【タルムードとは!?】ユダヤ人の成功哲学

※この記事は2020年10月5日に更新されました。

簡単に言うと・・・

ユダヤ教の教典の一種で、口伝で語り継がれてきたトーラーです。

ユダヤ人にとっての一番の財産は何か?!

金でも宝石でも家でもお金でも土地でもありません。

叡智なのです。

金や宝石や土地はいつ誰か奪われるかわからないもの。

しかし、叡智は奪うことはできません。

そしてこの叡智さえあれば、再び金や宝石、土地や家お金は手に入れることができるわけです。

船客のすべてが大金持ちの話。
その中に一人のラビ(ユダヤ教の賢者)がいました。
船客の大金持ちたちは皆富の比較をして楽しんでいました。
ラビは「私が一番富んでいる人間だと思う。しかし、今私の富を皆さんに見せることはできない」と言いました。
その後、海賊が船を遅い、金持ちたちは金銀財宝すべてを奪われました。
やっとのことで船は港に到着。
ラビはすぐにその街で教養が高いことを認められ学校で生徒を集めて教え始めます。
しばらくして一緒に旅行したかつての大金持ちの船客たちに再会すると、船客たちは「確かにあなたは正しかった。教育のある者はあらゆるものを持っているのと同じだ」と言いました。

ユダヤ五〇〇〇年の知恵

数々の迫害や戦争でユダヤ人に関する多くの本が焼かれてきたでしょう。

島国日本でさえ、仏教派によって、神道に関する叡智のほぼすべてを失っています。

ポイント

飛鳥時代神道派と仏教派の争いがあり、仏教派の蘇我氏は朝廷の大切な図書館に火を放ったと言われています。

日本において現存する最古の資料は古事記。

その最古の資料は図書館焼失の67年後、712年になってようやく書き始められました。

そんな中、口伝での叡智の伝承は最強です。

そんなタルムードはまさにユダヤ人の叡智、スピリットと言えるのではないでしょうか。

タルムードの量

ラビ・M・トケイヤー氏がいろんな書籍の中でタルムードの量について語っています。

ある有名な大学のプロフェッサーから、私のところに電話がかかってきた。
内容は、タルムードを研究したいので、一晩でいいから貸してくれないかということだった。
私はさっそくOKした。
そして丁重にご返事申し上げた。
「結構です。いつでもお貸ししますが、その代わりおいでになるときは、トラックに乗ってきてください。」
タルムードは全部で20巻、1万2千ページにおよび、語数にして250万語以上、重量75キロという膨大なものだからである。

ラビ・M・トケイヤー

紀元前500年から紀元後500年までの口伝を、10年間かけて2000人の学者が編纂したものであると言われています。

ポイント

タルムードには一般的にバビロニアタルムードと、パレスチナタルムードがありますが、バビロニアタルムードの方が権威性が高いと言われており、重要視されています。

今日一般的にタルムードというとバビロニアタルムードのことを指します。

一人一人が編纂者

タルムードはどの巻を広げて見ても、必ず第2ページから始まっています。

これはタルムードを読まなくてもあなたはすでにタルムードの研究者の一人であるということを意味しているそうです。

また、最後には白紙のページが用意されており、「常に書き加える余地があること」を象徴しています。

つまり、タルムードは学ぶ人一人一人が創造し、一人一人が書き加えていけるまさに人類の叡智と言えます。

この徹底した学びの姿勢がユダヤ人の成功哲学の根底にあるのかもしれません。

一人一人に解釈が生まれる

タルムードは政治、科学、金融、文学、道徳、宗教などなど、あらゆる分野の叡智が記されています。

しかし、明確な答えが記載されているわけではありません。

一人一人が考え、解釈しなければいけません。

完全な思考停止でタルムードを読んでも全く意味がわからない状態に陥ってしまいます。

この難読の叡智を体得できますか?!

こんな質問に、ラビ・M・トケイヤー氏は次のような話を紹介してくれています。

二人の男が、長い旅行をして、腹をすかしていた。
ある部屋に入ってくると、おいしいくだものがかごに入れられて、天井からぶら下がっていた。
一人の男は、「くだものは食べたいけれども、あれはあまり高いところにあるから、おれは取れない」と言った。
しかし、もう一人は、「とてもおいしそうで、おれは絶対に食べたい。確かに高いところからぶら下がっているけれども、そこにぶら下がっているということは、誰かが前にそこに吊るしたということだ。だからわれわれでもあそこに届かないはずはない」と考えて、はしごをさがし、一歩一歩踏みしめながら上がって、くだものを取った。

ラビ・M・トケイヤー:ユダヤ五〇〇〇年の知恵

できない理由を探すのはあまりにも簡単です。

「私にはできない」という判断を下した時点でもう終わりです。

餓死してしまうでしょう。

しかし、できる理由をすぐに見つけて、すぐに行動することで、道は開かれます。

そして一歩一歩踏みしめて学んでいくことでくだものをつかみ取ることができるわけです。

途中でハシゴが何度も倒れて怪我をするかもしれません、その痛みの分だけハシゴの角度や調整の精度は格段に上がっていくことでしょう。

世界初の著作権

タルムードが初めて活字印刷されたのは、1482年、スペインのグアダラハラだと言われています。

「許可なく複製することを禁ずる」と書き込まれており、タルムードの初版本は版権を主張した世界で最初の本だと言われています。

しかし、その後すぐスペインの国王は「ヘブライ語の本をもっていることがわかったら誰であっても死刑にする」と布告。

ほとんどの書籍が焼かれたと言われています。

記憶に新しい時代で言うと、ナチスドイツがユダヤに関する書物をすべて焼き尽くすよう命じ、実行されています。

どれほどの価値があるのか!?

ラビ・M・トケイヤー氏曰く、「あなたが知っている限りの世界の偉人ばかり数百人を一つの部屋に集めて、テープレコーダーをどこかに仕掛けておく。そしてこの偉大な人物たちが、数百時間にわたって話し続けた内容を録音したとしよう。それは非常に貴重なものである。タルムードはそれに十分匹敵するだけの魅力を持っている。」

と表現されています。

必ず一人一人に考える余地を与えてくれつつ叡智を伝授してくれるタルムード。

まさに無限の可能性を秘めた人類の叡智と言えます。

あなた自身のタルムードを編纂していってはいかがでしょうか。

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