プログラミング学習が義務教育でも取り入れられるようになり、ほぼすべての人が避けては通れない時代に突入してしまいました。
基本的にはローコードやノーコードテクノロジーが発達し、個人で隅々まで覚える必要はないとも言えますが、やはり自在に操れればまさに100人力とも言えます。
プログラミングがあなたのやりたい何かに合致した場合、是非100日でサクッと覚えてしまいましょう。
100日でざっくりと基礎を身に着けられるように構成しています。
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dict型
前回までの二回でリスト型、タプル型を使った配列を学びましたが、本日は辞書型配列を学びたいと思います。
辞書型はタプル型とは違い、リスト型のように後から追加と削除が可能な可変型配列となっています。
ルールは{}を使います。
{'name': 1, 'name2': 2, 'name3': 3, , , , , ,
のように作っていきます。
キーと値をコロン(:)で結合し、カンマ(,)で複数の要素を区切ります。
早速辞書を作ってみましょう。
book = {'book': 100My_book = {'本': 100, '電子書籍': 300, 'PDF': 150}
という持っている本を仮に辞書にまとめてみました。
取り出しは、キーを指定することで、結合された値が取り出せます。
辞書名[キー]でキーと対応する値を取り出せます。
実際に取り出してみましょう。
My_book = {'本': 100, '電子書籍': 300, 'PDF': 150}
print(My_book['電子書籍'])

このように電子書籍を指定すると、辞書で定義した値が抽出されました。
代入した変数でも抽出可能
辞書を最初に定義し、その後変数で整理し、取り出すこともできます。
My_book = {'本': 100, '電子書籍': 300, 'PDF': 150}
# ここで代入しておく
book = My_book['本']
ebook = My_book['電子書籍']
PC = My_book['PDF']
print(PC)
このように代入して整理しておくことであとから見やすくなりますね。
辞書に追加と削除
追加~辞書名[] = 値
辞書名[] = 値で要素を追加することができます。
先ほどの例に[‘古本’]を追加してみましょう。
My_book = {'本': 100, '電子書籍': 300, 'PDF': 150}
# ここでキーと値を追加している
My_book['古本'] = 50
# ここで代入しておく
book = My_book['本']
ebook = My_book['電子書籍']
PC = My_book['PDF']
# 追加した要素も代入し、変数で呼び出す
old = My_book['古本']
print(old)

実行結果はこのようになっています。
削除~dict.pop()
削除は辞書名.pop()と記述します。
My_book = {'本': 100, '電子書籍': 300, 'PDF': 150}
# ここでキーと値を追加している
My_book['古本'] = 50
# ここで代入しておく
book = My_book['本']
ebook = My_book['電子書籍']
PC = My_book['PDF']
# 追加した要素も代入し、変数で呼び出す
old = My_book['古本']
print(old)
試しに先ほどのこのコードに
My_book.pop('本')
を加えてみましょう。
printでbookを指定した場合はエラーとなっているはずです。
del文でもOK!
del My_book['本']
del文は[]になるので、注意しましょう。
最初の内はこういった細かい部分でエラーが起こりやすいです。
価格表を作ってみよう!
辞書を使って価格表を作ってみましょう。
# yasai
yasai = {'キャベツ': 100, '白菜': 129, 'ネギ': 200, '春菊': 88, 'カリフラワー': 300}
# 表示させます
print("カリフラワーの値段は、", yasai['カリフラワー'], "円です", sep='')

printの出力では、各引数の間に半角スペースを入れたくない場合、 print(…, sep=”) のように記述しましょう。
# yasai
yasai = {'キャベツ': 100, '白菜': 129, 'ネギ': 200, '春菊': 88, 'カリフラワー': 300}
# 表示させます
print("カリフラワーの値段は、", yasai['カリフラワー'], '円です')

このように、print(…, sep=”)を使わずに表示させた場合はスペースが表示されますので覚えておきましょう。