【2025年最新】LINEの通話録音方法!PC版での録音や書き起こしまで音のプロが徹底解説
この記事の目次
現代のコミュニケーションツールとして欠かせないLINE。
ビジネスシーンや個人間の重要な会話を記録しておきたいと考える方も多いでしょう。
しかし、LINEの通話を録音する方法は意外と知られていません。この記事では、2025年最新のLINE通話録音方法について詳しく解説します。
特にPC版での録音方法に焦点を当て、録音ソフトの選び方や具体的な手順、さらに録音後の書き起こしまで、音のプロが徹底的にガイドします。
ポッドキャストの出演や、メモ代わりの通話記録、パワハラやセクハラの証拠抑えまで、LINEで通話する際に音声を録音したい方必見です!
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相手にバレる?
まず、大前提としてLINEの通話内容の録音はLINEの標準機能として搭載されていません。
そのため、相手に通知がいったり、録音していることが相手にわかったりすることは基本的にはないというこを覚えておいてください。
セクハラやパワハラの証拠残しの際も安心して利用してくださいね。
この記事を担当:こうたろう
1986年生まれ
音大卒業後日本、スウェーデン、ドイツにて音楽活動
ドイツで「ピアノとコントラバスのためのソナタ」をリリースし、ステファン・デザイアーからマルチマイクREC技術を学び帰国
金田式DC録音のスタジオにて音響学を学ぶ
独立後芸術工房Pinocoaを結成しアルゼンチンタンゴ音楽を専門にプロデュース
その後写真・映像スタジオで音響担当を経験し、写真を学ぶ
現在はヒーリングサウンド専門の音楽ブランド[Curanz Sounds]を立ち上げ、ピアニスト, 音響エンジニア, マルチメディアクリエーターとして活動中
当サイトでは音響エンジニアとしての経験、写真スタジオで学んだ経験を活かし、制作機材の解説や紹介をしています。
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【さらなる専門家の監修】録音エンジニア:五島昭彦
学生時代に金田明彦氏に弟子入り。
ワンポイント録音の魅力に取り憑かれ、Panasonic半導体部門を経て、退職後金田式DC録音の専門スタジオ:タイムマシンレコードを設立。
ジャズは北欧系アーティストを中心に様々な美しい旋律を録音。
クラシック関係は国内外の様々なアーティストのレコーディングを担当しており、民族音楽にも精通。
現在は金田式DC録音のDSDレコーディングを中心にアコースティック楽器の収録を軸に活動中。
世界で唯一、金田明彦氏直系の弟子であり、金田明彦氏自らが手がけた金田式DC録音システムを使用している。
スマホでの録音方法
AndroidでLINEの通話を録音する方法
AndroidでLINE通話を録音するには、スクリーンレコード機能を使用します。
Android11以降の端末にはなりますが、簡単にレコーディング可能。
iPhoneでの録音方法
iPhoneはセキュリティーに対して非常に力を入れているため、内部音声としてiPhone本体で録音して残すことはできません。
アナログな方法にはなりますが、スピーカーモードにして外部のレコーダーなどで記録するのが最短となります。
外部のレコーダーなどは、冒頭でも紹介した記事でチェックしてみてくださいね!
