【米国株・アノマリー】感謝祭の前後の株価は上がる?下がる?

アノマリーとは?

アノマリーとは、理論的には説明できないが、経験的に観測できるマーケットの非論理的規則性のことです。

人間は習慣によって生きています。

マーケットも人間の習慣にある程度影響されるのではないでしょうか?

「信じるか信じないかはあなた次第」なアノマリー投資の世界を楽しんでください。

分析はinvesting.comの過去データを元にpandasで抽出し、サイトにまとめています。

pandasの使い方については是非100日チャレンジシリーズを参考にしてみてください。

【データ分析】株価の過去データをダウンロードする方法 (サイト内記事)

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感謝祭 [Thanksgiving Day]

アメリカ合衆国とカナダの祝日のひとつです。

Thanksgiving と略称されたり、あるいは七面鳥の日(Turkey Day)と呼んだりもします。

アメリカでは11月の第4木曜日、カナダでは10月の第2月曜日となっています。

アメリカのホームドラマなどでも感謝祭のシーンがありますが、非常に大切に取り扱われているのが見て取れます。

家族が集まって過ごす大切な日という描写が強く、アメリカ人、カナダ人にとってはかなり重要な日になっています。

感謝祭の日は祝日となっており、相場は休みですが、これだけ重要な祝日ですから、その前後では何か動きがあるかもしれません。

感謝祭の由来

ポイント

感謝祭は、イギリスからマサチューセッツ州のプリマス植民地に移住したピルグリム・ファーザーズの最初の収穫を記念する行事であると信じられています。

ピルグリムがプリマスに到着した1620年は厳しい冬となり、大勢の死者を出しました。

翌年、近隣に居住していたインディアンのワンパノアグ族からトウモロコシなど、新大陸での作物の栽培知識を教わり生き延びられたとされています。

そのお陰で1621年の秋は、特に収穫が多かったため、ピルグリムがワンパノアグ族を招待し、神の恵みに感謝して共にご馳走をいただいたことが始まりとされています。

プリマス植民地で最初に祝われた1623年の感謝祭は食事会というよりもどちらかというと教会で礼拝を行い、神に感謝を捧げる宗教的な意味合いが強かったそうです。

現代の感謝祭は、宗教的な意味合いはほとんどなくなっています。

現代では、たくさんの親族や友人が集まる大規模な食事会としての位置づけで、大切な家族行事のひとつとなっています。

感謝祭前日と感謝祭休日最後となる日曜日は、空港、高速道路、鉄道などの交通機関が大混雑・大渋滞となることで有名。

この辺りは日本のお盆休みのような感覚かもしれませんね。

感謝祭当日の空港や公共交通機関は非常に閑散となっていて、感謝祭が行楽のための休日ではなく家族や親戚が集うためのものであることを表しています。

本格的な冬のはじまり

感謝祭は本格的な冬のはじまりであるとされています。

各地の集会場などでは慈善団体がホームレスなどの「あまり幸運ではなかった(less lucky)」人々に温かい七面鳥料理をふるまうのも恒例行事となっています。

多くの州は感謝祭の翌日の金曜日も祝日扱いとして4連休の感謝祭休日(Day After Thanksgiving)とし、中には感謝祭の前の水曜日から5連休とする州もあるほどです。

このように見るといかに感謝祭がアメリカにとって大型イベントであるかがわかります。

ブラック・フライデー&サイバー・マンデー

感謝祭が過ぎるとクリスマスプレゼントの購入に向けて消費が激しく動くため、小売業界では感謝祭をクリスマス・セールの前哨戦と認識し、特別セールを行います。

特別セールを境に小売店の年間収支が黒字に転換するといわれていることから、感謝祭の翌日を「ブラック・フライデー」、週明けの月曜日にインターネットを利用してECサイトでプレゼントを購入する人が多いことから、感謝祭休み明けの月曜日を「サイバー・マンデー」と呼ぶのが恒例となりました。

感謝祭からクリスマスまでの期間、小売店の年間の総売上で重要な期間となっており、小売業の年間売り上げの半分がこの一ヶ月に集中するとも言われています。

【米国株・アノマリー】クリスマスの前後は!?(サイト内記事)

一般的な感謝祭の食事

日本でもイベントの際に食べる習慣のある食材などがありますが、感謝祭でも定番の食材があるようです。

伝統的なメインディッシュ

角切りにしたパンを用いた詰め物(「スタッフィング(stuffing)」または「ドレッシング(dressing)」と呼ばれる)をした大きな七面鳥の丸焼きであす。

アメリカのホームドラマの代名詞とも言えるフルハウスでも角切りにしたパンに詰め物をした料理が登場していました。

感謝祭の日が「七面鳥の日」(Turkey Day)と口語的に呼ばれることがあるのはこのため。

ベジタリアン向けに、七面鳥を模し豆腐や麩で作った食品(トーファーキーなど)も市販されています。

副菜

マッシュポテトとグレービーソース、オレンジ色のサツマイモ料理、さやいんげんのキャセロールなどが一般的です。

デザート

アップルパイやパンプキンパイが多いとされています。

感謝祭の伝統的な食事をいつ摂るかについては、昼食、夕食、午後4時ごろなど、家庭によって異なります。

感謝祭前後の相場

11月の第4金曜日というわけで、毎年日付けが違いますから年11月20日~11月30日(2008~2019)までのダウ平均のデータをみてみたいと思います。

【データ分析】株価の過去データをダウンロードする方法 (サイト内記事)

