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介護施設や保育園に:手軽に始められる万能打楽器

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カホンとは

カホンは、座面がある木製の箱形をした打楽器です。

演奏者はカホンに座り、手や指で前面板(タップ面)を叩いて音を出します。

この独特の設計は、演奏場所を取らず、どこでも手軽に演奏できる利点を持っています。

カホンの歴史

カホンの歴史は非常に興味深いもので、その起源や発展過程は多様な文化的背景を反映しています。

以下にその詳細を述べます。

起源

  • ペルーのアフリカ系コミュニティ:カホンの起源は18世紀のペルーに遡ります。アフリカからの奴隷たちが自身の文化と音楽を維持するために、利用可能な物資で楽器を作り始めました。
  • 奴隷の制約:当時のスペイン植民地政府は、アフリカ系の奴隷がドラムを使用することを禁止していました。これに対応し、奴隷たちは木製の箱や引き出し、さらには漁船の一部をドラム代わりに用い、カホンの原型が生まれました。

フラメンコ音楽への導入

  • スペインへの伝播:20世紀に入ると、カホンはペルー国外に広がり始め、特にスペインのフラメンコ音楽において重要な楽器となりました。
  • パコ・デ・ルシアの影響:1970年代、フラメンコギタリストのパコ・デ・ルシアがペルー訪問中にカホンを発見し、フラメンコ音楽に導入しました。このことが、カホンが世界的に普及するきっかけとなりました。

現代への発展

  • 多様な音楽ジャンルへの採用:カホンはフラメンコに限らず、ジャズ、ポップ、フォークなど幅広いジャンルで使用されるようになりました。
  • 技術の進化:初期のシンプルなデザインから、スネアワイヤーや調節可能な音色、電子機能を備えたモデルなど、技術の進化により多様なカホンが登場しました。

カホンの歴史は、異なる文化の融合と音楽の普遍性を象徴しています。

アフリカ系の奴隷たちによって生み出されたこの楽器は、その後の数世紀にわたり、世界中の多くの音楽家によって進化し続けています。

現代においても、カホンはそのユニークな響きと多様性で、多くの人々に愛され続けています。

カホンの種類と特徴

次に基礎知識としてカホンの種類や特徴などについて知っておきましょう。

1. ペルー式カホン (Peruvian Cajón)

  • 特徴: スネアワイヤーやスナッピーがなく、純粋な木の響きを提供します。
  • 音色: 清澄で自然な低音が特徴です。
  • 用途: 伝統的なラテン音楽やアコースティックセッションに適しています。

2. フラメンコ式カホン (Flamenco Cajón)

  • 特徴: スネアワイヤーまたはギターの弦を内蔵しており、鮮明なスナップ音が特徴です。
  • 音色: リズミカルでパンチのある音が魅力です。
  • 用途: フラメンコやポップ、ロックなど多様なジャンルに適しています。

3. キューバ式カホン (Cuban Cajón)

  • 特徴: より長く、背もたれのようなデザインが特徴です。
  • 音色: 低音が豊かで、力強いリズムを奏でます。
  • 用途: キューバ音楽やラテンジャズに適しています。

4. スネアカホン (Snare Cajón)

  • 特徴: 可動式または固定式のスネアが内蔵されています。
  • 音色: スネアドラムに近いシャープな音が特徴です。
  • 用途: ドラムセットの代わりとしても使用されることがあります。

5. 電子カホン (Electronic Cajón)

  • 特徴: 電子音源を内蔵し、様々な音色やエフェクトが利用できます。
  • 音色: 伝統的なカホン音から電子音まで、多彩な音色が特徴です。
  • 用途: ライブパフォーマンスや録音スタジオでの利用に適しています。

6. トラベルカホン (Travel Cajón)

  • 特徴: コンパクトで軽量、持ち運びに便利な設計です。
  • 音色: サイズにもよりますが、一般的なカホンよりも高音寄りです。
  • 用途: 旅行や屋外パフォーマンスに適しています。

カホンの演奏方法

カホンの演奏は手軽に始められます。

基本的なリズムパターンを覚えることからスタートし、短時間でリズムを刻むことができます。

老若男女問わず、音楽の楽しさを体感できる楽器です。

演奏方法が簡単なことに加えてある程度の運動機能も使いますので、介護施設でのレクリエーションの道具としても最適です。

カホンの選び方

カホンを選ぶ際は、サイズや音色、予算を考慮することが大切です。

特に初心者や子供には、小型で軽量なモデルが適しています。

また、どのカホンも基本的にはカホンの上に座って演奏するスタイルになっているため、椅子にもなるというのが特徴です。

介護施設や保育園にもぴったり

カホンが介護施設や保育園の常備楽器として、またレクリエーションの楽器として最適である理由は、その手軽さ、安全性、多様性、および社交性の高さにあります。

以下に、これらの理由を段階的かつ論理的に説明します。

1. 手軽さとアクセシビリティ

  • コンパクトなサイズ: カホンはそのコンパクトなサイズと軽量さから、保管や移動が容易です。小さなスペースでも置くことができ、場所を選ばずに演奏が可能です。
  • 簡単な演奏方法: カホンの演奏方法は直感的で簡単であり、特別な技術や音楽の経験がなくても、基本的なリズムを刻むことができます。

2. 安全性と適応性

  • 安全な構造: カホンは尖った角や突起が少なく、子供や高齢者が使用しても安全です。
  • 調節可能な音量: カホンの音量は演奏方法によって調節が可能で、小さな子供や高齢者がいる環境でも騒音の心配が少ないです。

3. 多様性と教育的価値

  • 多様な音色: カホンは様々な音色を出すことができ、音楽の基本的な要素を教えるのに適しています。
  • 音楽への興味の喚起: 簡単に演奏できることから、子供たちや高齢者の音楽への興味や才能を引き出すきっかけとなります。

4. 社交性の促進

  • グループ活動に適した楽器: カホンは複数人でのセッションに適しており、共同で音楽を創り上げる楽しみを提供します。
  • コミュニケーションの促進: 音楽活動を通じての交流は、特に介護施設や保育園において、コミュニケーションの促進や社会性の向上に寄与します。

これらの理由から、カホンは介護施設や保育園のレクリエーション活動に最適な楽器です。

その手軽さ、安全性、多様性、および社交性の高さは、年齢や背景に関係なく、参加者全員に音楽の喜びを提供し、集団活動を促進するための理想的なツールとなります。

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こうたろう

音大を卒業後ピアニストとして活動。 日本で活動後北欧スウェーデンへ。 アーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。 その後ドイツ・ケルンに渡りAchim Tangと共にアルバム作品制作。 帰国後、金田式DC録音の第一人者:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入り。 独立後音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現:Kotaro Studio)」を結成。 タンゴやクラシックなどアコースティック音楽作品を多数プロデュース。 大阪ベンチャー研究会にて『芸術家皆起業論~変化する社会の中、芸術家で在り続けるために』を講演。 その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。 村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。 祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。 現在はKotaro Studioにて『あなたのためのアートスタジオ』音と絵をテーマに芸術家として活動中。 2023年より誰かのための癒しの場所『Curanz Sounds』をプロデュース。