ピアノ録音のマイクは?!弦楽器のマイクは?!【シーン別おすすめマイクロフォン】 予算たっぷり編

シーン別マイクロフォンのおすすめ

シーン別におすすめのマイクロフォンを選んでいきたいと思います。

これは筆者が実際に使ったことのあるマイクだったり、レンタルで使ったり、比較音源などを入手して聴き比べたもので選別しています。

マイクの音はマイクアンプとADCで決まります。

いくら良いマイクを買っても例えばブラックマジックポケットシネマカメラなどに直接挿して使ったりすると、マイクアンプやADCはブラックマジックのモノを使用することになり、マイクの性能を最大限発揮することができません。

是非良いマイクを購入したら、良いマイクアンプとADCを使ってください。

ちなみにできるだけ低予算で収録したい方、現場での予算が限られている方は低予算編も合わせて参考にしてみてください。

ポッドキャストにおすすめのマイクは?!【シーン別おすすめマイクロフォン選別】 低予算編(サイト内記事)

ポッドキャストや一人でトーク収録(音楽作品用のボーカルにも)

とりあえず予算に余裕のある方はこれで失敗することはありません。

サウンドハウスさんでの購入はこちら。

NEUMANN ( ノイマン ) / TLM103 Studio Set

【コスパ最強!】LEWITT ( ルウィット ) / LCT440PURE 音質チェック

↑↑↑こちらの記事にて、低予算編で紹介した440との比較があります。

もちろん驚くのは440の性能にはなるのですが、Neumann103はやはり価格なりの違いを感じさせてくれます。

一方で、102というのがあります。

デザインも似てるけど、価格は半分?何が違うの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

全然音が違うんです。

よくTLM102とTLM103を比較する動画や記事がありますが、個人的には全くの別物で、比較対象ではないと思っています。

Neumannは上を見ればキリがないほど、高額なマイクがたくさんありますが、指向性の大口径コンデンサーはこのTLM103を分岐点として高級度が一気に高まる感覚です。

TLM102を6万円出して買うのであれば是非もうちょっと頑張ってTLM103にしましょう。

逆に予算的にTLM102じゃないと厳しい。。。という方はルイットの440にしましょう。

この手のシーンでは定番となるのはU87

定番すぎてもうU87が一応の世界標準といった感覚です。

ただ、個人的には全然オススメしません。

唯一スタジオ経営したい人は、一本置いておかないとかっこつかない。。。というもはや名前だけのマイクという感覚です。(もちろんそれなりの性能ではありますが・・・)

U87は音に関わる業界の人であればほぼ誰もが知っている定番中の定番ですので、名前を覚えておくといいかと思います。

個人的にはまだ未検証で今めっちゃ興味あるのが最近一押しのルイット。

こちらも検証した後にレビューしたいと思います。

とりあえず予算のある方はTLM103がベストです。

複数人でポッドキャスト収録などをする場合は、これらのマイクロフォン×人数分必要です。

【ポッドキャストやボーカル録音】マイクの使い方(サイト内記事)

屋外でのロケ&自然界の収録

ショップスのショットガンマイクはまさに別格です。

SCHOEPS ( ショップス ) / CMIT 5U

予算に余裕のある方でショットガンマイクを購入予定の方はCMIT 5Uで決まりです。

もちろんゼンハイザーの416や8060も最高ですが、CMIT 5Uは頭一つ抜けている。。。といった感じ。

アコースティック楽器の収録(音楽収録)

こちらもリンクがなかったのですが、ショップスになります。

予算に余裕のある方は基本ショップスになるかと思います。

SCHOEPS ( ショップス ) / Stereo Set MK 4

SCHOEPS ( ショップス ) / Stereo Set MK 4

SCHOEPS ( ショップス ) / Stereo-Set MK 5

MK4は指向性のマイクロフォン。

もうとにかく最高です。

特に弦楽器との相性は抜群で、松脂の質感なども捉えるその感性はまさに生き物。

弦楽器の収録でMK4よりも最適なマイクはない・・・と言い切ってしまいましょう。

最近だと指向性切り替え式のSCHOEPS ( ショップス ) / Stereo-Set MK 5が出ています。

SCHOEPS ( ショップス ) / Stereo-Set MK 5

こちらは指向性と無指向性を切り替えて使用できるため、表現の幅がさらに広がります。

コスパは最高ですね。

指向性しか使わないという方はMK4。

無指向性も駆使して使い分けたいという方はMK5で決まりです。

ちなみにVlogではMK2カプセル、ショップスの無指向性カプセルの金田式DC録音の音源を少しだけ紹介しています。

アコースティック楽器の収録(ピアノの場合)

さて、音の宇宙とも言われるピアノ録音。

ピアノ録音の場合はマイク選定は非常に難しい課題となってきます。

無指向性だと広がりを抑えるのに一苦労、指向性だと、なんだか安っぽい音になりがち。。。

筆者は現時点ではピアノを録音する場合は無指向性マイクを選びます。(環境や状況によって変わります)

理由は指向性マイクの場合はどうしてもマルチマイク気味になってきてしまうのと、マルチマイクの指向性収録をした場合最近の大手サンプリング音源メーカーが出しているサンプリング音源に太刀打ちできない面が出てくるからです。

無指向性マイクだと自分の音を作っていけますし、ワンポイントがしっかりはまれば1人でも世界と戦える音を収録することができるからです。

そんな無指向性マイクですが、先述のショップスMK2ももちろんいいのですが、純粋にピアノ録音だけに絞って考えてみると、DPA4006がやはり王者かな。。。と思っています。

DPA ( ディーピーエー ) / ST4006A

ショップスもDPAもタイムマシンレコード時代に使わせてもらっていたマイクで、自分で購入してのレビューではありませんが、どちらを買うか?と言われると、もう悩みすぎて決められないまま数年経過しているという状態です。

ショップスのMK4(MK5), DPA4006, この二択、そしてどちらを選択しても最高の設備投資になることは間違い無いでしょう。

ちなみにこちらも金田式DC録音でのテストで、ほんの少ししか音源掲載していませんが、DPA2006 VS DPA4006との比較音源があります。

興味のある方は是非聴き比べてみてください。

まとめ

何度も繰り返しになりますが、これらのマイクは良いマイクプリアンプと良いADCと組み合わせることで本来の性能を発揮します。

特に今回紹介したショップスあたりになってくると、例えばCMIT 5Uなどは絶対にカメラ(内蔵のADC)に挿して使ったらダメです。

みなさんの参考になれば幸いです。

この記事を書いた人

こうたろう

元ピアニストでフォトグラファー&サウンドデザイナー
ミュージシャンだった父の音楽スタジオと、モデルだった母の仕事場であるフォトスタジオの現像ルームが子供時代の遊び場という恵まれた環境で育つ。
音楽大学を卒業後ピアニストとして活動を開始。
自身のピアノトリオで活動後北欧スウェーデンにてヨーテポリを拠点に活動するシンガーアーティストLindha Kallerdahlとセッションを重ね声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後単身ドイツ・ケルンへ渡独。
ドイツから帰国後ピアノソロ作品アルバムと共に同時リリース。
金田式電流伝送DC録音の第一人者である五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入りし、活動を開始。
独立後、音楽プロデューサーとして音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現在はKotaro Studioに統合)」を立ち上げ、タンゴやクラシックを中心としたアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
現在は元ピアニストの経験を生かしたミュージシャンのライブフォトを得意としながら、肖像写真、動物写真、自然写真を中心にミュージックビデオの制作などオーディオ技術も得意とするフォトグラファーとして活動中。