朝比奈 幸太郎
音楽大学にて民族音楽を研究し、卒業後はピアニストとして活動。
北欧スウェーデンでの即興演奏研究、ドイツ・ケルンでの創作活動を経て、現地ドイツにて Stephan Desire 氏より音響学の基礎を学ぶ。
帰国後は、「金田式DC録音」の第一人者・五島昭彦氏↗に師事。
物理特性を極限まで追求した「完全DC録音技術」と「電流伝送理論」を学ぶ。
録音エンジニアとして独立後、芸術工房 Pinocoa を結成。
株式会社ジオセンス・小林一英氏よりC,GPS技術(RTK)を学ぶ。村上アーカイブスにて村上浩治氏より映像技術を習得し、「音・映像・テクノロジー」を横断するクリエイターとして独自の制作スタイルを確立。
現在はヴィンテージ機材(Revox等)のレストアや、オリジナルマイクの開発・製造も手掛け、音響物理に基づいた実践的な録音理論の構築に取り組む。
ヒーリング音響ブランド「Curanz Sounds」でも、オリジナルマイクの性能を活かした制作・発信を行っている。
録音は、食材。
編集は、盛り付け。
EQやリバーブの議論に時間を費やす録音を、私は良しとしません。
最高の食材なら、塩とオリーブオイルだけで決まる。
いえ、塩さえもいらない食材もあります。
音の本質は、マイクが空気を捉えた「その瞬間」に宿るからです。
それは、まるで極上の「刺し身」のように。
私が採用する2本のマイクだけで切り取る無指向性のAB方式という刺し身包丁は、
空気の厚み、距離感、楽器の呼吸。
それらの繊維を壊さず、ありのままに切り出し、美しくお皿にのせるだけ。
世界クラスの技術力
スイスの名機「Revox」のオープンリールデッキ。
この複雑精緻な機構とアナログ回路を、ネジ一本、コンデンサの一つまで完全に分解し、当時の性能へと蘇らせる。
これを行える技術者は、今や世界でも私を含めてごく僅かとなってきました。
なぜ、私はこの技術に拘るのか。
それは「ヴィンテージの音の太さ」を物理的に解明するため、そして、人類が創り上げた究極の音の叡智を次世代に繋ぐためです。
オープンリールデッキの修復は時には入り組んだ機械の中でハンダ付けをしなければいけない時があります。
こういった過酷な状況でのハンダ付け経験を繰り返し、当サイトの自作マイクロフォンの制作技術を高めてきました。
ハンダ付けの技術、そしてハンダコテを持つものの性格と音楽への意識でマイクロフォンの音は天と地ほどの差になります。
ハンダ付け1箇所で音が変わる。恐ろしいことにハンダ付けをした人間の性格が現れるのだ。
几帳面な人では几帳面な音。大らかな性格な人では大らかな音。適当な性格な人では適当な音になる。不思議な事に几帳面過ぎても音は良くない。
程よく几帳面で、程よく適当な人が音楽的に良い音を出す。
そして、音楽家としての「大らかさ」と、技術者としての「几帳面さ」。
それら全てが、Kotaro Studioのマイク一つ一つに惜しみなく注ぎ込まれています。
だからこそ、私、朝比奈幸太郎自らがすべての工程を手作業で行うことに、絶対の価値があるのです。
朝比奈幸太郎の活動領域











































