閉じる

写真と映像チャレンジ:2日目【カメラとは何か・・・】カメラの歴史と種類

2日目も始まりました。
張り切らずにゆるりと参りましょう〜!

さて、本日はそもそもカメラとはなんなのか?

その歴史と種類についてみていきましょう。

フィルム時代を経験している方なら感覚で理解していると思いますが、デジタルネイティブ世代の方だったり、デジタルに長く慣れてしまっているとついついカメラ本来の役割を忘れがちになります。

今後も撮影や表現などで迷いが出た場合「初心に帰る」ことで見えてくる光があると思われます。

当記事を迷いが出た時の帰る場所にしてください。

カメラとはなんなのか?

一言で表そうとすると様々な見解があるかと思います。

が、ここはKotaro Marksなので、Kotaro Marksなりの一つの答えを出したいと思います。

カメラとは、光の屈折を計算する演算装置である。

筆者はこのように考えています。

もっとアーティスティックなアプローチを求めていた方はごめんなさい(笑)

考えというか、レンズという演算装置自体そもそも数学的に計算されたアナログマシンですので、大きな異論のある方はいらっしゃらないと想像しています。

ちなみに筆者はピアノも同様、周波数のアナログ演算装置であると定義しています。

発音された周波数はその音響ルール通りの倍音でピアノ本体を触媒として増幅していきます。

発音する一つの弦をわずかに変えるだけで共鳴するすべての周波数がルール通りに変化していきます。

まさにピアノのボディそのものが関数となっているといえます。

【Python】8日目 – 関数について理解する(お弁当箱で例える)

カメラも同様に、被写体そのものに当たる光と、跳ね返りの量を計算して、フィルムに記録する。

レンズそのものが関数となっています。

色は入射角と反射角の割合でまずはモノクロームを決めます。

そこに、光源をミックスして表現していくわけです。

写真を撮るのが上手い人、ピアノを弾くのが上手い人、というのは潜在的にこの関数を感覚で理解しているかどうかにかかっているわけです。

ピアノでいうと、いくら修行を積んでもこの音響の関数を全く理解していない人が鍵盤を叩くと驚くほど音が響いていかない不思議な装置です。(プロになるような人はたいていの場合長い修行期間中に体得していきます)

どうやったらカメラ、撮影がうまくなるのか?

というと、「才能」はあまり関係ないと思っています。

理詰めで理解する努力、そしてそれを体得するまで続ける継続力。

そこにどういう機材を使うか、そして被写体を何にするのか?

で決まると思います。

3つ後の魂100までと言われるように、一部は3つ後までに英才教育を受けた天才も存在するのが芸術の世界。

そういう人はいます。

そういう人はそっとKotaro Marksのサイトを閉じて是非ご自由に思いのまま表現していってください!

カメラの歴史を簡単マスター

引用:Wikipedia

カメラの由来はカメラ・オブスクラという描写概念から来ています。

原理自体はピンホールカメラと同じで、被写体から乱反射した光線中から、空間中のピンホール一点を通る光線のみを選び、平面に投射することで像を得ます。

今やiPhoneとしてポケットに入っているカメラですが、元々は大きな部屋だったわけです。

引用:Wikipedia

こちらはイギリスのマン島にあるカメラです。

写すだけでは残らない〜ニエプスの挑戦

カメラ・オブスクラという概念自体は16世紀ごろには一般的になっていたと言われていますが、正確にはいつ頃から存在していたのか定かではありません。

やはり投影した絵を記録して初めて歴史として残ります。

カメラ・オブスクラを使ってトレースしたり、絵画作品として残したりしているものはフィルム以前からもありました。

 

世界初の写真は、1827年、フランス人発明家ジョゼフ・ニセフォール・ニエプス (Joseph Nicéphore Niépce) が撮影したと言われています。

1827年に自宅からの眺めを撮影しました。

引用:Wikipedia

こちらがその写真。

当時、明るい日中に露出時間は8時間だったそうです。(露出時間についてはまた改めて解説します。)

現代だと、状況や設定にもよりますが、明るい日中の風景写真だと数千分の一秒で撮影することができます。

 

