【MIDI歴20年が教える】MIDIキーボードの選び方と厳選オススメ機材
MIDIについてある程度理解できたけど、入力用のキーボードはどれを選べばいいの?
MIDI歴20年の現役ピアニストがおすすめのMIDIキーボードを厳選してお届け!
まだMIDIのことがイマイチよくわからないよ・・・というかたは
音楽家育成塾のMIDI講座を是非チェックしてください。
こちらの記事と合わせることで完全ガイドになり、MIDIのことをしっかり理解することができます!
簡易紹介:こうたろう
1986年生まれ
音大卒業後日本、スウェーデン、ドイツにて音楽活動
その後金田式DC録音のスタジオに弟子入り
写真・映像スタジオで音響担当を経験し、写真を学ぶ
現在はヒーリングサウンド専門のピアニスト、またスタジオでは音響エンジニア、フォトグラファーなどマルチメディアクリエーターとして活動中
当記事ではプロのピアニスト、音響エンジニアとしての知識とスキルをシェアしていきます
MIDIキーボードの選び方4つのポイント
- ベロシティに対応しているか?
- ピッチベンドホイールが搭載されているか?
- コントローラーは搭載されているか?
- キータッチの質感はGOODか?
この4つのポイントを抑えておけば大きな失敗は起こりません。
この4つはできればすべて満たしてください。
おすすめのMIDIキーボード
M-AUDIO ( エムオーディオ ) / Keystation49 mk3 USB MIDIキーボード 49鍵
M-AUDIOはブランド力もあり、老舗メーカーですので失敗することはありません。
ベロシティにもしっかり対応し、MIDIコントロールも再生と停止のシンプルなものが搭載されています。
実際一番使うのが再生と停止。
PCのキーボードでもいいと思いきや、これが鍵盤に搭載されていると劇的に作業効率が上がります。
ピッチベント/モジュレーション・ホイールはシンセサイザーの人にとってはもうなくてはならない存在。
特にこれがないとジャズオルガン系の演奏ができませんよね。
USBバスパワー対応でWindowsm・Macでプラグアンドプレイに対応しているので挿すだけで使えますし、電源を別で取らなくていいので非常にスタイリッシュで省スペースで作業ができます。
Keystation49 mk3 USB MIDIキーボード 49鍵をサウンドハウスでチェック【オススメ☆☆☆☆☆】Native Instruments / KOMPLETE KONTROL A61
筆者が今88鍵盤とは別にサブで使っているのがこのA61です。
さすがは大手サンプリング音源のNative Instrumentsで、入力や制作に関しては細かいところまでよく考えられています。
ピアニストとしては
THE GENTLEMAN – 往年のアップライトピアノという音源もセットになっているのは
かなりポイント高いですね。
THE GENTLEMANはアップライトのいいところだけが詰まった最高の音源です。
Native Instruments製品で音源を揃えている方は特におすすめになります。
KOMPLETE KONTROL A61 MIDIキーボードをサウンドハウスでチェックA61で結構しっかり演奏できます。
ピアニストではない方や、パフォーマンスよりも楽曲制作やトラック制作が優先の型は25鍵盤で十分かもしれません。
トラック制作、省スペース派の型は25鍵盤。
25鍵盤バージョンをサウンドハウスでチェックNOVATION ( ノベーション ) / Launchkey 49 MK3 MIDIキーボード
Ableton Live派の人にとっては最高の選択肢の一つになります!
通常の鍵盤パフォーマンスから打楽器の打ち込みまでかなり本格的にこなします。
多機能なのにUSBバスパワー駆動可能。
初心者からかなりの上級者までこれ一台でカバーできますね。
フェーダーコントローラーも付いていて、Abletonとの組み合わせでDAWでの楽曲制作からライブパフォーマンスまで幅広く対応します。
NOVATIONも老舗ブランドですので安心感も抜群です。
Launchkey 49 MK3 MIDIキーボードをサウンドハウスでチェック88鍵盤のおすすめMIDIキーボード
ここからはピアニストさん向けの88鍵盤!
88鍵盤が必要になってくると電子ピアノも検討してくださいね!
NOVATION ( ノベーション ) / LAUNCHKEY 88 MK3
88鍵盤の場合は電子ピアノも検討するべきではありますが、やはり豊富なコントローラーにドラムパッドの搭載などMIDIキーボードならではの機能が必要な場合があります。
LAUNCHKEY 88 MK3をサウンドハウスでチェックYAMAHA ( ヤマハ ) / P-125aB 電子ピアノ
やはり安定のヤマハ。
ヤマハの電子ピアノに搭載されている自然なタッチを実現したグレードハンマースタンダードはプロのピアニストも納得の質感です。
MIDIケーブル接続ではなくUSB接続になりますので、古いシンセサイザーや他のMIDI機器との連携を考えている型は他を検討してください。
【オススメ☆☆☆☆☆】CASIO ( カシオ ) / PX-S1100WE Privia 定番電子ピアノ
カシオのプリビアシリーズは本当に素晴らしい電子ピアノです。
ピアノのタッチがまず素晴らしい。
音楽家も若い頃はイベントや営業演奏の仕事をしますが、イベント演奏の現場で『電子ピアノしかないんです・・・』なんて言われてもそこにプリビアがあれば元気いっぱいになるほど。
PX-S1100WE ホワイト Privia 定番電子ピアノをサウンドハウスでチェックMIDIキーボードというテーマとしてはホイールもないし、コントローラーもないので不便ですが
ピアノ演奏のMIDI制作であればプリビアシリーズは最高の選択肢の一つです。
Amazonでも買えるおすすめ
音楽家育成塾ではAmazonで買えるMIDIキーボードをいくつか紹介しています。
こちらの記事ではMIDI完全ガイドとして初心者から今更きけない中級者の方まで必要なMIDIの知識を猛打していますので是非参考にしてくださいね!