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PC版でのLINE通話録音方法ステップバイステップ
必要なソフトウェアの紹介
ソフトウェア名 | 価格 | プラットフォーム | 主な特徴 | 利点 | 注意点 |
---|---|---|---|---|---|
OBS Studio | 無料 | Windows, Mac, Linux | 高機能な録画・配信、カスタマイズ性が高い | 無料でプロフェッショナルな録音が可能 | 初期設定がやや複雑 |
Audacity | 無料 | Windows, Mac, Linux | 多機能な音声編集、プラグイン対応 | シンプルで使いやすい音声編集 | リアルタイム編集が難しい |
Apowersoft フリーオンライン音声レコーダー | 無料/有料 | ブラウザ | インストール不要、クラウド保存 | 手軽に録音開始、クラウドアクセスが便利 | インターネット接続が必須、無料版に制限あり |
Apowersoft スタジオ | 有料 | Windows, Mac | 高品質な録音、編集機能が充実 | 高品質な録音と多機能な編集が可能 | 有料プランが必要 |
EaseUS 音声録音 | 無料/有料 | Windows, Mac | 簡単な操作、リアルタイム録音 | 直感的なインターフェース、初心者向け | 無料版には機能制限がある |
PC版でのLINE通話録音を行うためには、以下のような録音ソフトウェアが必要です。
ここでは、特におすすめのソフトを3つ紹介します。
- OBS Studio
- 無料で高機能なオープンソースの録画・配信ソフト。
- 音声の設定が細かく調整可能。
- Audacity
- 無料の音声編集ソフト。
- シンプルなインターフェースで初心者にも扱いやすい。
- Apowersoft フリーオンライン音声レコーダー
- ブラウザベースで動作する録音ツール。
- インストール不要で手軽に使用可能。
手順の詳細説明
ここでは、OBS Studioを使用した具体的な録音手順を説明します。
ステップ1: OBS Studioのダウンロードとインストール
- OBS Studioの公式サイトにアクセスし、最新バージョンをダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを実行し、画面の指示に従ってインストールを完了させます。
ステップ2: LINEの設定
- PC版LINEを起動し、録音したい通話を開始します。
- 通話が始まったら、OBS Studioに切り替えます。
ステップ3: OBS Studioの設定
- OBS Studioを開き、**「ソース」セクションで「+」をクリックし、「音声入力キャプチャ」**を選択します。
- 新しいソースに名前を付け(例:LINE通話)、**「OK」**をクリックします。
- デバイスとして、使用しているマイクやスピーカーを選択し、**「OK」**をクリックします。
ステップ4: 録音の開始
- 設定が完了したら、OBS Studioの右下にある**「録画開始」**ボタンをクリックします。
- LINEでの通話が録音されます。
- 通話終了後、**「録画停止」**をクリックして録音を終了します。
ステップ5: 録音ファイルの確認
- デフォルトでは、録音ファイルは**「ビデオ」フォルダ内の「OBS」**フォルダに保存されます。
- 必要に応じて、ファイルを指定の場所に移動させてください。
録音の品質向上のコツ
高品質な録音を実現するためには、以下のポイントに注意しましょう。
- マイクの品質を確認する: オーディオインターフェイスや外部マイクを使用することで、内蔵マイクよりもクリアな音声を録音できます。
- ノイズキャンセル機能の活用: 録音ソフトや外部デバイスのノイズキャンセル機能を有効にすることで、背景雑音を減少させます。
- 適切な音量設定: 録音前に音量レベルを調整し、音割れや小さすぎる音声を防ぎます。
- 安定したインターネット接続: 通話中の音声品質はインターネット接続にも依存するため、安定した接続環境を整えましょう。
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LINE通話の書き起こし方法
録音したLINE通話を文字起こしすることで、会話内容を効率的に確認・共有することができます。ここでは、自動書き起こしツールと手動での書き起こし方法について解説します。
サービスを使う? or 自力でする?
冒頭でも紹介したiPhoneをスピーカーモードにして、外部のレコーダーで録音するような場合は、下記の記事のような方法でOKです。
PCからの音声を文字起こしする場合も併用できます。
Pythonが使える方はMicrosoftのAzureAPIがかなり精度が高く個人的におすすめ!
