【タルムード】心の準備~(なんのために○○するの?)

※この記事は2020年10月19日に更新されました。

ポイント

タルムードの話は人の数だけ答えがあります。

正解は一つではありません。

ユダヤ式教育では、このお話を元に親子で議論するそうです。

みなさんも是非自分なりの解釈や考察を持って、自分だけのオリジナルタルムードとして編纂してみてください。

元のお話はラビ・M・トケイヤー氏の書籍から引用させていただいております。

心の準備

王が召使いを晩餐に招いた。
しかし、いつ晩餐会が開かれるかは言わなかった。
賢い召使いは、「王の事だから、いつでも晩餐会は開かれるだろう。私はその晩餐会のために準備をしよう」と、晩餐会がいつ開かれてもいいように王宮のとびらの前へ行って待った。
愚かな召使いは、晩餐会は用意するのに時間がかかるだろうから、開かれるまでにはまだまだ時間があると思って、何の用意もしなかった。
晩餐会が開かれたとき、賢い召使いはすぐとびらをくぐり抜けて晩餐会に臨めたけれども、愚かな召使いはついに晩餐会のごちそうにありつけなかった。

引用:ユダヤ五〇〇〇年の知恵

【ユダヤ人の成功哲学】ユダヤに関するオススメ書籍9選 (サイト内記事)

いつでも最高のパフォーマンスを・・・

これはまさにミュージシャンの卵、芸能関係者の卵、の方々にとっては必読のタルムードと言えます。

筆者は元ピアニストでしたので、音楽業界のことしかわかりませんが、おそらく芸能関係であれば共通しているかと思います。

それは、「いつ、どんな状況下においても良いパフォーマンスを発揮できるように準備しておくこと」。

いつ、どんな状況でも良いパフォーマンスが発揮できるように細心の注意を払いながら準備しておかなければいけません。

芸能関係なら特に「トラ」と呼ばれる特別助っ人枠があります。

自分の師匠や先輩がなんらかの事情で急遽入れなくなった現場などにその弟子や後輩、知り合いを埋め合わせで紹介してくれる制度。

夕方、友達と飲みに出かけているときに急に先輩や師匠から電話がかかってきて、「ごめん、今からこれる?」という連絡が入ったりします。

そんなときに、「今友達と飲みに来てて・・・」「今日はオフなので・・・」という人はもちろん芸能の道を志してはいないと思いますが、「準備ができていない場合」大変なことです。

そういう現場で良いパフォーマンスを出すと、その現場からまた次の仕事に繋がります。

伸びない奴ほど・・・

これは経験上の話ですが、伸びないやつほど急遽パフォーマンスを披露するような状況になったときに「アップしてない(ウォーミングアップ)」とか、「今日は調子悪いから」とか、もっと謎の領域に突入すると「オフの日は演奏しないんだ!」などの、どこぞの大御所みたいなことを平気でいったりしてます。

このタルムードでいうところの「完全なる愚かな召使い」になるわけです。

どんな状況でも一定以上の水準のパフォーマンスができるようにしっかり準備しておくことが晩餐会のごちそうを堪能できる秘訣というわけです。

芸人、役者、ミュージシャン、みんな同じだと思います。

誰かと遊びに行くとき、飲みに行くとき、旅行に行くときもみんな密かにいつ振られても芸ができるように密かに家で練習してから出発しています。

ほぼ24時間パフォーマンスの維持に努めています。

その内の数時間をパフォーマンスの向上のために時間を割り当てるわけです。

だからこそ、プロの芸人、役者、ミュージシャンはトラというシステムでただちに出動でき、チャンスを掴めるわけです。

【株式投資】何か起きたら何かするリスト

賢い召使いは準備が万全です。

自分のポートフォリオだけをウォッチするんじゃなくて、各カテゴリーごとに分けながらしっかりホームワークを繰り返し、24時間勉強し続ける必要があります。

注目している株が突然大きなアクションを起こした場合、アクションが起こってから会社の業績や主力商品、取締役会やチャート分析なんかしていては遅すぎるわけです。

完全に晩餐会のごちそうを取り逃します。

ごちそうを楽しむためには王宮の扉の前で開くのをしっかりと待ち構えていましょう。

勉強も同じ・・・

なんのために勉強するのか?

筆者も小学生の頃はわかりませんでした。

もちろん、晩餐会でごちそうを堪能するためです。

「学校の勉強は無意味・無駄」という先人たちは多くいます。

ただ、勘違いしてはいけないのは、「学校の」勉強は無意味で無駄といってるわけで「勉強」自体が無駄と言っているわけではないということです。

ここを勘違いしてしまっては大変だと思います。

投資家のレイダリオ氏も学校の勉強は意味がないと主張する人の一人です。

【まとめ】あなたは楽器を片付ける!?

ジャズサックス奏者のEric Dolphy (エリック・ドルフィー)はいつ、どんな時でも常に練習していたことで有名でした。

大そう立派な楽器ケースなどは持っておらず、楽屋に入って練習、そのまま本番、そして楽屋に戻って一人で反省会をしながら練習。

そして帰りのタクシーではフルートに持ち替えてフルートの練習(ジャズサックス奏者の多くはブレスコントロールのトレーニングでフルートを演奏します)。

さらに家に帰って練習し、楽器を出しっぱなしで寝て朝起きてからすぐに朝のウォーミングアップをしていたそうです。

日野皓正氏も・・・

いつどんな時でも裸でトランペットを持っているイメージでした。

そして、24時間365日体制で最高のパフォーマンスを披露する準備ができています。

「今日はオフだから・・・」なんて言葉彼には存在していません。

マイルス・デイビスは・・・

さて、一方、ジャズの帝王とも言われるMiles Davis (マイルスデイビス)はというと、楽屋でウォーミングアップしたり、音鳴らしをしたりするとメンバーにすごい剣幕で怒っていたそうです。

「ステージで鳴らせ、プロなら無暗に音を垂れ流すな」というニュアンスの言葉だったそうです。

しかし、もちろんただ楽屋で練習していたから怒っているわけじゃありません。

「なんで楽屋で練習する必要があるんだよ!」「一流の音楽家なら練習してるところを誰かに見られるんじゃねえよ」と怒っていたのだと思っています。

確かに、楽屋で一生懸命ウォーミングアップや、曲連してる人見るとイラっとするもんです。

家でやってこいよ・・・と。。。

本日はタルムードに出てくる「心の準備」を演者目線を交えながら考察してみました。

みなさんはどのように解釈しますか?

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