露光時間の短縮〜ダゲールの挑戦

さて、当時部屋からの風景写真が8時間かかったということですが、絵画作品に比べるとまさに画期的な進化だったと言えます。

部屋からの景色を一枚の紙に残すためには、画家を雇い、何十時間もかけて仕上げていきます。

それをなんと全自動で完成してしまうわけです。

iPhoneが当たり前の現代から見ると一枚撮影するのに8時間も?!と感じますが、もう画家を雇わなくてよくなったわけです。

まさに技術革命が起こった瞬間だったことでしょう。

この先の歴史はこの露光時間(撮影時間)の短縮が使命となってきます。

世界初の撮影から6年後の1833年にニエプスは脳卒中で亡くなります。

彼のノートはダゲールに遺されました。

元々だまし絵作家だったダゲールは「本物そっくりの像を作り出したい」という願望があったそうです。

彼は化学の研究を始め、まず銀をヨウ素蒸気にさらしてから露光、その後水銀の蒸気に当てることにより、隠れた像を作ることに成功します。

これが露光時間の大幅な短縮に役立ちました。

  ポイント 

さらに、こうしてできた板を塩水に漬けることで像を固定(定着)させることができ、それ以上光にさらしても変化しなくなることを発見しました。

 
 

1839年、ダゲールは銅板にヨウ化銀を乗せた方式を発明し、これをダゲレオタイプ(銀板写真)と名付けます。

ダゲレオタイプは1839年のフランス化学・芸術アカデミー席上で発表されました。

フランス政府はこの特許を買い上げ、直ちにパブリックドメインにし、その後多くの技術者達が改良を急速に進めていくことになります。

その流れで1840年代にはダゲレオタイプを利用した肖像写真ブームが起こります。

引用:Wikipedia

その後カロタイプや、湿式コロジオン法など様々な進化を経ていきますが、大きな歴史の転換点はやはり、ニエプスとダゲールと言えます。

全自動で自分の肖像画を描いてくれる機械なんてそれまで誰が想像したでしょうか。
まさに画期的な大発明です。

 
  ポイント 

ここまでの歴史の中でカメラとは、レンズ(カメラ含む)という演算装置を使って弾き出した計算結果をなんらかの記録媒体に刻み込むということだと実感できたはずです。

 
 

現代ではそれら光の計算結果をADC(アナログからデジタルにコンバートする半導体チップ)でデジタルに変換し、デジタル信号として記録するということなんです。

ではここからカメラの種類を簡単に確認しておきましょう。

カメラの種類

カメラの種類・・・

広すぎます。

これは楽器の種類・・・

と言っているようなもので、これは世界に3人しか演奏できませんというものから、貝殻まで入ってきますので、あまりにも広すぎます。

そこで現代でもある程度現実的に取り扱うことが想定できるカメラに絞ってみていきましょう。

フィルムカメラ

写ルンですの再ブームが来ていたり、令和になっても一部では大人気のフィルムカメラ。

フィルムで現像し、デジタルでスキャンするという独特の方法でフィルムカメラを楽しんでいる方もかなりいらっしゃるのではないでしょうか。

一眼フィルムカメラ

一般的な一眼レフカメラになります。

おすすめのフィルムカメラ4選

筆者はPentax spⅡやCANONのF1などを愛用していました。

これらの二機種はコンパクトで35mmフィルムなので枚数もたくさん撮れて携帯にも非常に便利。

一般的にフィルムカメラというと、この一眼フィルムカメラを連想することが多いです。

  ポイント 

一眼フィルムカメラの中にもフィルムサイズは大判〜中判まで様々あります。
この辺りはまた別記事にて追って紹介していきますね!

