沈黙は鉄の鎧〜ユダヤの口に関する格言特集
著名な科学者や芸術家を多数輩出するユダヤの民族。
その秘密はタルムードと呼ばれるユダヤ人の叡智を詰め込んだ魔法から始まり、徹底した学びの姿勢と教育がもたらした結果であると言えます。
優秀な芸術家になるために、豊かな人生を過ごすために一緒にユダヤの叡智を学びましょう。
沈黙は鉄の鎧。
ユダヤでは、『あなたの舌に教え込むこと』として『私にはわからない』という言葉を徹底して教え込みなさいと言われています。
わからないことは決して恥ずかしいことではありません。
わからないことをわからないままにしておくことが最も恥ずべきことなのです。
それではここからは、口や言葉がいかに重要なものであるのかを格言集とともに見ていきましょう。
口と言葉に関する格言集
トケイヤーのユダヤ格言集
- 賢人は自分の目で見たことを人に話し、愚か者は自分の耳で聞いたことを話す。
- 耳で何を聞き、目で何をみるのか、自分の意志で決めるのは難しいが、口は意志のままになる。
- 舌は心のペンである。
- 他人の口からでる言葉よりも、自分の口からでる言葉をよく聞きなさい。
- たちの悪い舌は、たちの悪い手よりも悪い。
- 賢い言葉は、賢い行いに負ける。
- たとえば、という言葉を聞いたら、それは例にならないと思った方が良い。
- 言葉は薬のようなものである。慎重に計って使わなければならない。
- なぐられた痛みはいつかはなくなるが、侮辱された言葉は永遠に残る。
- 急いで答える者は、急いで間違いを犯す。
- 言葉があなたの口の中に入っている限りは、言葉はあなたの奴隷であるが、いったん外にでると、あなたの主人になる。
- 夜話すときは声をひそめよ、昼話すときは周囲をよく見よ。
- 四方が見渡せる野原でも、土がすこし盛り上がっていたら秘密を話すな。
- 女に秘密を話す前に、女の舌を切れ。
- 自分のことを自慢するほうが、他人の悪口をいうよりも良い。
- 一つの嘘は嘘であり、二つの嘘も嘘であるが、三つの嘘は政治である。
- 黙っているのも一つの答えである。
- 雄弁な沈黙もあり得る。
- 沈黙は賢者をさらに賢くする。それゆえ、愚か者にとって沈黙はどれだけ大切なものか計り知れない。
- 愚か者が賢人のふりをするのは簡単だ。ただ口を閉じていればいい。
- 愚か者をどうして見分けることができるだろうか。彼は話すぎる。
- もし楽しく長生きをしたかったら、鼻から空気を吸って、口を締めておきなさい。
愚か者が賢人のふりをするのは簡単ですよね。
ただ口を閉じていればいい。
そして賢人は沈黙を守ります。
政治家が失墜するときはやはり失言が多いです。
そしてよくしゃべる政治家は揚げ足を取られます。
黙って嘘を重ねる政治家は賢人であると言えます。
芸術家だって同じ。
黙っているにこしたことはありません。
芸術家が世の中のえらーーーい人とご飯食べる時に一つだけ守らなければならないことがあると、先人に教わりました。
『とにかくしゃべるな』
格言はユダヤのラビ:トケイヤー氏の格言集から一部引用させていただきました。
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