【タルムード】恋の強み (真実を受け入れる勇気)

※この記事は2020年10月18日に更新されました。

ポイント

タルムードの話は人の数だけ答えがあります。

正解は一つではありません。

ユダヤ式教育では、このお話を元に親子で議論するそうです。

みなさんも是非自分なりの解釈や考察を持って、自分だけのオリジナルタルムードとして編纂してみてください。

元のお話はラビ・M・トケイヤー氏の書籍から引用させていただいております。

【タルムードとは!?】ユダヤ人の成功哲学 (サイト内記事)

恋の強み

ソロモン王にはたいへん賢い、美しい娘がいた。
彼はある日夢を見て、娘の未来の夫が娘にふさわしくない悪い男だということを予感した。
そこでソロモン王は、神のしわざがどんなものか見てみようと考えた。
そして娘をある孤島に連れていき、そこにある離宮に監禁し、まわりには高い塀をめぐらして、番兵をたくさん置いた。
そしてカギを持ってそのまま帰ってきてしまった。
王が夢を見た相手の男は、どこかの荒れ地を一人さまよっていた。
彼は夜寒かったので、ライオンの死体があるところに潜り込んで寝ていた。
すると大きな鳥が来て、ライオンの毛皮ごと男を持ち上げ、姫が閉じ込められている王宮の上でそれを落とした。
彼はそこで姫に会い、二人は恋に落ちた。

引用:ユダヤ五〇〇〇年の知恵

起こることは起こる

理不尽にも自由を奪われてしまったソロモン王の娘はさぞかし王を恨んでいたことでしょう。

ユダヤ教にとって夢はとても重要な存在であり、「たとえ神がイスラエルから顔をそむけても神は夢で人々に語りかけている」と言われています。

夢によるお告げや預言が信じられていた背景があるわけです。

夢で不吉な予感を見た際には、断食をするなり、慈善行為をするなり、聖典のなかの魔除けの効果のある聖句を唱えるなど様々な対処法をすべきだと考えられていました。

これらのユダヤ教的な前提をしっかりと加味する必要があります。

宗教的な視点

ユダヤ教の視点から見ると、一つにソロモン王は不吉な夢を見たのにも関わらず、「神のしわざがどんなものか見てみよう」とアプローチしています。

本来であれば、ラビに相談し、なんらかの対処法を試みるべきであり、そういった宗教的な義務を怠ったため不吉な夢が現実化したという戒めとも取れます。

非宗教的視点

シンプルに起こることは起こる。

運命からは抗えないという教訓にも取れます。

現実や事実を受け入れることで対処できることがあるはずです。

例えば依存症などもまさに現実を受け入れられない人が陥りやすい減少と言えます。

悪い予感、悪い現象が起こる可能性が強く示唆されているにも関わらず現実を受け入れられません。(または現実を放棄(諦める))

アルコールやタバコに関して、依存の強い人ほど「オレは辞めようと思えばいつでも辞めれる」と言ってるイメージありませんか?

貧困や無知無学も何かと理由を付けて受けれることを拒んでしまう傾向があるかもしれません。

  • 世の中お金がすべてじゃない!
  • 勉強なんてしても社会には何の役にも立たない、それより世の中コミュ力だけが重要だ!

と言っている人も稀に出会うことがあるかもしれません。

必要な対処はする→そして受け入れる

起こり得る可能性のある現象を察知した場合は必要な対処はしなければいけません。

そしてそれでも運命に抗えない場合は受け入れる覚悟と勇気が必要です。

投資の世界ではまさに損切り

投資の世界で考える時にはまさに損切りに該当します。

短期投機の場合は損切りというセーフティーネットが絶対に必要です。

悪い夢を見た(悪い方向を察知した)場合に「神のしわざがどんなものか見てみよう(自分の力を信じよう)」と相場を見ずに放置したり、ナンピンしたり(離宮に閉じ込める)すると悪夢は現実のものとなり、さらに自由を奪われた娘からも恨まれるという二重の苦しみを味わうことになります。

悪い予感や想定される悪い現象に対して、適切に対処することの重要性と根拠のない自信を戒めるために効果的なタルムードのエピソードだと感じました。

介護の分野でも・・・

悪い予感や悪い現象を察知したときは、根拠のない自信で離宮に監禁したり、まわりに高い塀をめぐらしたり、番兵をたくさん置いたりしても結局トレンドは変わりません。

「ソロモン王の幸せ」、「娘の幸せ」の両方を守れるように適切に処置する必要があります。

このようにどんな分野にでも応用できる概念を与えてくれるタルムード、あなたの分野ではどのように応用できますか?

あなたはどのように解釈しますか?

人の数だけ答えのあるタルムードでした。

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