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※この記事は2020年10月12日に更新されました。
レイ・ダリオ(Ray Dalio、1949年8月8日 – )
アメリカのヘッジファンドマネージャー。
ヘッジファンド運営会社ブリッジウォーター・アソシエーツの創業者。
経歴
ジャズミュージシャンの子として生まれ、独学で株式投資を始めます。
初めての株式投資は12歳でした。
ロングアイランド大学、ハーバード・ビジネス・スクールを経て、メリルリンチに就職。
のちにヘッジファンドであるコンサルティング会社ブリッジウォーターを設立。
より詳細な経歴はレイ・ダリオの著書 PRINCIPLES(プリンシプルズ) 人生と仕事の原則 にて。
Bridgewater Associates (ブリッジ・ウォーター)について

1975年、レイ・ダリオによって設立。
新入社員の約30%が18カ月以内に辞める。

知的なネイビーシールズとも呼ばれるブリッジウォーターの社員たち。
グラスドアの情報では、投資アソシエイトの基本給は約10万ドル(約1100万円)、アナリストは約8万1000ドル(約890万円)。
【個別銘柄投資の必須ツール】Glassdoor とは?!(サイト内記事)
厳しすぎるというのも一つの理由かもしれませんが、ブリッジウォーターの社員になれる精鋭たちですから、一年も働いたらその知性とノウハウで独立するか個人投資家になるかするのかもしれませんね。
社員は政策と歴史を研究する。

ヘッジファンドの社員ですから、イメージとしてはモニターを何台も並べてマーケットボードと常に睨めっこしながら、トレードしているイメージがありますが、ブリッジウォーターの社員は毎日政策と歴史を研究しています。
勝てる投資のパターンを歴史から学ぶためと言われています。
陰口が3回見つかると解雇。

ブリッジウォーターでは、批判や意見のぶつけ合いは奨励されています。
ただし、それが相手に直接向かわない陰口である場合、発覚したら3アウト解雇となります。
愛する人々を撃つ

レイ・ダリオ氏は成績の悪い社員を解雇することに躊躇はないと言われています。
レイ・ダリオ氏の著書
「(私は)誰かの成功を手助けするフェーズに差し掛かった」と述べており、自分自身の成功哲学について詳細に書籍で紹介しています。
またプレゼンテーションでも内容について無料公開しており、ご自身のYoutubeチャンネルでも内容の概要をまとめた動画を公開しています。
自動翻訳が付いていますので、無料でも充分に学べますが、日本語翻訳版の訳も素晴らしく、しっかり体得したい方は是非書籍の購入がオススメです。
ダボス会議にて・・・
2020年1月のダボス会議にてレイダリオ氏のインタビューの中からピックアップ。
- 「2020年は下手に動かずに傍観者で居るのが良いだろう」
- 「現金はゴミだ」
- 「株式市場は溶けるはずで、現金ではなく、資産分散が必要だ。というのは、世界中の中央銀行が紙幣の発行を増やしているからだ」
- 「何千年もの間、価値を内在する金貨(それを掘り出すのにそれだけのコストのかかるもの)が準備資産だった。それを、中央銀行というシステムを創って、信用を担保にして、価値は内在されていない紙幣を準備資産に置いたのだ」
- 「世界中の中央銀行は、坂道で量的緩和という缶蹴りをしている」
- 「バランスをとる必要があります…そしてポートフォリオに一定量の金を含める必要があると思います」。
ダリオ氏は昨年(2019年)から、貴金属が今後数年間で最大の投資になると呼びかけていました。
「ある程度のゴールドを保有すべき。」と答える一方でビットコインのような投機的な投資に対しては警告しています。
「お金の目的は、交換の媒体と富の貯蔵の2つであり、ビットコインは現在、どちらの場合にも効果的ではありません」と答えました。