※この記事は2020年7月3日に更新されました。

本日はNISA口座と特定口座の使い分けについて考察したいと思います。

みなさんはNISA口座はお持ちでしょうか。

非課税口座という超超超お得な口座なので、是非開設しておきましょう。

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NISAとは?!ざっくりおさらい

NISA(にーさ)=Nippon Individual Savings Account.

イギリスのISA(Individual Savings Account)を参考例として2014年1月1日から日本で導入された、非課税投資制度です。

投資可能期間は2014年~2023年までとされており、一年間で120万円まで、最大で5年間非課税枠が有効なため、2023年の投資分は2027年末まで非課税枠として運用できます。

ただし、2024年からは新しい制度として、「新NISA」がスタートしますので、引き続き非課税枠での資産運用が可能になります。

→新NISAについて(準備中)

非課税じゃにゃいとどうにゃるにゃ?!

非課税じゃないと、日本の税制では、20.315%(所得税15.315%+住民税5%)の税金がかかってきます。米国株投資の場合は米国の税金もかかってくるので、日本の20.315%が引かれる前に米国で10%引かれます。

ただし、必ずしも確定申告が必要というわけではなく、源泉徴収ありの特定口座で運用する場合、証券会社がそれらの手続きを行ってくれるため大変便利です。

源泉徴収ありの特定口座は全部自動で税金を引いてくれるので便利ですが、年間20万円以下の利益の場合、源泉徴収なしであれば、確定申告の必要はないにもかかわらず、20.315%かかってくるので、年間の利益見込みが20万円以下の場合は要注意です。

ただ、年間の利益が20万円以下の見込みの場合は年間投資額120万円のNISA口座なら充分にカバーできる範囲だと思うので、NISA口座を使わない手はありませんね。

NISA = 貯蓄+α

NISAは元々個人の貯蓄口座やタンス預金を市場に流すために始まりました。

タンス預金に関しては政府は長年頭を悩ませており、2018年の第一生命経済研究所の調査では約43兆円もの現金がタンス預金として眠っていると推定されています。

これまで投資に興味もなく、投資もしてこなかった人でも、銀行口座に貯蓄をしたり、ワンコイン貯金をしたり、ぶたさんに食べさせたりして貯蓄してきた経験はあるかと思います。

それらのお金をNISA口座に預けてみては?

という制度なわけです。

なので、トレードを楽しみたい方や、専業の個人投資家にとっては使いにくいですし、トレード用の特定口座などとの使い分けが重要になってきます。

NISAはもちろん投資であることには変わりないのですが、投資というよりも毎年120万円貯金するという感覚の方がしっくりくるかもしれません。

ただ、大手メガバンクの金利を見てみると・・・

三井住友銀行 0.002%
三菱UFJ銀行 0.002%
りそな銀行 0.002%
みずほ銀行 0.002%

金利を見ても預けて一体何になるんだ?状態ですよね。

2020年現在で、最も高金利の銀行で岡崎信用金庫 おかしんインターネット支店の0.270%です。

一方でこの散々な銀行金利、株式配当に換算してみましょう。

大手メガバンクの配当利回り

三井住友フィナンシャルグループ

配当利回り6.20%

三菱UFJフィナンシャル・グループ

配当利回り5.92%

りそなホールディングス

配当利回り5.68%

みずほフィナンシャルグループ

配当利回り5.63%

さて、同じ120万円あったとすれば、みなさんは普通預金口座か、株式、どちらに置いておきたいでしょうか。

もちろん株式投資において、銀行株というのは、一般的なファンダメンタルで動くような単純な業界ではないですし、比較的ハイリスクな株であることは間違いありません。

もちろんリスク管理は自己責任にはなりますが、筆者は普通預金よりもNISAでの配当金を選択します。

使い分け例

短期~中期でトレードする人にとっては、NISAは少々使いにくい制度とも言えます。

ここでいう短期~中期というのは、数か月~一年以内のこと。

基本的に当ブログでは、デイトトレードや、スキャルピングはおすすめしません。

年間120万円ですから、例えば100万円のトレードは年に一回しかできませんし、60万円のトレードは年に二回しかできません。

もちろんその枠を早々に使ってしまって特定口座でトレードするというのも一つかもしれません。

二回分の税金が浮いた!

という考え方もできるでしょう。

しかし、なんだかもったいない気がしませんか?

基本的に上手に銘柄選定すれば中長期でみれば、配当含めてかなり利益は乗ってくるはずです。

その枠を早々に手放してしまうよりは、長期目線でじっくり寝かせるNISA口座と、短期~中期でトレードする特定口座とで使い分けた方が楽しい気がします。

NISA口座
・期限が来るまで利確しない。
・バイ&ホールドを徹底すると決めた銘柄。
・配当の増額や減額の幅の低い安定配当株。
・極限までリスクを抑えた超低リスク株。
源泉徴収ありの特定口座
・チャートやトレンドに乗りながらトレードする予定の銘柄。
・配当は基本的に狙わず、値上がり益だけを狙う銘柄。
・リスク管理をしつつ、少し責めた投資ができる銘柄。

筆者はこんな感じで分けて使っています。

120万円をどう割り当てるか?!

米国株の場合NISAを使っても、米国での税金10%が差し引かれます。

ただし、米国株の場合は、配当金の変動も結構ありますし、配当回数も日本株よりも多い企業が多々あるのが特徴です。

ザ・資本主義の米国ですから、企業は株主のために存在しているという意識が強いため、例えば優秀なCEOは窮地に立たされても自身のビジネス人生を終わらせてでも捨て身で配当を確保してくれたりする例もあります(かなり珍しいですが)。

そういうザ・資本主義の株をNISAで長期間運用するのか?

ボラティリティは低いですが、日銀という虎がバックについている日本株で持っておくのか?

いろいろ考察ができて楽しいですよね。

筆者は今のところ、1割を日本株(NISA)、3割を米国株(NISA)、6割を特定口座でトレードを楽しむ枠と割り当てています。

みなさんはどのように振り分けますか?

個人的には新NISA制度もいいですが、消費非課税枠があれば嬉しいな~と思う今日この頃です。例えば年間120万円までの消費は非課税!なんかにすれば、消費で経済は動くわ、NISAで投資してマーケットに金は流れるわで血流がよくなるのではないでしょうか。

みなさんの参考になれば幸いです。