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音響チャンレンジ:10日目【DAWってなに?】DTMとの違いなどについて把握しよう

それでは本日も張り切って。。。いえいえ、ゆるりと。
本日は、音響をやるためにいろいろ調べているとDAWという言葉があるけど、DTMという言葉も出てきた。
DTMソフトとDAWソフトは違うのか!?などについて把握するために是非最後まで読んでみてください。

元々はDTM

DTMは21世紀に入ってPCが一般的になってきたあたりから浸透してきた言葉で、「デスクトップミュージック」の略として使われています。

背景は音楽制作現場の縮小

こういった言葉ができる以前の音楽制作と言えば、巨大なスタジオで巨大なミキサーで、何人ものミュージシャンが入り乱れて制作をするという風景が一般的でした。

こちらは筆者が1歳の頃の写真。

父の自宅にて撮影されたものですが、この時代のミュージシャンと言えば、こういったセッティング事例はごくごく当たり前の風景となっていました。

もちろんポリシンセ(複数の音を同時に鳴らせる電子楽器)もまだあまり一般的ではなかった時代です。

当時機材量にしてこれの4倍くらいの量がありましたが、これの4倍くらいの機材量でさえも、現代では例えばLogicなんかだと全体の0.0000001%くらいの能力にしか及びません。

つまり、これだけ大変な量の機材があったけど、コンピューターで管理すればデスクの上だけで全部できちゃうよね?!

というのがデスクトップミュージックと呼ばれるようになった発端というわけです。

ポイント

今のDTM(DAW)ソフト関連では当時で数千個や、数万個レベルの機材をいつでもどこでも1クリックで呼び出せてしまいます。

当時はMIDI データのみだった→DAWへ

DTMが出始めたばかりのことは、MIDI データのみの取り扱いでした。

筆者が学生時代でさえ、データはまだギリギリフロッピーディスクを使っていたほど。

少し専門用語が出てきてしまいますが、シーケンサーがソフトウェア化しただけ・・・

音源はやっとマルチチャンネル送受信対応のものがでてきて、というような状態でした。

当講座で詳しく取り扱うかはまだ未定ですが、こちらの記事を参考にしてみてください。

これらの専門用語やスキルは覚えなくても音響には影響ありません!
わからなくても気にしないで進めてください。

【入門:初級編】MIDIシステム導入4つの手順

ところが、ムーアの法則もあって、保存できるデータ量などが飛躍的に増えていき。。。

大規模集積回路(LSI IC)の製造・生産における長期傾向について論じた1つの指標であり、経験則に類する将来予測である。発表当時フェアチャイルドセミコンダクターに所属しており後に米インテル社の創業者のひとりとなるゴードン・ムーアが1965年に自らの論文上に示したのが最初であり、その後、関連産業界を中心に広まった。

Wikipedia

なんとオーディオデータを取り扱えるようになっていきました。

DTMってこんな状態↓↓↓

これまではMIDI 信号で指示を出すだけだったコンピューター。

しかし、コンピューターの性能が飛躍的に進化したために、突然これまでコンピューターの外にあったシステムがコンピューターと合体したわけです。

DAWで音も取り扱い可能に↓↓↓

2000年代前半くらいからだと思います。

そこでこれまでのデスクトップミュージック(MIDI信号)ソフトにオーディオデータまで取り扱えるようになり、DAW, Digital Audio Workstation(デジタル・オーディオ・ワークステーション)と呼ばれるようになっていったわけです。

現在ではほぼオーディオが取り扱えるわけですから、DAWと呼ぶのが一般的です。

ただし、ここで注意したいのは、MIDIデータとオーディオデータを明確に区別して制作していかなければいけないということ。

DAW世代の方にとってはソフトを買って、USBケーブルでピアノを繋いだらそのままピアノの音が鳴っちゃう。

そこにボーカルをかぶせて歌作品作ろう!

