マイクロフォンのセッティング方法

このページでは無指向性AB方式のマイクロフォンのセッティングガイドを行います。

このページだけでは不安を感じる方や、特定の編成の楽器や、収録方法などについても詳しく学びたい方はマンツーマン指導のKotaro Studioオーディオアカデミーをご検討ください。

AB方式のセッティング

当スタジオで取り扱っているオリジナルマイクロフォンは、二つとも無指向性マイクとなっています。

無指向性マイクのセッティングは指向性マイクとは違い、ステレオセッティングの際、二つのマイクに対しある程度距離を取る必要があります。

距離を縮めすぎると、ステレオ感がでなかったり、お互いの周波数領域が喧嘩してしまうため、必ず距離を取るようにしてください。

どのくらいの距離が必要か?

実はこの距離に関しては明確な決まりはありません。

例えば、40cm話す必要があるという方もいれば、自然界の収録などでは、1mを超えるセッティング方法もあります。

海外のオーケストラのテストなどでは、数センチ単位でマイクの距離をずらし、最適な距離を計測しながらマイクセッティングをしたりするほど。

決まりはないからこそ、おもしろいし、録音エンジニアの腕が試されるわけです。

とはいえ、基準がないと困りますよね。

基準としては両方のマイクロフォンが30cm離れるようにしてください。

30cm以上離していただくとしっかりとステレオ感がでます。

この距離は、現場によっても違いますし、収録する楽器によっても違ってきます。
この辺りもオーディオアカデミーではしっかりと指導していますので、お気軽にお問い合わせください。

必要なアイテム

当スタジオのオリジナルマイクは、中級者の方から上級者、プロの方まで必ず満足していただける音質を提供しています。

実際にプロ仕様となる、タイプEのマイクセットだけで、音楽配信をしているライブハウスや、音響スタジオも多数存在しています。
市販品でこのクラスを超えてくるとなると、10万や20万では収まらないレベルの音であると自信を持っておすすめすることができます。

初心者の方は、最初にこのマイクを手にすると、おそらく市販されているマイクを購入することが今後なくなるでしょう。

はじめてオーディオ録音をする方のためにも、当スタジオのマイクを使ったAB方式のセットで必要なアイテムをまとめていきます。

タイプAに必要なアイテム

K&Mのマイクロホン・バー / サウンドハウス

マイクスタンドは、様々なスタイルがありますが、このストレートタイプがステレオペア録音のエンジニアとしては使いやすいと思います。

おすすめマイクスタンド(サウンドハウスでチェック)

レコーダー、マイクスタンド、マイクバー、モニターヘッドホン。

必要なのはこれだけなんです。

もっともシンプルなセットでは、デスクトップタイプのマイクスタンドを使って、ここまで研ぎ澄ましたセッティングが可能になります。

これでオーケストラも合唱もマイク位置次第ではなんでも録音できて、しかもどこかの放送局と同等レベルのクオリティーで録音できてしまいます。

写真で使っているのは、自宅用のデスク用マイクスタンドで足の部分が鉄板になっています。
非常に重たいのですが、圧倒的に音が違うのでポッドキャストなどには特におすすめです。

ポッドキャスト用デスクマイクスタンド(サウンドハウスでチェック)

レコーダーに関しては、もちろんこのように上にマウントする必要はありませんが、レコーダー機能付きのデバイスであれば、このようなセッティングが可能になります。

2024年12月時点でのおすすめレコーダーは、32bitに対応していて、プラグインパワー対応のもの。

H1essential

もしくは、H1 XLRがおすすめ。

マイクスタンドとマイクバーはしっかりしたものを選ぶなら、次の2点を買い求めてください。
しかし、Kotaro StudioのタイプAのいいところは、どこにでも貼り付けて収録ができること。

通常マイクセッティングとなると、マイクホルダーが必要だったりしますが、当スタジオのマイクですと、ガムテープかセロテープでどこにでも貼り付けて収録することができます。

マイクスタンドにセッティングした声

自宅のデスクに貼り付けて録音

確かに音質は、しっかりとしたマイクスタンドとマイクバーが良いです。
ただ、ポッドキャストや、Youtube番組などの仕込みにもデスクに簡単に貼り付けて使えるのは便利であるといえます。

マイクスタンドはK &Mのものを選択してください。
間違いないです!

プロ用のタイプEをお求めの方

タイプEのマイクロフォンはミニXLR端子を採用しています。

そのため、通常のXLRに変換するための変換プラグが必要になります。

変換コネクタはたくさんありますが、たった一つだけクオリティーが別次元のものが存在しています。
それが、AKGのミニXLR▶︎XLRコネクタです。

AKG ( アーカーゲー ) / MPA VL(サウンドハウスでチェック)

お値段が高い?
わかります。
もっと安いのがAmazonでごろごろ売ってるじゃないか?!

わかりますが、筆者もいろんなアダプターやコネクタを試してきましたが、このコネクタが音がいいんです。

せっかくこだわりのオリジナルマイクを手に取っていただくのですから、最後まで妥協しないでパーツは厳選してください。

音は沼るとしんどいです。
最初から最短ルートで最高音質を手に入れてください。