知っておきたい音響機材の管理や注意点

本日は機材の管理や注意点についてお届け!

やっぱりせっかく良い機材を買ったのだから末長く使いたいものです。

レンズやマイクは誕生以来どんなにITが発達しようとも形を変えずに私たちの五感を記録し続けてくれています。

50年前のマイクやレンズも使えます。

つまりほぼ一生もののアイテムとなるものと言えます。

大切に使っていきましょう。

基本は同じ

機材関係すべてに共通して言えることですが、湿気は大敵です。

とにかくもう湿気は避けて保管&管理していきましょう。

カメラもオーディオも日本は世界でもトップクラスの実力を誇っています。

というか、ほぼトップ?!

ドイツと肩を並べてトップといってもいいでしょう。

そんな湿気に大敵なカメラとオーディオを世界トップクラスの湿気の国である日本が優秀というのはつくづく日本って不思議な国だと感じます。

カメラや映像関係の方であればこれまで釈迦に説法となりますが、シリカゲルは大量に準備しておきましょう。

筆者はもう何年もこれを使い倒しています。

マイクロフォンのケース、バッグ類はもちろん、いろんなところに仕込んでおいて損はないアイテムです。

  ポイント 

基本的にマイクロフォンにとっての快適な湿度は30%〜50%程度と言われています。
50%を超えるような状態で長時間放置することのないように注意しましょう。

 

日本の場合70%超えや80%超えなんて当たり前にありますので、かなり神経質に保管する必要があります。

スタジオやご自宅での長期間の保管は後述しますドライボックスか防湿庫を使用しましょう。

そして、スタジオの守護神となるのが除湿機。

筆者が使っているのは中国製ですが、かなり強力です。

勝手に「ジグゾウの除湿機」と命名しました。

なぜか?

ミステリー映画の「SAW」シリーズで、ジグゾウが仕掛けのマシンとして使ってそうなくらい・・・つまり使い続けると人間にダメージがあるかもしれない?くらい強力ということです。

【iOCHOW C3】除湿機のおすすめ スタジオの守護神はこれ一台!?(サイト内記事)

中国製の中ではなかなかなお値段のマシンですが、筆者のスタジオ機材の守護神となってくれています。

自然界の収録でも気をつけて

特に海などは塩水になりますので、最新の注意を払いながら収録してください。

ウインドスクリーンを付けているので素子そのものにダメージを及ぼすようなことはあまりないかもしれませんが、カメラの世界とは違い、防塵防滴レンズならぬ、防滴マイクというのは今のところまだ現実的ではありません。

【マイクレビュー】DEITY S-Mic2 を買ってみた(Youtube Vlog)

こちらのマイクが防水らしいのですが・・・

防水らしいので雨の日に外でマイクを持ち出してみましたが。

【失敗記録・・・】わざわざ雨の日に外で録音してみたお話(Youtube Vlog)

実は動画ではお届けしていませんでしたが、後日、WM素子の方はノイズだらけでダメージから回復していませんでしたが、Smic-2の方はノーダメでした。

とはいえ、土砂降りの中で収録したわけではないので真相は謎ですが、必要に迫られた時に防水テストしっかりしてみたいと思います。

収録後はブロアーでチリやほこりを吹き飛ばしましょう。

おすすめはこちら・・・

お値段結構するんですが、中途半端に数百円〜一千円ちょっとのものを買うと、とにかくパワーが出ない。

めっちゃいらいらします。

レンズなどは特にあまり強く吹きかけるとよくないのでパワーの低いものが多いですが、大は小を兼ねるは鉄則。

良いものを買っておいてストレスを軽減させましょう。

ブロアー使用の際の注意点

素子の部分に直接吹きかけるのは避けましょう。

ウインドスクリーンを使っているため素子に直接ゴミが着くことはほぼないと思いますが、万が一着いた時は味噌汁を冷ます程度の感覚で吹き飛ばします。

その後柔らかいタイルやクロスで全体を吹いて、ケースにシリカゲルと一緒にしまいましょう。

おすすめの湿気回避保管方法

最も安く済むのがドライボックス。

湿度計がセットですが、筆者はデジタルの湿度計を併用します。

中にシリカゲルを一緒に入れて湿度を調整するタイプです。

防湿庫に比べて導入コストを抑えることができます。

理想はやっぱり防湿庫

カメラのレンズは管理しない方、マイクロフォンもかなり厳選している!

という方は容量の少ないものでも大丈夫です!

バッテリーはナンバリングで管理

初心者の方は特に見落としがちになるのですが、バッテリー類はどんな種類のものでもしっかりナンバリングか、マーキングしておかなければいけません。

特に大型のバッテリーであるドローンなどの場合は、給電管理のミスがあると、30分〜1時間程度無駄にしてしまいます。

ロケのスケジュールが決まっている際などは命取りに。

[1, 2, 3, 4, 5,]と番号を打っておき、アプリか何かで管理しておくとミスが少なくなりますし、効率的に充電することができます。

さらに、単三乾電池仕様の多いハンディーレコーダーやフィールドレコーダーなどになると、20本や30本とかの単位になってきますから、筆者の場合だとセットごとに色分けして、白線の線一本、二本、赤線の一本、二本、などのように管理していました。

さらに多くなった場合はローマ字を組み合わせるなど工夫して混ざらないようにしましょう。

冬のロケではカイロは必需品

貼らないタイプがいいです。

これはご自身の体を温めるのはもちろんですが、バッテリーの残量を守ることにも繋がります。

筆者は過去北欧でマイナス15度の森林の中撮影、収録したことがありますが、バッテリーは体感で常温時よりも10分の1程度でした。

それ以来必ずカイロを持ち歩くようにしています。

カメラはカメラでレンズウォーマーというアイテムが必需品となりますが、それはまた映像関係の記事にてご紹介する予定です。

まとめ

  • 湿気はとにかく大敵。
  • 室内でさえも気を使ってドライボックスかできれば防湿庫で保管。
  • ブロワーでしっかりとメンテナンス。
  • 外で使用の際は素子を守るためにもウインドスクリーンは必須。

映像や音響はこういう見えないところにも莫大なお金が必要になります。

マイクやレンズは人間の五感を司る素晴らしいアート作品です。

最高の物が残せたら莫大な資金を投じても報われますよね!

莫大な資金のかかる資産です。

末長く大切に扱っていきましょう。

この記事を書いた人

こうたろう

元ピアニストでフォトグラファー&サウンドデザイナー
ミュージシャンだった父の音楽スタジオと、モデルだった母の仕事場であるフォトスタジオの現像ルームが子供時代の遊び場という恵まれた環境で育つ。
音楽大学を卒業後ピアニストとして活動を開始。
自身のピアノトリオで活動後北欧スウェーデンにてヨーテポリを拠点に活動するシンガーアーティストLindha Kallerdahlとセッションを重ね声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後単身ドイツ・ケルンへ渡独。
ドイツから帰国後ピアノソロ作品アルバムと共に同時リリース。
金田式電流伝送DC録音の第一人者である五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入りし、活動を開始。
独立後、音楽プロデューサーとして音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現在はKotaro Studioに統合)」を立ち上げ、タンゴやクラシックを中心としたアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
現在は元ピアニストの経験を生かしたミュージシャンのライブフォトを得意としながら、肖像写真、動物写真、自然写真を中心にミュージックビデオの制作などオーディオ技術も得意とするフォトグラファーとして活動中。