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それでは本日も張り切って。。。いえいえ、ゆるりと参りましょう~!
選び方のポイント

2日目でオーディオインターフェイスとは何か?をざっくりと学びました。
では、具体的にどれを買えばいいの?
各社たくさん商品を出しているのでどれを選べばいいかわかりません。
もちろん、デザインで決めてしまってはいけません。
前回ご紹介した通り重要なポイントは良いマイクプリアンプが入ってるか?良いADCが入っているか?良いヘッドホンアンプが入っているか?
追って解説しますが、録音方法には他にフィールドレコーダーを使うという手があります。
これは主に野外でのロケ収録などに使う方法です。
室内ではマスタリングのみ、録音は外でしかしません!という方は4日目の記事までお待ちください!

もちろん最近ではノートパソコンのクオリティーも昔と比べると考えられないほど伸びていますし、ロケや屋外での収録もタブレットやPCを持ち出して収録することが可能ですが、まずはおおまかにこのように区分できると覚えておきましょう。
機材選定~おすすめピックアップ
入門&実力派
では、室内やスタジオで収録する場合はどのオーディオインターフェイスが最適でしょうか。
良いマイクアンプ、良いADCが搭載されていることが絶対条件になります。
TASCAM ( タスカム ) / SERIES 208i
こちらは紹介文を見ていただければわかると思いますが、超低ノイズultra-HDDAマイクプリアンプを4系統搭載と記載されています。
そうなんです、選ぶ際にはマイクプリアンプが重要だとお伝えしたと思いますが、ここに自信があるということがポイントです。

おすすめポイント!
また、最大24bit/192kHzまで収録できることもポイント!
さらに、デジタル入力があることで、他の機器との拡張性は非常に高くなります。
これはまだ初心者の段階ではあまり使うことはないかもしれませんが、追々あるのとないのとでは、全然違ってきます。
いつの日か・・・
「デジタル入力なくてもいいから安くしてほしかった・・・」と思うよりも
「あってよかったデジタル入力」
と思う確率の方が断然高いです。
室内やスタジオで録音する入門機としては価格と性能のバランスが非常によく、オススメ!
最大4人でのポッドキャスト収録も可能です。
いや、一人でしか収録しない。。。という方はチャンネル数が少ない↓↓↓バージョン「SERIES 102i」↓↓↓がおすすめです。
TASCAM ( タスカム ) / SERIES 102i
ZOOM ( ズーム ) / UAC-2 オーディオインターフェイス USB3.0
こちらも入門機としては定番のオーディオインターフェイス。
ズームらしい素直で透明感のある音が特徴です。
さて、こちらも商品説明を探ってみましょう。
当講座でも重要ポイントとして挙げているADC。
説明ではこのように記載されています。
こだわりのオーディオ性能原音に忠実なジッターフリーのアシンクロナス(非同期)伝送システムを採用。192Hzをサポートする最新のAD(バーブラウンPCM4202)/DA(AITMAK4396)コンバーターを採用。システム全体で原音を忠実に再現します。
バーブラウンのチップか旭化成のチップかが入っていればまず間違いは起こりません。
原音を忠実に再現する能力に特化しており、予め色付けされた音を求める方にとっては少し物足りない感覚を感じるかもしれませんが、個人的にはズームの原音忠実性こそが音響の美学ではないかと考えています。
デジタル入出力が付いていないのは残念ですが、ヘッドホンアンプも申し分なくこれ一台で録音、マスタリング、再生、また超低レイテンシの実現でMIDI入力もほぼ遅延を感じることなく行うことが可能です。
ブランド重視派
ブランドで選ぶ方法も一つだと思います。
やはり業界で定番のメーカーやブランドの物というのは信頼されるだけの実力を持っていますし、もし、今後仕事として受注したりする場合は定番のブランドがあるとクライアントから一気に信頼度が上がったりする場合があります。
例え映像専門の方であってもオーディオも一流ブランドを使っているとなったらやはり拍が付くというものです。
業界定番のブランドと言えばやはりまずはこちら。
RME USB FireWire オーディオインターフェイス Fireface UCX
ミュージシャン側から見ても、スタジオに収録行ったときに「おっ、RME入ってるな!いいね~」となります。
世界的なオーディオ大国ドイツの老舗ブランドで、業界でもかなり信頼されています。
ブランド力があるためやはり高額にはなりますが、個人的にはコスパはそんなに良くないかな~という感覚。
お値段以上の価値を提供してくれる爆発力を持った機種ではなく、質実剛健お値段相応の実力をしっかりと提供してくれるという感覚です。
これ一個買っておけば録音、再生、拡張性とまず失敗することはありません。

おすすめポイント!
筆者はタイムマシンレコード時代に全モデルであるFireface UCを長く使っていました。
感想としては不満はほぼない。
という感じです。
音は完全に及第点だったのだと思います。
拡張性も申し分ないだけに長く愛用できる一台となるはずです。
ただし、この機種を使いこなせるくらいにまでなれば他の選択肢も増えてきますので、「とにかくブランドなんだ!ブランド力が欲しい!」という方以外は段階を経てから買っても遅くはないかもしれません。
RME ( アールエムイー ) / Babyface Pro FS
同じくRMEの物ですが、こちらも入門用オーディオインターフェイスとしてオススメされる傾向にあります。
こちらも大きな間違いは起こりません。
ただ、ブランド重視派としての選択にはなります。
大きな失敗は起こりませんが、お値段相応以上の実力は期待しないようにしましょう。
低予算を極めたい方
入門&実力派で紹介したオーディオインターフェイスは予算的にもかなり常識的なお値段ではありますが、もっと低予算で始めたい方は一択になります。
ZOOM ( ズーム ) / U-44
在庫があればかなりオススメ。
筆者もこの機種でピアノ録音したりしていますので、是非視聴してみてください。
デジタルインがついていて、2万円を切る価格で、この音質はないだろう・・・(良い意味で)
という機種です。
ヘッドホンアンプもなんと、バッチリなんです。
これはやばい、、、不気味な機種です(良い意味で)
どこにも在庫がないのも納得。
注意
ただし以下の点に注意が必要。
- 単体だと44.1khzまでしか録音できない。
- 一応MIDIの入出力はついているが、モニターの遅延はかなりある。
以上の点で室内&スタジオ収録するための固定環境としては役不足な感じは否めません。
ただしとにかく激安です。
3日目まとめ
本日は具体的なオーディオインターフェイスのオススメをピックアップしてみました。
次回も機材を揃えようシリーズをお届けします。