の前に・・・

ピアノはMIDI データであるということをしっかりと認識しなければいけません。

ただし、当講座では音響講座ですので、ピアノとボーカルのデュオ作品もピアノは生録(MIDIデータではない)を想定しています。

DAWでする主な作業

と、いうわけで、現代では基本的にDAWソフトを導入することになります。

DTMソフト(純粋なシーケンサーのみのソフト)というのは基本的には探すのが大変というか、概念自体がすでにないと思います。

  • DTM=ガラケー
  • DAW=スマホ

くらいの感じで認識しても差し支えないと思われます。

1、録音

PCベースで録音する際の録音ソフトとなるのがこのDAWソフト。

このDAWソフトで録音したり、多重録音(前の録音に重ねて録音)したり、マルチトラック録音(複数の楽器や音源を同時に別トラックで録音)したりすることができます。

マスタリングソフトでも録音はできますが、録音は基本DAWでやると覚えておきましょう。

2、ミックスダウン

ミックス作業もDAWのソフト内で完結させてしまいます。

すごく難しそうに聞こえますが、要するにたくさんある音源を一個のファイルにまとめること。

これは細かいテクニックは本当に多いです。

極めようと思うともう抜けられなくなる世界ですので、当講座ではテキトーにやります。

ポップスバンドのミックスなどを担当するとか、JPOPの新譜を出すためのミックス作業とかをやるのであれば相当情報量が必要ですが、当講座ではマイクロフォンを使ったアコースティックなミックス作業を想定していますので、ポイントだけ抑えていきたいと思います。

3、最終調整(マスタリングとは若干違う)

通常音源制作では、録音→ミックスダウン→マスタリングと3ステップの作業が必要です。

マスタリングの作業は音響面が3割、7割がCDやアルバムをリリースするための作業になりますので、当講座ではこの3割の部分のみ厳選してマスターしていきます。

そしてこの3割の部分は現在ではDAWでなんとかできてしまいますので、別途マスタリングソフトを用意する必要はないと思います。

まずはDAWだけで録音、ミックス、簡易マスタリングまでさくっとできるようになりましょう。

そのあと、より専門的な作業が必要になった場合はマスタリングソフトを導入すればいいと思います。

4、MIDIももちろん!しかし・・・

ガラケーでできた通話機能がスマホにもあるように、もちろんDAWでもMIDIプログラムができます。

できますが、音響とは結構違う世界観になってきます。

筆者の音響の師匠である金田式電流伝送DC録音のスペシャリストである五島昭彦氏もMIDIの知識はほぼありません。

もちろん世の中の有名スタジオや有名エンジニアも必ずしもMIDIの知識があるかどうかはわかりません。

実際になくてもできます。

当講座では取り扱いませんが、DAWでもちゃんとMIDIプログラムが出来るんだ!ということは把握しておきましょう。

まとめ

PCベースで録音環境を構築する場合、オーディオインターフェイスは当然ですが、必ずセットになるのがソフトウェア。

その中でも必ず必要になるのがDAWソフトです。

ここがデジタルオーディオ制作の主戦場となるわけです。

そのため、appleでMacを購入する際はロジックとファイナルカットを注文時に選べるようになっているわけです。

  • ファイナルカット→動画の主戦場
  • ロジック→音の主戦場

二つ合わせてはじめて映像制作ができます。

DAWソフトがいるのはわかった!

では、次回はどれを選べばいいの?

をお届けします!

この記事を書いた人

こうたろう

当サイトの管理人
元ピアニスト
ドイツで2枚目のアルバムを制作し帰国後、ワンポイント録音の魅力に出会いすぐに裏方へ転身。
金田明彦氏直伝金田式DC録音専門の「タイムマシンレコード」代表の五島昭彦氏に弟子入り。
タイムマシンレコードでアシスタントとして音響を学び金田式DC録音の洗礼を受ける。
その後独立し音楽作品制作チーム「芸術工房Pinocoa(現在は活動休止)」を立ち上げ。
ジャンルを超えた様々なアーティストをプロデュース。
その後サウンドデザイナーとして秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」で映像制作チームに加入し、サウンドデザインの仕事をしながら写真と映像を学ぶ。
現在はPythonを使ったデータ分析や、トレンドフォロー投機を研究しつつ、フォトグラファー&音響エンジニアとしてゆるりゆらりと活動中。

趣味は毎朝楽しむコーヒーと竜笛(和楽器の練習)
好きな動物は猫。
好きな食べ物はカリフラワー

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