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※この記事は2020年3月7日に更新されました。
スペイン語が母国語の人で日本語を勉強している人はどれくらいいるのでしょうか?
まずは日本語の人口をおさらい

日本語は世界的に話者数としては、第9位:約1億3000万人が母国語として使用しています。
とはいえ、島国日本ですから、日本語の話者のほとんどが日本国内に限定されているといえるでしょう。
インターネット上での日本語使用ユーザー
インターネットの世界での日本語使用率は 約1億1500万ユーザーで世界規模で見ると3.5%となっています。
2019年現在日本の人口は約1億2680万人、まだ1100万人近くの人がインターネットを使用していないとも言えます。
人口の約10%ですので、 1100万人の方の主な情報網がテレビだとすると、ダイレクトにターゲットを絞れば視聴率は10%。
Youtubeで1100万再生と考えるとすごい数字に見えてきます。
さて、この1100万人という数字が出た背景は、インターネットユーザー率といって、人口に対して使用しているユーザー数によって数字が出されています。
日本語は90%が使用率。
前述の通り、約10%の人がネットを使っていないというわけです。
驚くのがスペイン語圏
インターネット上でのスペイン語使用ユーザーは約2億4500万人。
あれ!??約4億5000万人が公用語として使用していたんじゃないの?
そうなんです。
なんとスペイン語のインターネットユーザー率はなんと55.5%!
スペイン語圏の約半数の人はまだインターネット使用していないということになります。
これはやはり格差問題や、ネットのインフラ整備の問題など様々な原因があるかと思います。
他には超格差社会の中国語が50.4%
→中国は独自のインターネット網を持っているため、正確な数字は測定できていないと思われます。
超多民族国家のフランス語が23.9%
→フランス語のサイトが少ないのか?より多くの情報を得るため検索などは英語でしているのかもしれません。
しかし、さすがは脅威の人口を誇るスペイン語。
インターネットユーザー率は55.5%でも、母数が多いので、インターネット上での言語使用は第三位となっています。
ちなみに1位はもちろん英語。
2位はこちらも母数が圧倒的な人口数で中国となっています。
もし世界のインターネットユーザーが100人 だったら?
- 英語のウェブサイトを作れば26人が訪れるかもしれません。
- 中国語のウェブサイトを作ったら21人が訪れるかもしれません。
- スペイン語のサイトを作ったら18人が訪れるかもしれません。
- 日本語のサイトを作ったら3人が訪れるかもしれません。
今後スペイン語圏でもさらにインターネットが普及していけば中国は少子高齢化が進んでいますから2位~3位は変わってくるかもしれませんね。
これはサイト作成や、Youtube、その他の世界規模のプラットフォームでの発信の際に非常に参考になるデータではないでしょうか。
日本語学習者の数は??

さて、本題に戻りましょう。
日本語学習者の統計を取ったデータがあります。
学習者の数リスト
- 東アジア : 176万3420人
- 東南アジア : 109万4437人
- 南アジア : 40万795人
- 北米 : 19万599人
- 中米 : 1万1637人
- 南米 : 3万8152人
- 西欧 : 8万3559人
- 東欧 : 2万7154人
- 中東 : 4054人
- 北アフリカ : 1777人
- アフリカ : 7092人
いかがでしょうか?
みなさんのイメージ通りでしたか?
注目すべきはやはり西欧!
8万人ですからかなりの数になりますね。
こちらのデータは大学や各種専門学校での教育機関を対象としたデータになりますので、趣味で勉強している人や、独学で学んでいる人の数は含まれていません。
やはり東南アジア圏は多いですね。
仕事などで実需があるためこのような数字になっていると想像できます。
このリストでみると・・・
スペイン語圏で日本語学習者の数は約13万3348人ということになります。
しかし、これは西欧=スペイン語圏ではないため、ポルトガル語圏や、南米でもブラジルなどのポルトガル語話者もいるため、正確ではありません。
ポルトガル語圏や、独学者なども含め正確ではありませんが、これだけの人が学校に通って日本語を勉強していると思うとなんだか嬉しくなりますね!