【ユダヤの教え】99円は1円足りないと100円にならない
現代のユダヤ人の家庭では99セントは1セントなければ1ドルにならないと教えられています。
これは日本でも昔からよく言われていること。
『1円を笑うものは1円に泣く』元は一銭を笑うものは一銭に泣くだったようです。
著名な科学者や芸術家を多数輩出するユダヤの民族。
その秘密はタルムードと呼ばれるユダヤ人の叡智を詰め込んだ魔法から始まり、徹底した学びの姿勢と教育がもたらした結果であると言えます。
優秀な芸術家になるために、豊かな人生を過ごすために一緒にユダヤの叡智を学びましょう。
お金に関する格言集

金銀宝石が大好きなユダヤ人はその名前に金や銀を入れることが多く、ゴールドバーグや、シルバーバーグなどの名前であればほぼユダヤ人であると言われています。
他にもシルバーマン、ゴールドブルームなどでしょうか。
日ユ同祖論的な視点で見ると、日本人も金や銀が苗字に入っている方は多いですよね。
なぜユダヤ人は金銀宝石が大好きなのか?
知りたい方はこちらの書籍を参考にしてみてください。
ユダヤでは『貧乏は同情するべきものであって、自慢するべきものではない。』という言葉があります。
儒教の影響を受けた日本では現代でも貧乏を自慢、自虐ネタにする風潮は少なからず存在していますよね。
体に3つのことが、もっとも障る。
富と成功の秘訣 ユダヤ5000年の叡智
頭痛、腹痛、それと空の財布だ。
3つの中で空の財布がもっとも人を苦しめる。
愚か者も金があれば、賢者に見える。
という言葉もあり、ユダヤ人は幼い頃からお金は人にとってとても大切なものであることを教え込まれます。
同時に節約と倹約が大切であり、節度を守ることが人を創る、そして自分を管理できない者は成功しないことを徹底して教え込まれます。
ニューヨークやウォール街で、肥満と喫煙が徹底排除されるのも金融業の多いユダヤ人の影響かもしれませんね。
格言
トケイヤーのユダヤ格言集
- 知識を持ちすぎると人は老けるが、お金を持ちすぎると人は若返る。
- お金はどのような扉でも開ける、黄金の鍵である。
- 人生に必要なものは、衣食住に加えて金である。
- お金を愛するだけでは金持ちになれない、お金があなたを愛さなければならない。
- 金持ちになる方法は一つある。明日やる仕事を今日やり、今日食べるものを明日食べること。
- 冬、薪を買うのに使わなければならない金を、夏遊んで使うな。
- 金持ちが飢えるのはどういうときか、それは医者から命ぜられた時である。
- 貧乏人には敵が少なく、金持ちには友人が少ない。
- お金ですべてのものが買える。しかし一つだけ買えないものがある。それは常識である。
- もし金持ちが自分のかわりに死ぬ人を雇うことができるとすれば、貧乏人は豊かに暮らせるだろう。
- 現金はもっとも有能なブローカーだ。
- 商人になったらこの言葉を覚えなさい。『私はあなたを完全に信頼しています。だから現金で払ってください』
- 節約をしない商人は毛の生えていない羊のようなものである。
- 借金を返す者は、信用を倍にする。
- 借金を返さない者は、盗みを犯すのと同じである。
- 借りる時に笑うな。もし笑えば返す時泣くだろう。
- もし人に金を貸していて、その人がほんとうに金を返せないことを知っていたら、彼の家の近くにいってはならない。
- 貧乏人は4つの季節でしか苦労しない。春、夏、秋、冬。
- 医学は、貧乏以外をなおすことができる。
- 畑にお金をまくと愚か者を収穫する。
金持ちになる方法
気になる格言はありましたか?
金持ちになる方法はとてもシンプルですよね。
仕事ややることを明日にしない、食べ物は明日食べる。
ついつい、明日でいいや・・・なんて気持ちになるときは、今日、人生の最後の日だという認識をしっかり持ちましょう。
ユダヤでは毎日1日が終わるということは人生そのものが終わるということであると言われています。
スティーブ・ジョブズの有名なスピーチでも引用されていました。
毎朝鏡に向かって今日自分が死ぬとしたらそれは本当にやりたいことなのか?
今日人生を終えるとしたらやっぱり、この格言集はシェアしてから死にたい。
そんな想いで今書いています。
金持ちだって飢える
健康と食事に関しては注意して生活しなければいけません。
金持ちはお金でどんな高級な食材だって買えるでしょう。
世界三大珍味に高級酒。
それらのものをお腹いっぱい食べることが、つまり飢えることになるわけですね。
お金で買えないモノ
常識や所作などは、デパートに行って購入できるモノではありません。
今日、明日意識したところで付け焼き刃。
日々の積み重ねでしか得ることができません。
お金で買えないモノはしっかりと日々の積み重ねでゲットしていきましょう。
貧乏人は敵が少ない
金持ちは孤独である。
投機や投資の世界でよく言われること、それが決して群れないこと。
投機は常に自問自答を繰り返しながら戦略を練る哲学のような側面を持っています。
商人になったら覚える言葉
『私はあなたを完全に信頼しています。だから現金で払ってください』親しい友人、信頼している仲間だからこそ、商売をするときは現金で払ってもらいましょう。
借金に関する格言が多いのは中世ヨーロッパではユダヤ人が貸金業に従事している者が多かったためであると推測できます。
他の世界的な宗教ではお金に対するイメージはマイナスなことが多く、金利という存在そのものを否定している宗教もたくさんあります。
対してユダヤ教ではもちろん金というのは大切な存在であると教えていますし、金利に対して否定的ではありませんので、必然的に貸金業者になれるのはユダヤ教だけだったというわけです。
【ユダヤ式教育】お金は積み上げておくと腐る
タルムードの中では金貨や銀貨、銅貨などの硬貨は『ツゥツイム』と呼ばれており、これはヘブライ語で『動く、循環する』という意味があります。
お金、金貨や貨幣は動き、循環する存在であると認識されており、日本では世の中を歩き回る足を意味する『おあし』と呼ぶニュアンスに似ています。
ユダヤの子供達は『金と肥料を積み上げておくと、悪臭を発する』というタルムードの諺を教えられます。
金は動かないと腐ってしまいますし、足は歩かないと歩けなくなっていきます。
お金を循環させる、巡らせることを意識する教育が行われています。
ちなみにこの教えは慈善を怠ることを禁じる教えとして機能しています。
お金を稼いだら必ず寄付や慈善活動にお金を循環させること。
慈善を怠ることはユダヤ人にとって大罪とされています。
金は肥料のようなものだ。ばらまけば役に立つが、一ヶ所に積んでおくとひどい臭いがしてくる。
クリント・W・マーチソン
黄金の鍵
お金とは道具です。
つまり鍵ですよね。
お金はどのような扉でも開ける、黄金の鍵である。
お金(鍵)そのものにはなんの価値もありません。
お金でしか開けられない扉を簡単に開けた時に真価が発揮されます。
どの扉にどんな叡智、どんな体験、どんな素晴らしいファンタジーが詰まっているか開けてみるまでわかりません。
そんなファンタジックな金融教育が日本に今求められているのかもしれませんね。
みなさんの参考になれば幸いです。