミが用意されている点。

ツマミを上げ切ると基音に対し完全五度上の成分を加えるという特性があり、エンベロープやLFOと組み合わせたモジュレーションも可能。

このOvertoneにより、クラシックなファット・ベースから分厚いリードはもちろん、従来になかった複雑な倍音ニュアンスもワンノブで自在に生み出し、厚みのあるワイルドなベースラインや鋭く突き刺さるリード、さらには不安定で暴れ回るような過激サウンドまでまさに“Brute(野獣)”なサウンドは、小柄な筐体からは想像できない圧倒的存在感で聴く者を圧倒します。

100%のアナログ回路と伝説的なBrute Factorドライブ、そして名機由来のSteiner-Parkerフィルターが妥協のないトーンを生み出しています。

DTMやライブでの活用例

MicroBrute UFOは宅録のDTM環境からバンドのライブステージまで幅広く活躍します。

この高い接続性から、さまざまな音楽制作環境とスムーズに統合でき、例えばUSBでPCと接続すればMIDIインターフェース不要で即座にDAWと連携可能。

シーケンスをDAWで作り込んだり、逆にMicroBrute側のステップシーケンサーで生成したフレーズをDAWに録音したりするのも簡単です。

また当然外部MIDIキーボードを接続してMicroBruteを音源モジュール的に演奏したり、複数のハードシンセをMIDIチェーンしてマルチ同期演奏させることもできます。

ライブパフォーマンスにおいても、内蔵シーケンサーは使い勝手が良く、事前にベースラインやリードフレーズをプログラムしておき、ステージ上で再生すれば安定した反復フレーズを繰り返しつつ、空いた手でフィルターをいじってダイナミクスをつけたり、他の楽器を演奏したりできます。

特にダンスミュージック系のライブでは、MicroBruteの太いアナログベースやアシッド的なシーケンスフレーズが低音を支える柱として観客を躍らせるはずです。

コンパクトなのでステージ上の設置も容易で、持ち運びの負担にならない点もライブ向きと言えます。

初心者が感じがちな疑問と安心ポイント

最後に、MicroBrute UFOに興味を持つ初心者の方が抱きがちな疑問点をいくつか取り上げましょう。

  • Q: 「操作が難しそうで使いこなせるか心配…」
    A: MicroBrute UFOは全ての機能が本体パネル上に物理的に配置されており、音作りに際してメニュー画面を掘り下げる必要がないため、迷いません。シンセ初心者でも迷わず操作できますし、万が一困っても付属マニュアルや各種動画も充実していますので、自分のペースで学びながら徐々に使いこなしていけるでしょう。
  • Q: 「モノフォニック(一音しか出ない)だと表現が限定的では?」
    A: 1音しか発音できないモノフォニックシンセですが、MicroBrute UFOは主にリードやベースに特化した音作りを想定しています。実際、アナログシンセの名機MinimoogやTB-303などもモノフォニックですが、その制限を逆手にとった存在感のあるベースラインやリードソロで数々の名曲に彩りを添えてきました。MicroBruteも極太ベースや尖ったリードが持ち味で、コード演奏ができなくとも十分に楽曲の主役級サウンドを生み出せます。
  • Q: 「プリセットメモリーが無いと初心者にはハードルが高くない?」
    A: 確かにMicroBrute UFOにはワンボタンで呼び出せる音色プリセットは搭載されていません。しかしこれは裏を返せば「自分で思い通りの音を作る力」が身に付くチャンスでもあります。実際にツマミを動かしながら出音の変化を耳で確かめる作業を繰り返すことで、シンセサイザーの減算合成の原理が自然と理解できるようになります。ぜひ恐れずツマミをいじって「自分だけの音」を見つけてみてください。そのプロセス自体がシンセサイザーの楽しさでもあります。

購入ガイド:価格と入手方法

MicroBrute UFOは数量限定生産モデルのため、在庫が無くなり次第入手困難になる可能性があります。

気になる方はお早めに!

サウンドハウスさんでも取り扱いがありますので、まずは最安値チェックをしてください。

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大手ウェブモールでも取り扱っています。

入手後は、ぜひ存分にMicroBrute UFOの魅力を引き出してあげましょう。

初心者の方は、まずはシンプルなベース音から作ってみたり、付属シーケンサーで好きなフレーズを走らせたりしてみてください。

直感的に操作しながら得られる「自分で音を操る楽しさ」は、このシンセならではの体験です。

小さな筐体に詰まった無限の可能性をぜひ手に取り、その宇宙的なサウンド旅に出発してみてはいかがでしょうか?