ただし、このためだけに覚えるほどのことではないので、できるだけ無料で使えるサービスなどで工夫して文字起こししていきましょう。
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PythonとAzure Cognitive Servicesを使った書き起こし
Azure Cognitive Servicesは、マイクロソフトが提供するクラウドベースのAIサービスで、高精度な音声認識機能を備えています。Pythonと組み合わせることで、自動化された書き起こしシステムを構築することが可能です。
5.1.1 必要な準備
書き起こしを行うためには、以下の準備が必要です。
- Azureアカウントの作成
- Azureの公式サイトにアクセスし、無料アカウントを作成します。
- Azure Cognitive Servicesの設定
- Azureポータルにログイン後、**「Cognitive Services」**を選択し、新しいリソースを作成します。
- 音声サービスを選択し、リージョンや価格プランを設定します。
- 作成後、APIキーとエンドポイントURLを取得します。
- Python環境の準備
- Pythonがインストールされていない場合は、Pythonの公式サイトから最新バージョンをダウンロードしてインストールします。
- 必要なPythonパッケージをインストールします。以下のコマンドを使用してください。
pip install azure-cognitiveservices-speech
Azureの音声認識APIを使用してLINE通話の録音ファイルを文字起こしするための基本的なPythonスクリプトを示します。
import azure.cognitiveservices.speech as speechsdk
def transcribe_audio(audio_file_path, subscription_key, region):
# 音声認識の設定
speech_config = speechsdk.SpeechConfig(subscription=subscription_key, region=region)
audio_input = speechsdk.AudioConfig(filename=audio_file_path)
speech_recognizer = speechsdk.SpeechRecognizer(speech_config=speech_config, audio_config=audio_input)
print("音声ファイルを認識中...")
# 音声認識の実行
result = speech_recognizer.recognize_once()
# 結果の処理
if result.reason == speechsdk.ResultReason.RecognizedSpeech:
print("認識結果: {}".format(result.text))
return result.text
elif result.reason == speechsdk.ResultReason.NoMatch:
print("認識結果がありませんでした。")
elif result.reason == speechsdk.ResultReason.Canceled:
cancellation_details = result.cancellation_details
print("認識がキャンセルされました。")
print("理由: {}".format(cancellation_details.reason))
if cancellation_details.reason == speechsdk.CancellationReason.Error:
print("エラー詳細: {}".format(cancellation_details.error_details))
return None
if __name__ == "__main__":
# AzureのAPIキーとリージョンを設定
SUBSCRIPTION_KEY = "あなたのAzureサブスクリプションキー"
REGION = "あなたのAzureリージョン" # 例: "japaneast"
# 書き起こししたい音声ファイルのパス
AUDIO_FILE = "path/to/your/line_call_recording.wav"
# 書き起こしの実行
transcription = transcribe_audio(AUDIO_FILE, SUBSCRIPTION_KEY, REGION)
if transcription:
# 書き起こし結果をファイルに保存
with open("transcription.txt", "w", encoding="utf-8") as f:
f.write(transcription)
print("書き起こし結果がtranscription.txtに保存されました。")
スクリプトの詳細説明
- Azure Cognitive Servicesの設定
subscription_key
とregion