11月30日11月29日11月28日11月27日11月26日11月25日11月24日11月23日11月22日11月21日11月20日
2008年(感謝祭は27日)☆1.17%★2.91%0.43%4.93%6.54%-5.56%
2009年(感謝祭は26日)0.34%☆-1.48%★0.29%-0.16%1.29%-0.14%
2010年(感謝祭は25日)-0.42%-0.36%☆-0.85%★1.37%-1.27%-0.22%
2011年(感謝祭は24日)4.24%0.28%2.59%☆-0.23%★-2.05%-0.46%-2.11%
2012年(感謝祭は22日)0.03%0.28%0.83%-0.69%-0.33%☆1.35%★0.38%-0.06%
2013年(感謝祭は28日)☆-0.07%★0.15%00.05%0.34&0.69%-0.41%
2014年(感謝祭は27日)☆0★0.07%-0.02%0.04%0.51%0.19%
2015年(感謝祭は26日)-0.44%☆-0.08%★0.01%0.11%-0.17%0.51%
2016年(感謝祭は24日)0.01%0.12%☆-0.28%☆0.36%★0.31%0.35%0.47%
2017年(感謝祭は23日)1.39%0.44%1.09%0.1%☆0.14%★-0.27%0.69%0.31%
2018年(感謝祭は22日)0.79%-0.11%2.5%0.44%1.46%☆-0.73%★0-2.21%
2019年(感謝祭は28日)☆-0.4%★0.15%0.2%0.68%0.39%0.2%-0.4%
Kotaro Marks調べ

★が感謝祭前日。
☆が感謝祭明け。

2008年から見てみると、感謝祭の前日★は過去12回中9回でプラス、1回で動きなし、2回でマイナスとなっています。

同様に2008年から見てみると、感謝祭明け☆は過去12回中7回でマイナス、1回で動きなし、4回でプラスとなっています。

このようにしてみると、感謝祭前日の方が勝率は高そうです。

1990~2007年まで・・・

★=感謝祭当日 – 1日
☆=感謝祭当日 + 1日

1990年11月22日(感謝祭当日)

★Open [2530.939941] – Close[2539.360107] 結果=プラス
☆Open [2536.879883] – Close[2527.229980] 結果=マイナス

1991年11月28日(感謝祭当日)

★Open [2908.770020] – Close[2900.040039] 結果=マイナス
☆Open [2895.129883] – Close[2894.679932] 結果=マイナス

1992年11月26日(感謝祭当日)

★Open [3248.699951] – Close[3266.300049] 結果=プラス
☆Open [3266.300049] – Close[3282.199951] 結果=プラス

1993年11月25日(感謝祭当日)

★Open [3674.199951] – Close[3687.580078] 結果=プラス
☆Open [3687.600098] – Close[3683.949951] 結果=マイナス

1994年11月24日(感謝祭当日)

★Open [3678.000000] – Close[3674.629883] 結果=マイナス
☆Open [3674.600098] – Close[3708.270020] 結果=プラス

1995年11月23日(感謝祭当日)

★Open [5022.799805] – Close[5041.609863] 結果=プラス
☆Open [5042.000000] – Close[5048.839844] 結果=プラス

1996年11月28日(感謝祭当日)

★Open [6526.600098] – Close[6499.339844] 結果=マイナス
☆Open [6500.500000] – Close[6521.700195] 結果=プラス

1997年11月27日(感謝祭当日)

★Open [7809.200195] – Close[7794.799805] 結果=マイナス
☆Open [7795.299805] – Close[7823.100098] 結果=プラス

1998年11月26日(感謝祭当日)

★Open [9300.780273] – Close[9314.280273] 結果=プラス
☆Open [9311.849609] – Close[9333.080078] 結果=プラス

1999年11月25日(感謝祭当日)

★Open [11000.219727] – Close[11008.169922] 結果=プラス
☆Open [11007.259766] – Close[10988.910156] 結果=マイナス

2000年11月23日(感謝祭当日)

★Open [10484.259766] – Close[10399.320313] 結果=マイナス
☆Open [10403.870117] – Close[10470.230469] 結果=プラス

2001年11月22日(感謝祭当日)

★Open [9894.190430] – Close[9834.679688] 結果=マイナス
☆Open [9833.089844] – Close[9959.709961] 結果=プラス

2002年11月28日(感謝祭当日)

★Open [8678.959961] – Close[8931.679688] 結果=プラス
☆Open [8933.669922] – Close[8896.089844] 結果=マイナス

2003年11月27日(感謝祭当日)

★Open [9763.490234] – Close[9779.570313] 結果=プラス
☆Open [9779.719727] – Close[9782.459961] 結果=プラス

2004年11月25日(感謝祭当日)

★Open [10493.860352] – Close[10520.309570] 結果=プラス
☆Open [10518.690430] – Close[10522.230469] 結果=プラス

2005年11月24日(感謝祭当日)

★Open [10871.429688] – Close[10916.089844] 結果=プラス
☆Open [10916.089844] – Close[10931.620117] 結果=プラス

2006年11月23日(感謝祭当日)

★Open [12321.910156] – Close[12326.950195] 結果=プラス
☆Open [12321.709961] – Close[12280.169922] 結果=マイナス

2007年11月22日(感謝祭当日)

★Open [13006.650391] – Close[12799.040039] 結果=マイナス
☆Open [12796.070313] – Close[12980.879883] 結果=プラス

まとめ

このように眺めてみると感謝祭の前日はプラスに動きやすいという傾向が見られます。

特に2008年以降2019年までは前日のプラス率は非常に高い傾向にあります。

みなさんはどのようにお感じになりますか?

米国株アノマリーでした。