 
 

二眼フィルムカメラ

筆者が愛用していたのがROLLEIFLEX。

ROLLEIFLEXと言えば二眼レフカメラの代名詞とも言える存在です。

こちらはモニターするレンズと、撮影するレンズが二つついており、モデルさんを撮影する際には独特の目線を捉えることができて面白いです。

モニターは上から覗き込むスタイルになるので、小さなお子さんもこのようにローアングルで長時間撮影してもあまり疲れません。

猫ちゃんやわんちゃんなどの低位置のモデルを撮影する際にもかなり使いやすいのが特徴。

しかし、デメリットとしてレンズ交換ができないことがネックになります。

コンパクトカメラなどもそうですが、レンズという演算装置の関数次第で出てくる計算結果は大きく変わります。

デジタルカメラ

私たちが使うカメラは基本的にこのデジタルカメラになります。

当講座でもデジタルカメラを使って進めていきます。

ここまで見てきた通り、アナログの計算結果をデジタルコンバートして記録する機械です。

デジタル処理するだけで、基本的な原理原則はニエプスやダゲールの時代からなんら変わりません。

一眼レフデジタルカメラ

やっぱりデジタルカメラ買うなら一眼レフ!という方も多いのではないでしょうか。

なんといってもレンズ交換ができること、さらに昨今では携帯カメラの性能が上がったことでレンズやボディにかなりこだわりを持って購入しないと差別化が難しくなってきたこともあげられます。

コンパクトデジタルカメラ

俗にいうコンデジというものです。

コンデジはセンサーサイズ(フィルムの大きさに相当)が小さいことやレンズ交換ができなかったりと、縛りが多く、携帯カメラの急激な進化とともに徐々に廃れていきました。

2020年以降の今となってはスマホのカメラがあるのにわざわざコンデジも別で購入する必要性は合理的に考えるとあまり見当たりません。

ビデオカメラ

さて、ビデオカメラもアナログ時代は全くの別業種でしたが、デジタル化が進んだことでデジタルカメラとデジタルビデオカメラはほぼ同じラインで扱って差し支えなくなってきました。

とはいえ、例えばブラックマジック社などが出しているデジタルフィルムビデオというジャンルのカメラは映像専用機となっており、写真を撮影することはできません。

つい10年ほど前まではデジタルカメラに搭載されている映像機能はほんのおまけ程度でした。

現代はソニーのαシリーズをはじめとしスチル(静止画写真のこと)と映像はほぼ一台で完結できるようになっています。

まとめ

アーティスティックに写真やカメラを捉えるのは作品制作をする上で非常に重要だと思います。

しかしその前に・・・

カメラとは、単に光の屈折の計算結果を記録するモノ。

 

それ以上でもそれ以下でもないということを前提に光を論理的に捉えることが重要であると筆者は考えています。

そこに芸術性を与えるのか、与えないのか、感じるのか、感じないのか、それは人間側の感情的な都合であるというのが事実です。

この単純明快な事実をしっかり認識して、芸術性や感動を付加していきましょう。

さらに昨今の技術進化のお陰で映像に関しての機材導入も低予算且つ、個人で映画並のクオリティで撮影できるようになってきました。

スチルの需要はおそらくラジオ同様今後も廃れていくことはなく、残っていくかと思われますが、映像はこれからさらに需要が増していくものと考えられます。

4k, 8k, 12k, VR, ともうわけわからん世界になっていきますが、頑張って追っかけるしかありませんのでしっかりマスターしていきましょう。

この記事を書いた人

こうたろう

当サイトの管理人
元ピアニスト
ドイツで2枚目のアルバムを制作し帰国後、ワンポイント録音の魅力に出会いすぐに裏方へ転身。
金田明彦氏直伝金田式DC録音専門の「タイムマシンレコード」代表の五島昭彦氏に弟子入り。
タイムマシンレコードでアシスタントとして音響を学び金田式DC録音の洗礼を受ける。
その後独立し音楽作品制作チーム「芸術工房Pinocoa(現在は活動休止)」を立ち上げ。
ジャンルを超えた様々なアーティストをプロデュース。
その後サウンドデザイナーとして秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」で映像制作チームに加入し、サウンドデザインの仕事をしながら写真と映像を学ぶ。
現在はPythonを使ったデータ分析や、トレンドフォロー投機を研究しつつ、フォトグラファー&音響エンジニアとしてゆるりゆらりと活動中。

趣味は毎朝楽しむコーヒーと竜笛(和楽器の練習)
好きな動物は猫。
好きな食べ物はカリフラワー

© 2021 Kotaro Marks | WordPress テーマ: CrestaProject の Annina Free