を使用して、Azureの音声認識サービスにアクセスします。
- 音声ファイルの入力
audio_file_path
で指定された音声ファイル(例: WAV形式)を入力として認識します。
- 音声認識の実行
recognize_once()
メソッドを使用して、音声ファイルを一度だけ認識します。- 認識結果は
result.text
に格納されます。
- 結果の保存
- 認識されたテキストを
transcription.txt
ファイルに保存します。
- 認識されたテキストを
書き起こし精度の向上
Azure Cognitive Servicesを使用することで、以下の点で高精度な書き起こしが可能です。
- カスタム音声モデル: 特定の用語や専門用語に対応するために、カスタム音声モデルを作成できます。
- ノイズキャンセリング: 背景ノイズを低減する機能があり、クリアな音声認識が可能です。
- 多言語対応: 日本語を含む多数の言語に対応しており、異なる言語の会話も正確に認識します。
実践的な応用例
以下に、録音ファイルを自動的に書き起こすためのフルワークフローの例を示します。
- 録音ファイルの準備
- LINE通話を録音し、WAV形式などの対応フォーマットで保存します。
- Pythonスクリプトの実行
- 上記のPythonスクリプトを実行し、録音ファイルを指定します。
- スクリプトが音声を解析し、テキスト化します。
- 書き起こし結果の確認
transcription.txt
ファイルに保存されたテキストを確認し、必要に応じて修正します。
コードのカスタマイズ
必要に応じて、以下のようにスクリプトをカスタマイズすることができます。
- バッチ処理: 複数の音声ファイルを一度に処理するようにスクリプトを拡張します。
- エラーハンドリングの強化: より詳細なエラーメッセージや再試行ロジックを追加します。
- 結果のフォーマット: 書き起こし結果をCSVやJSON形式で保存し、データ分析に活用します。
自動書き起こしツールとの比較
Google Speech-to-Textなどの他の自動書き起こしツールと比較すると、Azure Cognitive Servicesは以下の点で優れています。
- 高精度: 特に日本語の認識精度が高く、ビジネス用途に適しています。
- カスタマイズ性: カスタム音声モデルの作成が可能で、特定の用語や専門用語に対応できます。
- セキュリティ: データのプライバシー保護が強化されており、企業利用に安心です。
LINE通話を録音する際の法的および倫理的な注意点
LINE通話の録音は技術的に可能ですが、法的な規制や倫理的な配慮が必要です。
以下に、法的および倫理的な観点からの主な注意点をまとめます。
法的な注意点
- 自分が関与する通話の録音は合法日本の法律では、自分が参加している通話を録音する行為自体は違法ではありません。会話の一方が録音を認識している場合、盗聴には該当しません。
- 無断録音のリスク録音データを無断で第三者に提供したり公開したりする行為は、プライバシー権や名誉毀損に関わる問題となり、法的責任を問われる可能性があります。録音を行う際は、必ず相手方の同意を得ることが重要です。
- ビジネスでの録音企業が顧客との通話を録音する場合、以下の対応が推奨されます:
- 事前通知: 「この通話は品質向上のため録音しております。」と事前に通知する。
- ホームページへの明記: 録音の目的や利用範囲を公式ウェブサイトに記載する。
- 地域や国による規制の違い日本では一方の同意で録音が可能ですが、他国では全員の同意が必要な場合もあります。LINEは国際的に利用されるアプリであるため、通話相手が海外にいる場合は、その国の法規制も確認する必要があります。
証拠を集める場合?
パワハラ、セクハラその他のトラブルにて証拠を集めるための録音を実行する場合は必ず専門家のアドバイスと監督の元行うようにしてください。
法テラス、労働基準監督署などでは無料で相談に乗ってくれます。
倫理的な注意点
- 信頼関係の維持無断で録音すると、相手に不信感を与えたり、関係性が悪化したりする可能性があります。録音を必要とする場合は、事前に相手の許可を得ることが最善です。
- 録音理由の正当性録音が必要な理由が正当であることを確認しましょう。例えば、業務の効率化やトラブル回避のためなど、合理的な理由があれば、相手に理解を求めやすくなります。
- 録音の方法と配慮録音中であることを告げる際も、相手が不快に感じる可能性があるため、以下の点に配慮が必要です:
- 相手の同意: 相手が録音に同意していない場合は録音を控える。
- 理由の説明: 録音が必要である理由をわかりやすく説明する。
データの取り扱い
- 目的外使用の禁止録音データは、当初の目的以外に使用しないようにしましょう。録音内容を無断で第三者に提供することは避けるべきです。
- 適切な保存録音データは必要以上に保存せず、適切な方法で破棄することが重要です。不要になった録音データは速やかに削除しましょう。
- 漏洩防止録音データが第三者に漏洩しないよう、セキュリティ対策を徹底します。パスワード保護や暗号化などの方法を活用して、データの安全性を確保しましょう。