先日noteでこんな記事を書きました。
結婚に関しては多方面から様々なお祝いの言葉をいただき、noteのコミュニティーの仲間たちからもたくさんのお祝いの言葉をいただきありがたい限りです。
ところで筆者は今回結婚したのは初めてだったのですが、それはそれはもう大変で、かかるお金も膨大なのにびっくりしたわけですが、これって日本だけなのか?世界標準なのか?
気になったので海外在住の最近結婚式をした友人にも聞いてみました。
日本
まずは日本で見ていきましょう。
男と女が夫婦になるのに一体いくらくらいかかるのか?
経験のある方なら懐かしい感覚になるでしょうか。
ちなみに筆者が結婚式を契約した場所は規約としてウェブ上やSNS等で見積もりを公開することを禁じられていますから、詳細な見積もりをお教えすることはできません。
ただし一般的に調べてみると、やはり中規模では150万〜200万くらい、家族婚のような小さな式で100万〜150万くらいが相場でしょうか。
最近だと10万円ほどで挙げられるところもあるみたいですが、これもあくまでも初期費用であり、見積もりを取っていくとそこから増えていき、だいたい相場くらいの感じになるかと思います。
次に結婚指輪はどうでしょうか。
通常婚約指輪と結婚指輪は分かれていますよね。
これは婚約指輪の場合30万が相場のようです。
だいたいこれは抽象空間に付加価値が付いているものですので、全国で平均値をなんとなく統一しているような印象でした。
結婚指輪も相場としてはだいたい20万〜30万ほど。
若い世代向けに10万円代後半のショップもありましたが、だいたいこんなものでしょう。
これに加えて日本では両家顔合わせという行事が必要です。
相場だと当然人数にもよりますがだいたい6万円〜ほどだそうで、なるほど確かにそれくらいか〜という印象。
最小規模で合計すると、式が100万円+指輪が30万円+両家顔合わせ6万円、その他諸々で150万〜200万ほどにはなってくるでしょう。
ロシア
筆者はロシア人の友人が多く、1人はプログラマーでかなり長い付き合いになる方がいます。
ロシア語チャレンジは結局続きませんでしたが、この音声を吹き込んでくれている方。
彼女もモスクワで結婚式を挙げたということでお値段について聞いてみました。
私たちの結婚式は2600$くらいかなとのことでした。
指輪は350$、レストランが1300$(ゲストの数は15人)。
と回答をもらいました。
4250$ほどでしょうか。
指輪が安いのがいいですよね。
「日本の結婚は不合理に高いね!」と彼女もいっていましたが、確かにこの指輪の価格に関しては一番感じるところがあります。
原価率があまりにも低く設定されすぎていないかな・・・
いくらデザインの可愛いものが・・・といっても、30万円が相場というのはちょっと感じるところはありました。
日本の結婚式は確かに高いですが、指輪の方が驚いた記憶があります。
アルゼンチン
スペイン語に関してはコンテンツとして完成しております。
大手配信サイトからネイティブの聴き流しスペイン語を楽しむことができますので、是非通勤通学家事の時間に聞いてみてくださいね!
スペイン語に慣れると不思議と英語の聞き取りもしやすくなりますよ!
というわけでアルゼンチンの結婚事情も聞いてみました。
アルゼンチンだと式自体は200$程度。
指輪は150$ほどだったそうです。
パーティー入れても1000$ほどで収まる感覚でしょうか。
日本が1万5000$ほどと考えると、、、それはそれはまあとんでもないお値段にはなってきます。
アルゼンチンの恋愛、結婚事情は別運営サイト「青いタンゴ礁」にてかなり詳しく解説していますので、興味のある方は併せて読んでみてくださいね。
価格革命を起こしたい
さて、結婚式の準備がとんでもなく大変なのも経験してみないとわからないところもあります。
日本の結婚式は招待される側も大変な資金が必要になってくるわけです。
筆者はプロの音響エンジニアであり、元々プロデューサーだったのでプランナーの能力も持ち合わせており、写真の仕事もしていますから、こういった業界のことはかなり詳しいんですね。
ここでやっぱりびっくりしたのが、写真や音響のブライダル価格。
結婚式は基本的に式場があって、ドレス、メイク、音響、写真などそれぞれ外注を組み合わせて式を成立させています。
式場自社サービスで完結できるところはおそらく日本中探してもないんじゃないでしょうか。
その中でも音響と写真は筆者にとっては専門分野ですので、しっかり分析できたわけですが、それぞれ価格が少し無茶な設定になっていました。
音響さんなどはおそらくミュージシャン相手に同じような見積もりを出したら一瞬で業界に噂が回って干される・・・ほどの無茶な設定を出してきています。
一応ミュージシャン仲間に「もしも音響さんからこんな見積もりきたらどうする?」って聞いてみましたが、一様に「ありえない」でした。
専門分野ですし、式場もわからないところが多い。
結婚式という閉鎖的なジャンルなだけに足元をみている感じがすごいです。
写真に関してもいくらなんでも少し無茶な設定がされています。
今回結婚式に関連して一番思ったことは音響や写真に関してはKotaro Studioで価格革命を起こしたいというところ。
あとはやはりドレスのレンタルなどもです。
タキシードなどは購入した方が安いのは当たり前ですが、やはり業界同士で守るためにも衣装の持ち込みは有料(詳細は規約で出せないが結構かかる)のところがほとんどでしょう。
衣装とメイクのことはわかりませんが、写真などは、結構勉強頑張らないといけないレベルの人が撮影してたりします。
あとはお花関係もなかなかすごいんです。
ここは池坊で華道を20年やってる妻が一番驚いていました。
写真・印刷・音響のご相談
ロシア、アルゼンチンを見てもわかるように、日本はちょっと無茶しすぎなところがあります。
昭和のバブル経済時代のままそこに引っ張られている感がどうしてもあり、閉鎖的な業界なだけに時代についていけていないのは否めません。
おめでたい席ですからあんまりお金のことを言うのは・・・という日本人の心の隙をついてきています。
お金のことを考えることはとても大切。
Kotaro Studioでは写真や印刷、音響に関してできるだけお客様の心に寄り添った仕事ができるように配慮していきたいと考えています。
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プロフィール

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音大を卒業後ピアニストとして活動。
日本で活動後北欧スウェーデンへ。
アーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツ・ケルンに渡りAchim Tangと共にアルバム作品制作。
帰国後、金田式DC録音の第一人者:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入り。
独立後音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現:Kotaro Studio)」を結成。
タンゴやクラシックなどアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
大阪ベンチャー研究会にて『芸術家皆起業論~変化する社会の中、芸術家で在り続けるために』を講演。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。
祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。
現在はKotaro Studioにて『あなたのためのアートスタジオ』音と絵をテーマに芸術家として活動中。
2023年より誰かのための癒しの場所『Curanz Sounds』をプロデュース。