Alesis USB MIDIキーボードコントローラー 49鍵ベロシティ対応
アレシスはコスパがいい機材メーカーとして定評があります。
品質はよく価格が安く抑えられているため初心者の方には特におすすめ!
Roland ローランド MIDIキーボードコントローラー A-49
コンパクトなのにフルサイズの49鍵盤のコントローラーです。
Ableton Live Liteも付属しているのですぐに制作が始められます。
M-Audio USB MIDIキーボード 61鍵
ここで紹介しているキーボードはベロシティ対応でホイール付き、確かなブランド力と失敗することのないシリーズです。
これからMIDI制作を始める際に是非参考にしてください。
一緒に買いたいMIDI周辺機器
88鍵盤で入力する場合や、よりフレキシブルにDAWソフトを操作したりしたい場合は
MIDIコントローラーを別途用意するのも一つ。
また、複数のハードウェア音源(シンセサイザーなど)を走らせる場合や、古いキーボードで入力したい場合はMIDIケーブルや、MIDIインターフェイスと呼べれる機器が必要になります。
順番に見て行きましょう。
BEHRINGER ( ベリンガー ) / X-TOUCH ONE
エックスタッチワンは安価ですが、非常に使いやすいMIDIコントローラーです。
重さがかなりあるのと、USBバスパワーでは動かないため自宅やスタジオ据え置きが前提とはなります。
ただし電源を独立して取るメリットとしては、バスパワー供給可能なUSBハブが搭載されているので拡張性があるのと、スタジオのレイアウトが作りやすいというメリットがあります。
フェーダーが一個なのに大丈夫?
と思うかもしれませんが、各トラックに移動してフェーダー調整するような設計になっており
特に困ることはありません。
X-TOUCH ONEをサウンドハウスでチェックやっぱりフェーダーは複数あったほうがやりやすいという方は複数フェーダー版も用意されています。
X-TOUCH EXTENDER フィジカルコントローラーをサウンドハウスでチェック X-TOUCH フィジカルコントローラーをサウンドハウスでチェック【オススメ☆☆☆☆☆】BEHRINGER ( ベリンガー ) / X-TOUCH MINI
上記のベリンガーのコントローラーシリーズで最も簡易的な装置。
簡易的ですが十分な機能性をもっており、USBバスパワーで駆動できるのもポイントが高いです。
X-TOUCH MINIをサウンドハウスでチェックAKAI ( アカイ ) / MIDI MIX MIDIコントローラー
こちらもシンプルで安価なコントローラー。
フェーダー、ミュートやソロ、RECなどが物理ボタンになるだけで制作速度は別次元に早くなります。
MIDI MIX MIDIコントローラーをサウンドハウスでチェック【オススメ☆☆☆☆☆】CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / MID010
オーディオケーブルとは違い、MIDIケーブルはデータの送受信だけですので、シンプルで安価なものでOK!
サウンドハウスさんで購入の場合は他の機器と一緒に購入するといいですね。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / MID010 をサウンドハウスでチェックAmazonで購入の場合はクラシックプロの取り扱いがありませんのでHOSAのMIDIケーブルを選択してください。
【オススメ☆☆☆☆☆】ROLAND ( ローランド ) / UM-ONE mk2 MIDIインターフェイス
古い電子ピアノやMIDIキーボードはUSBが搭載されていません。
その場合はこちらでMIDI信号をコンピューターに送るインターフェイスが必要になります。
筆者もいまだにYAMAHA P-200や他のYAMAHA Pシリーズなどが自宅にあったりするので
このMIDIインターフェイスには毎日お世話になっています。
もちろん入力だけでなくコンピューターからUSB未対応のシンセサイザーを鳴らず場合にも必要です。
一般的にはオーディオインターフェイスに搭載されているケースが多いのでわざわざ単品で購入する人は珍しいですが、どういった人が単品で購入するかというと、オーディオインターフェイスやヘッドホンアンプにこだわりがある方。
筆者の場合はF3でモニターしながら制作しますのでこういうMIDIインターフェイスが搭載されていないオーディオインターフェイスをあえて使いたい場合に使います。
UM-ONE mk2 MIDIインターフェイスをサウンドハウスでチェックまとめ
MIDIの世界は現代ではオーディオと区別がつきにくい世界観になってきました。
音楽家育成塾の記事ではこの辺りをハードの面からしっかり解説していますので是非こちらの記事も参照してください。
MIDIは1981年に誕生して以来いまだに音楽業界では第一線で活躍する規格になっています。
現在でもコンピューターレスでシーケンサーとのシンプルな(構造的には安定した安心感がある)構成でライブ活動をしている音楽家も多いので、クラシック音楽家のみなさんや、これから音楽を学ぼうとしている方は必須のスキルになります。
是非音楽家育成塾とこちらの記事でしっかり学んでください。