※この記事は2020年4月10日に更新されました。

先日から始めたオンラインレッスンや、演奏動画配信のためのスタジオ構築のブログですが、本日はオンラインレッスンの考え方について考察していきたいと思います。

収録に始まり収録に終わる

これまでの演奏動画などの配信用のスタジオ機材の構築紹介などで、筆者はあまり生配信や、ライブ配信については触れてきませんでした。

もちろんライブ配信などをやる場合は、ミキサーやスイッチャーなど必要な機材は増えてきますが、まずは、演奏動画の収録をハイクオリティで完成させるのが先決だと考えています。

ライブ配信や、リアルタイムオンラインレッスンの場合だと、突発的なトラブルに瞬時に対応できる機材の知識や経験が最重要になってきます。

そのため、これまで演奏のみに集中して活動してきた音楽家が1人でハイクオリティな配信を維持していくためには難易度がかなり高いと思われます。

もちろんiPhoneで充分だ!という意見は尊重しますしそれはそれでいいと思います。
頑張ってください!

iPhoneでは不十分だと感じる場合、まずはスタジオをしっかりと構築し、収録そのものに慣れていってから生配信の準備を整えていく方が長期的に見てクオリティの高いものを提供し続けられると考えます。

さらに、ライブ配信が現在では流行っていますが、結局配信終了後ただちに、アーカイブ動画となります。

長期的にアーカイブ資産としてみたときに、収録でのクオリティを超えるのはトラブルのリスクなどを考えて難しい。

当然ライブでしか味わえない危なっかしいスリルや、ジャズなどの場合は演奏者本人も思ってもみなかったプレイが飛び出す可能性も眠っています。

しかし、常にライブ配信を軸とするのは総合的なクオリティを考えるとそのバランス力が問われるでしょう。

【脱・職人】リアルタイムオンラインレッスンは不要

オンラインレッスンをリアルタイムでやる必要は実際のところ、音楽家側のエゴだと考えています。

日本人はどうしても、職人気質がDNAレベルで抜けません。

「この道60年」

「創業300年の老舗」

とか、こういうのが大好きです。

しかし、これだけ情報が可視化された現代において、楽器の演奏なんてものはスキルの一つにすぎません。

まさに何年か前に物議をかもしたホリエモンの寿司の話そのものです。

「飯炊き10年とか馬鹿じゃねぇの?!」

当時は賛否ありましたが、今は飯炊き10年するべき!という人は、この道○○年のおじいちゃんたちだけになりました。

実際に半年の寿司教室に通って国内や、海外でこの道数十年の寿司職人よりも稼いでいる人がたくさんいます。

それが資本主義であり、江戸時代とは違うんです。

音楽家としては「リアルタイム」「ライブ」という点に最大の価値を置いておきたい気持ちは分かります。

しかしいつまでもその価値を大切に温めるのはまさに、この道数十年のおじいちゃんが「年輪を尊敬しろ」と言ってるのと同じです。

音楽のレッスンはやはり見て盗め・・・目で盗み、耳で盗む。

先輩や師匠の演奏を体験して学んでいくものです。

オンラインにするならリアルタイムである必要はありません。

リアルタイムの最大のデメリット
・生徒さん側が通信環境などに気を使い集中できない。
→目上の人からの電話が切れた時のようなストレスを生徒さん側が常に感じなければいけません。
・「今の場所もう一回お願いします」が無駄。
→先生今のところもう一回お願いします!
昭和のレッスン風景ではよく見られることでした。
現代では、先生動画とってもいい?
となり、先生の演奏をスマホで撮影して家で復習・・・
が当たり前になっているのではないでしょうか?
だとすると、よりクオリティの高い映像と音質でアーカイブして提供してあげた方が復習効率も格段に上がります。

サブスクリプション型の教室運営にしてコミュニティの生徒は質問し放題で、回答演奏を収録して配信。

そうすることで、双方に効率があがります。

実際にYoutube動画だけでプロの奏者になったドラマーやピアニストなどは当たり前に出てくる時代になっています。

生徒さん側も先生に気を使うことなく、何百回~何千回でも同じフレーズ、箇所を再生することができるわけです。

さすがに身に染みるまで先生に目の前で弾いてもらうわけにはいきませんし、そうして欲しい場合も普通は言えないですよね。。。

まずは技術の習得

これまでライブの音響をPAさんに任せていた方や、アコースティックが中心のクラシック演奏家は、突然音響機材を駆使してPAをしながらライブ配信なんてできるわけがありません。

まずは収録で、EQの使い方やミキサーの回路図などを完全に頭の中でイメージできるようにしていきましょう。

楽器の演奏スキル同様、覚えてしまえば非常に簡単なスキルです。

頑張りましょう。

生配信ができるまでに必要なスキルとは!?

最低限PAとしてライブ会場を回せるスキルが必要!

ミキサーの使い方を覚えるのは必須になってきます。

収録では内部処理でOKだった各種エフェクトもレイテンシの問題リスクがあるため、筆者はミキサー内処理をおすすめします。

クラシック音楽を専門にしているかたは特にこの領域は知識が不足しているかと思いますので、当ブログで是非マスターしていってください。

ドラム、ギター、ベース、歌、キーボード、くらいの編成を素早くラフミックスできるくらいになれば生配信もばっちりです。

→ミキサーの使い方(準備中)

収録に比べるとやはりかなりハードルが高いのが現状です。

まずは、収録でコンテンツのアーカイブをしていくことに力を注ぎましょう。