マイクの取り扱いについて

このページではスタジオオリジナルマイクロフォンのセッティングガイドを行います。

録音に必要なもの

Beautiful List
  • レコーダー

    プラグインパワーに対応したレコーダーが必要です。

  • モニターヘッドホン

    特にこだわりがなければHD25を強く推奨します。

  • マイクバー&スタンド

    カメラ用のバーでも代用可能です。

録音を開始するためには主に上記3点が必要になります。
当サイトのマイクを使用するためのレコーダーは
「プラグインパワーに対応」したものであれば問題ありません。

2025年時点では、ZOOMなら最安のものだとH1essential。

H1essentialとの組み合わせだけで
驚くような音が録音できますよ!

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お値段はH1essentialよりも高くなりますが、よりモニターを精密に聞きたい方や、TASCAMファンの方にはDR-05XPが32bit対応、プラグインパワーマイク対応機種となっています。
サウンドハウスでDR-05XP価格チェック

その他のプラグインパワー対応機は
こちらもチェック!

モニターヘッドホンはHD25がほとんどの人にとっていいと思います。
音が本当に良い、ただこれに尽きます。
どんな目的の録音でも、どんなジャンルの音楽制作でも、どんな音楽を聴くのにも強く強く推奨します。

サウンドハウスでSENNHEISER ( ゼンハイザー ) / HD25の価格チェック

マイクバーはいろいろなアイディアで代用可能ですが、しっかり録音するなら必要です。
特にK &Mのマイクバーは振動をしっかりと抑えられるようになっているので、本当に音がいいです。
何より、ドイツ製・・・というのがまたオーディオ魂をくすぐりませんか?

K&Mのマイクロホン・バー / サウンドハウス

あとはマイクバーにマイクを取り付けるためのセロテープ(養生テープでもOK)。
筆者はAmazonでいつもこの養生テープを愛用しています。

プロの現場では・・・

ライブハウス、コンサート、舞台等の録音の場合は、ダイヤテックスの艶消しテープがおすすめ。
筆者もライブやコンサートの際はこちらのテープを使います。

客席からいかに配線が見えないようにするか?ステージの上で上手にセッティングするか?というのも録音エンジニアの腕の見せ所!

ダイヤテックス ( ダイヤテックス ) / 養生テープ パイオラン つや消し 影武者 ブラックの価格チェック

マイクバーとマイクスタンドがあればほとんどの制作に対応できます。

おすすめマイクスタンド(サウンドハウスでチェック)

ちなみにスタジオのマイクは超小型。
メガネに貼り付けたり、くねローゼというアイテムで首から下げたりもできますよ。

こちらの記事もチェック!

セッティングの完成形がこんな感じ。
マイクバーにデスク型のマイクスタンド、緑丸のレコーダーはH1 XLRを使っています。

ポッドキャスト用デスクマイクスタンド(サウンドハウスでチェック)

AB方式のセッティング

当スタジオで取り扱っているオリジナルマイクロフォンは、無指向性マイクとなっています。

無指向性マイクのセッティングは指向性マイクとは違い、ステレオセッティングの際、二つのマイクに対しある程度距離を取る必要があります。
一般的には30cm以上〜と定義されていますが、これは30cm以下だとステレオ感を出しにくいためとされています。

距離を縮めすぎると、ステレオ感がでなかったり、お互いの周波数領域が喧嘩してしまうため、必ず30cm程度以上距離を取るようにしてください。

もう少し詳しく知りたい方はこちら!

どのくらいの距離が必要か?

この距離に関しては明確な決まりはありません。

例えば、40cm離す必要があるという方もいれば、自然界の収録などでは、1mを超えるセッティング方法もあります。

海外のオーケストラのテストなどでは、数センチ単位でマイクの距離をずらし、最適な距離を計測しながらマイクセッティングをしたりするほど。

決まりはないからこそ、おもしろいし、録音エンジニアの腕が試されるわけです。
とはいえ、基準がないと困りますよね。

基準としては両方のマイクロフォンが30cm以上は最低離れるようにしてください。

30cm以上離していただくとしっかりとステレオ感がでます。

この距離は、現場によっても違いますし、収録する楽器によっても違ってきます。
この辺りもオーディオアカデミーではしっかりと指導していますので、お気軽にお問い合わせください。

例えばピアノの録音の場合はこのようにメソッドを公開しております。

30cm以上開ければ机に貼り付けてもOK?

実は机に貼り付けても使えます。

机どころかいろいろなところに貼り付けて使用することができます。
舞台などではバウンダリーマイクといって、床に貼り付けて録音することもあります。

こういうのは、無指向性ラベリアマイクならではのセッテイング方法と言えます。

この辺りはこちらの記事でも詳しく紹介しています。

ドキュメンタリー制作:インタビュー音声の録音方法

もちろん自宅のデスクに貼り付けて録音することも可能。

ただし、やはり足元がとっても大事。
マイクスタンドにしっかりセッティングすると音が違う!のは間違いありません。
どこにも貼り付けて使用できますが、鉄製のどっちりした振動を逃さないような場所が理想です。

マイクスタンドはK &Mのものを選択してください。
間違いないです!

注意点

貼り付ける際には、先端の金属部分にテープがかからないようにしてください。

また先端部分は強く押したりしないように注意し、できるだけ丁寧に取り扱うようにしてください。

外での収録の際は風切音の防止のため必ずウインドスクリーンが必要です。