プログラミング学習が義務教育でも取り入れられるようになり、ほぼすべての人が避けては通れない時代に突入してしまいました。
基本的にはローコードやノーコードテクノロジーが発達し、個人で隅々まで覚える必要はないとも言えますが、やはり自在に操れればまさに100人力とも言えます。
プログラミングがあなたのやりたい何かに合致した場合、是非100日でサクッと覚えてしまいましょう。
100日でざっくりと基礎を身に着けられるように構成しています。

5日目 – 演算子を使ってみる

演算子は足し算、引き算、掛け算、割り算などの四則計算や大小の比較を行う記号のことです。
演算子記号の確認
+, -, *, /, %
左から順番に[足し算, 引き算, 掛け算, 割り算, 余り]の記号となっています。
演算子を使ってみる
今回はAtomというアプリを使っています。
【Python初心者必見】エディターはAtomが超使いやすい

x = 30
y = 8
print(x + y)
print(x - y)
print(x * y)
print(x / y)
print(x % y)
このようなコードの実行結果はこの通りです。
ちなみに変数に関しては2日目を参照してください。

最後の[%]は剰余のことで、割り算をした後の余りを表示しています。
もちろんこの程度なら暗算でも可能かもしれません。
のでコンピューターの性能を実感するためにもいろいろな数字を入れて試してみてください。
x = 5488597778
y = 354537
print(x + y)
print(x - y)
print(x * y)
print(x / y)
print(x % y)
こんなのはどうでしょうか。

0.073秒で計算してくれるのはさすがコンピューターですね。
もちろんコンピューターの力はまだまだこんなもんじゃありませんので、今後しっかり使いこなしていきましょう!
関係演算子
小学校の算数で学んだことを思い出してみましょう。
<, >, <=, >=
左から[大なり, 小なり, 以上, 以下]という言葉で勉強しました。
【豆知識&memo】不等式とその起源「数学者:トーマス・ハリオット」
超えると未満の関係です。
次に出てくる以上と以下とは間違えやすいので注意しておきましょう。
例えば。。。
100 > 50
となれば、100は50よりも大きいとなります。
プログラムの世界では正しい場合は
True
間違いの場合は
false
が返ってきます。
実際に表示させてみましょう。
x = 100
y = 50
print(x > y)
の場合、実行結果は
True
が返ってきました。
もちろん逆にするとしっかり
false
が実行結果として返ってきますね。
以上と以下
x = 100
y = 50
z = 100
print(x <= y)
print(x >= z)

このように、以上と以下はその数字を含むことがわかります。
先述した大なり、小なりと混乱しないようにしっかり復習しておきましょう。
等価演算子
等価は等しいという意味です。
等価の記号は
==
=を二つ並べます。
等しくない場合は
!=
エクスクラメーションマークに=を付けることで成立します。
実行してみましょう。
x = 100
y = 50
z = 100
print(x != y)
print(x == z)
両方とも
True
が返ってきますね。
両方とも
false
にするためには
x = 100
y = 50
z = 100
print(x == y)
print(x != z)
このようにすれば大丈夫ですね!
論理演算子
複数の条件を判別する場合に使います。
and
~かつ
という表記で使います。
x = 100
y = 50
print(x >= 30 and x <= 1000)
print(y >= 40 and y <= 100)
例えばこちらのコードなら、両方とも
True
が返ってきます。
100は30以上1000以下なのでTrue。
50は40以上100以下でTrueですね。
両方とも
false
にしてみましょう。
x = 100
y = 50
print(x >= 100 and x <= 99)
print(y >= 60 and y <= 100)
100は100以上ではなく99以下でもないのでfalse。
50は100以下ですが、60以上ではないのでfalseです。
x = 101
y = 50
print(x >= 100 and x <= 101)
print(y >= 60 and y <= 100)
このようにすれば当然xに関してはTrueが返ってきます。
or
~または
という表記で使います。
x = 100
y = 50
print(x == 50 or y == 50)
print(y == 20 or y == 100)

xは50と等しい、または、yは50と等しい。
yが50と等しいのでTrueが返ってきています。
同じように、yは20と等しいか、または、yは100と等しいか。
両方とも等しくないのでfalseが返ってきていますね。
代入演算子 (複合代入演算子)
最初に変数を定義しておき、途中で代入してから計算したいシーンも出てきます。
そんな時は複合代入演算子を使います。
例えば次のコード実行してみます。
x = 100
y = 50
z = 200
x += 100
z += y
print(x)
print(z)

実行結果はそれぞれxが200、z が250となっているはずですね。
試しに
x = 100
y = 50
z = 200
x += 100
z += y
print(x - 100)
print(z - 249)
実行結果はそれぞれxが100、z が1となっているはずですね。
ちゃんと代入後に計算が出来ていることがわかります。
まとめ&豆知識
四則演算は簡単ですね。
最初のうちは大なり、小なり、and, orを間違えやすいのでしっかり頭に叩き込んでおきましょう。
andのTrue条件の場合は、両方とも一致している必要があります、or条件の場合はどちらか一方が一致すればTrueです。