【音声編集】Audacityでポッドキャストの編集方法:BGM追加のための音楽生成AIリスト
Audacityでポッドキャストを編集する方法(イントロ)
ポッドキャスト制作では、録音したトークとBGMをバランス良くミックスし、聴きやすいエピソードを作ることが重要です。
Audacityは無料ながら複数トラックを取り扱えるため、トークトラックとBGMトラックを別々に管理しながら音量調整やラウドネス処理が行えます。
このガイドでは、BGMを追加してミックスする手順までを分かりやすく解説します。
上級者の方はPythonコードで全自動編集(オーディオアカデミーへ移動)
この記事を担当:朝比奈幸太郎
1986年生まれ
音大卒業後日本、スウェーデン、ドイツにて音楽活動
ドイツで「ピアノとコントラバスのためのソナタ」をリリースし、ステファン・デザイアーからマルチマイク技術を学び帰国
帰国後、金田式DC録音専門レーベル”タイムマシンレコード”て音響を学ぶ
独立後芸術工房Pinocoaを結成しアルゼンチンタンゴ音楽を専門にプロデュース
その後写真・映像スタジオで音響担当を経験、写真を学ぶ
現在はヒーリングサウンド専門の音楽ブランド[Curanz Sounds]を立ち上げ、音楽家, 音響エンジニア,として活動
五島昭彦氏より金田式DC録音の技術を承継中
当サイトでは音響エンジニアとしての経験、写真スタジオで学んだ経験を活かし、制作機材の解説や紹介をしています。
♪この記事には広告リンクを含みます♪
手順1:音声トラックの準備
- Audacityを起動し、録音したポッドキャストの音声ファイルを読み込みます。メニューから「ファイル→読み込み→音声ファイル」を選択すると、トークトラックが新規トラックとして表示されます。
- 読み込んだトークトラックに対して不要部分のカットやノイズ除去を行い、ノーマライズ(-1 dB程度)やラウドネス正規化(配信用なら約-16 LUFS)を適用して基礎音量を整えます。
手順2:BGMトラックの追加
- BGMとして使用する音楽ファイルを用意し、Audacityで「ファイル→オーディオをインポート」を選択して読み込みます。
音声ファイルとは別のトラックとして表示されるため、複数トラックを同時に編集できます。 - BGMトラックの波形をドラッグして、ポッドキャストの開始位置や長さに合わせます。トークトラックとBGMトラックが揃うと、位置合わせの目印として黄色い線が表示されます。
手順3:音量バランスの調整
- 各トラックの左側にある「- +」スライダーを使って、トークとBGMの音量バランスを調整します。ボーカルが埋もれないよう、伴奏(BGM)の音量は少し抑え目にするのがポイントです。
- ラウドネスやノーマライズを使用してBGMの音量
- が過度にならないようにし、聴感上のバランスを取ります。
BGMの入手に使える音楽生成AIツール
ここではポッドキャストや動画用のBGMを自動生成できる音楽生成AIサービスを紹介します。
用途や著作権対応に合わせて選びましょう。
SOUNDRAW – 日本語UIで、指定した長さやジャンルに応じてBGMを生成。
商用利用が可能で、動画BGMや広告など幅広い用途に使えます。
Mubert – オンラインで無限に自動生成されるBGMを提供。API連携もあり、アンビエントやゲーム配信、瞑想向きのサウンドを簡単に得られます。
Suno / Udio – 歌詞やメロディー付きの楽曲生成に強み。短いSNS用クリップやボーカル入りのデモ作りに適していますが、現時点では商用利用に制約があるため用途に注意が必要です。
AIVA – AI作曲サービスの老舗で、クラシカルな楽曲からゲーム音楽まで幅広いスタイルに対応。マルチトラック編集やMIDI出力も可能で、自由度が高い。
Amper Music / Amadeus Code / Ecrett Music – 簡単な操作で著作権フリーのBGMを生成するサービス。用途に応じてテンポやムードを設定でき、動画やポッドキャストのBGMとして手軽に利用できます。
AI音楽生成サービスのランキングとしてAIVAやSOUNDRAW、Amper Music、Amadeus Code、Ecrett Musicなどが挙げられており、用途に応じた選び方が解説されています。