上級者向け?!3つの無指向性のおすすめマイクを紹介

無指向性マイクロフォンのおすすめ

本日は無指向性編。

無指向性マイクは少し取り扱いが難しいじゃじゃ馬マイクとなっています。

【音響の基礎】マイクロフォンの種類を知る(サイト内記事)

しかし、うまくはまった時の破壊力はどんな高級な指向性マイクでも敵わないすさまじい威力を発揮してくれます。

それだけにどうしても上級者向けのマイクとなってしまいます。

初心者の方はマイクロフォンのメーカーや種類を覚えるためにも備忘録としてチェックしてみてください。

もちろん私は上級者になるまでオーディオをやめない!だから最初からじゃじゃ馬無指向性マイクで勝負!!!

という方は是非購入や導入を検討してみてはいかがでしょうか。

今回はシーン別ではなく、筆者がこれまで出会ってきた無指向性マイクでこれは!

というものをピックアップしています。

ポッドキャストにおすすめのマイクは?!【シーン別おすすめマイクロフォン選別】 低予算編(サイト内記事)

ピアノ録音のマイクは?!弦楽器のマイクは?!【シーン別おすすめマイクロフォン】 予算たっぷり編(サイト内記事)

DPA 4006

DPA ( ディーピーエー ) / ST4006A

筆者が演者から、裏方に進むことになったきっかけをくれたマイクロフォンでした。

その昔自身のピアノトリオを五島昭彦氏に録音してもらった時に使用してもらったのがこのDPA 4006。

衝撃でした。

取り扱いもそれだけ難しくはなりますが、ワンポイント録音するならDPA 4006のペアは最高です。

ただし、弦楽アンサンブルに関してはショップスのMKシリーズの方が素晴らしい質感を演出してくれます。

DPA 4006 音質チェック

DPA 2006

DPA ( ディーピーエー ) / ST2006A

DPA 4006の約半額で買える無指向性のマイクロフォン。

DPA公式サイトの比較音源を視聴してみると、やはり4006は王者・・・

それは揺るぎないですが、2006のポテンシャルはお値段とは完全にかけ離れています。

4006の芳醇さが若干足りない感はありますが、最高峰であることには変わり在りません。

ウイスキーで例えるとすると、DPA 4006は18年物、DPA 2006は8年物。

といった感覚でしょうか。

SENNHEISER MKE2

SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / MKE2P-C

ラべリアマイクという形態のマイクロフォンで非常に小さな素子でそのまま収録します。

小さいのでコンサートの本番などでも客席から目立たず収録できるのが特徴。

バウンダリーマイクとして採用することもあります。

同じくこのラべリア形式のマイクロフォンでDPA4060というのがありますが、個人的には4060よりも、MKE2の方がぬべーーーーと底を走る様なニュアンスの音になって好きです。

ブランドをDPAで揃えてる!という方などは4060でもそこまで大差を感じることはないと思います。

DPA ( ディーピーエー ) / 4060-OC-C-B00

ペアで揃えても10万円前後と比較的リーズナブルに揃えられることも大きく、サイズ自体も小さいので小回りの利く高性能マイクで無指向性マイク入門にはオススメです。

こちらはMKE2をメインマイクとして、補助マイクにWM-61A(バイオリンだけをピックアップ)を使い収録しています。

バンドネオンの前に立てているのがMKE2です。

高さも非常に重要になってきますが、もし本番で収録するのであればこのまま床に貼り付けて収録することも可能。

小さいのでミュージシャンもマイクと気付かない人もいるほどで、マイクがあると途端に緊張してしまうミュージシャンや、お子さんの発表会なんかでも重宝します。

番外編:WM-61A(一個50円?のマイク)

完全に番外編になりますが、やはり無指向性マイクと言えばWM-61Aの存在は無視できません。

秋月電子通商さんで、現在はWM-61A相当品という商品が販売されています。

エレクトレットコンデンサーマイクロホン(ECM) WM-61A相当品

一個50円のマイクです。

これまで見てきたお値段のマイクと比較するとありえない低価格のマイクですよね。

しかしこれ、お値段は50円ですが、実力は50円じゃないんです。

本当にありえない音質です。

二個で100円です。

奇跡的なマイクロフォンなのですが、販売しているのが素子のみですので、自分で組み立てないといけません。

その点でかなり上級者向けのマイクになりますので番外編とさせていただきました。

WM-61Aの組み立てはネットでも検索するとたくさん出てきますので、興味のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

こちらの記事ではレコーダーはTascam DR-22WL VER2-Jですが、マイクロフォンはWM-61Aを使用しています。

無伴奏バイオリン&ジャズサックス音源 Tascam DR-22WL VER2-J

まとめ

無指向性マイクは取り扱いが難しいだけにうまくはめられたときは感動します。

もちろんポッドキャストに無指向性を使ってもいいですし、向いている、向いていないなどは主観的な問題になります。

筆者も基本的に無指向性マイクで経験を積んできましたが、最近ではもっぱら指向性マイクばかり興味がいっています。

正直無指向性マイクはWM-61Aの存在が大きすぎて、どうしても予算を思い切ってぶっこめないところがあります。

それだけWMの存在が凄まじいということなんですが、指向性は予算をかければかけるほどしっかり等価値で性能を提供してくれるので予算のかけがいがある。。。といった感覚です。

無指向性マイクを軸として、指向性マイクで補助的に収録したり、そういったコンビネーションでの録音方法もこのカテゴリーで追って紹介していきたいと思います。

Kotaro
Kotaro
服部 洸太郎
音大を卒業後ピアニストとして活動。
自身のピアノトリオで活動後北欧スウェーデンにてシンガーアーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツへ渡りケルンにてAchim Tangと共に作品制作。
帰国後、金田式電流伝送DC録音の名手:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入りし、録音エンジニアとしての活動開始。
独立後、音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現在はKotaro Studioに統合)」を立ち上げ、タンゴやクラシックなどのアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。
祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、介護で使えるプログラムをM5Stackを使って自作。
株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。
現在はKotaro Studioにてアルゼンチンタンゴをはじめとした民族音楽に関する文化の研究、ピアノ音響、さらに432hz周波数を使った癒しのサウンドを研究中。
スタジオでは「誰かのためにただここに在る」をコンセプトに、誰がいつ訪れても安心感が得られる場所、サイトを模索中。