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※この記事は2020年10月5日に更新されました。
スマホなどが普及し、意味のないノイズが垂れ流しになっている昨今、日本人の読書量は極端に低下していると言われています。
日本の大学生は在学中の4年間で約100冊の本を読むそうです。
一方で、ハーバードやエール大学などのエリート大学に通う学生は4年間で約1000冊は読むとされています。
スタンフォード大学だとカリキュラム内だけでも年間480冊程度。
一説によると、読書家として知られるビルゲイツも学生時代は年間300冊を超えていたとも言われています。
このように見ると確かに日本の大学生は読書量が少ないように感じます。
週一冊程度の換算でも年間50冊程度にはなりますので。。。一週間に一冊も読んでいないことになりますよね。
一か月に読む本の冊数に関する調査では、
読まない:47.3%
1,2冊:37.6%
3,4冊:8.6%
5,6冊:3.2%
7冊以上:3.2%
わからない:0.2%
となっています。
確かにある時期から電車に乗ってもスマホでゲームしてたりする光景が見られます。
さて、本日は本の民とも呼ばれる勉強家ユダヤ人の本に対する愛情度合い、ユダヤ人がどれほど本を大切にし、学び続けているかが垣間見えるエピソードを紹介したいと思います。
死んだ後も学ぶ

本を大切にするユダヤ人のことわざはたくさんあります。
「本のない家は魂を欠いた体のようなものだ」
「もし本と洋服を同時に汚したら、まず本から拭きなさい」
「もし生活が貧しくて物を売らなければならないとしたら、まず金、宝石、家、土地を売りなさい。最後まで売ってはいけないのは本である」
などなど。
最後のことわざなどは、最後になっても売ってはいけないと言われています。
本を貸す条例
1736年にラトビアのユダヤ人街で、「本を貸してくれと言われて本を貸さなかった者には、罰金が科せられる」という条例まであったそうです。
寝る時でさえ、足の向きに本棚を置くことは禁じられていました。
頭側に置くようにと教育されていたわけです。
死後も学ぶユダヤ人
日本でも墓地にお供え物をする習慣があります。
花束はもちろんですが、例えば日本酒などのお酒を置いたりします。
昔、ユダヤ人の墓地には本が置かれていたそうです。
夜になると死んだ者が起き上がってその本を読んで勉強するといわれていました。
例え死んだ後でも勉強を続けるのがユダヤ人であると象徴しています。
何歳からでも学べます。
そして、何歳になっても学びます。
ユダヤ人にとって、「今さら遅い」という考えはその概念すら存在しないわけです。
能力値は本の数

本を読まないと知識や叡智は手に入りません。
学べません。
能力値を上げる方法は読書しかないのは明白です。
ユダヤ人の間では商人の能力は所蔵している本の冊数でわかるとも言われています。
memo
雑誌「プレジデント」に掲載されていた元国際線のCAによると、ファーストクラスの乗客はみな読書家であり、10冊ぐらいの本を持ち込み、搭乗中はずっと本を読んでいる客もいたそうです。
人類にだけ許された叡智の伝達方法
地球上で唯一知恵と叡智を伝達できる生物が人類です。
文字と言語という道具を使い、未来に叡智を繋げていくことができるわけです。
火を起こす方法を発見したゴリラはそれを口頭で誰かに教えることもできなければ文字によって未来に残しておくこともできません。
人類は先人たちが一生をかけて学んだ知恵、一生をかけて励んだ努力、貴重な苦労、失敗談などを、わずか数時間~数日で学ぶことができるわけです。
大きく人生を変えたい方や、仕事で行き詰っている方、悩み事を抱えている方は、まずは本を読んでみてはいかがでしょうか。
先人たちから思わぬヒントをプレゼントしてもらえるかもしれません。
みなさんの参考になれば幸いです。