【入門:中級編】とりあえず音を鳴らして遊んでみる

前回の初級編でMIDIについて、全体像を俯瞰的に把握できたでしょうか。

【入門:初級編】MIDIシステム導入4つの手順(サイト内記事)

本日はとりあえず音を鳴らしてみようというわけで、内蔵音源を呼び出して鍵盤を弾いて音を鳴らすところまでやってみましょう。

大丈夫です!

順番にやれば絶対できるようになるので、少し難しく感じても一度読み流して何度もトライしてみましょう!

音が鳴る場所は二種類

前回のおさらい!

というわけで、音は主に、ソフトウェア音源と、ハードウェア音源の二種類あります。

MIDIで音を鳴らす指示はこの二種類のどちらかを選択しなければいけません。

まずハードウェア音源で音を鳴らす場合はこういった図になるところまでは大丈夫でしょうか。

これがソフトウェア音源になると・・・・

一気に難しくなったりはしません!

PC&オーディオMIDIインターフェイス&音源。

と赤丸印の箇所が一緒になっているだけなのです。

ただし、DAWソフトで各地に指示を出す場合はハードウェアに出す場合と、ソフトウェアに出す場合は少し違ってきますので、まずはこの図式をしっかりと把握しましょう。

DAWってなに?DTMとの違い(サイト内記事)

【オススメのDAWソフト】音が良いのはどれ?!(サイト内記事)

【DAWで 音が鳴らない?】根本的対処思考を身に着ける(サイト内記事)

MIDIトラック!? or 内蔵音源トラック!?

  • ハードウェアに指示を出す場合→MIDIトラックを作成。
  • ソフトウェアに指示を出す場合→内蔵音源トラックを作成。

この二種類はほとんど、いえ、すべてのDAWソフトに共通しています。

「せっかく内蔵音源買ったのに!!!MIDIトラックを作成しても音が出ないじゃないか!?」と言った場合はかなりの確率でここが間違っています。

内蔵音源中心に作業する場合(おそらく初心者~中級者までは内蔵音源中心になると思います。)はMIDIトラックを使うことはほとんどないといっていいと思います。

中級者以降になってくると、プログラムチェンジや、モジュレーションホイール、ベロシティーコントロールなど、特定の操作をするためだけにMIDIトラックを置いておいたりします。

そこまでできるようになるためには、前回少し触れたチャンネルを把握しなければいけませんので、上級レベルも目指すぞ!!!

と言う方は、是非最初からハードウェア音源にトライしてみましょう!

ハードウェアばかりで固めていると、ソフトウェアに移行したときに全体を把握しやすいです。

DAWソフト別トラックを作成する方法

さて、今回の記事では入門編なので、内蔵音源で音を鳴らして遊ぶことを目的に進めたいと思います。

ほとんどのソフトは一緒ですが、一応当サイトで推奨しているオススメのDAWでの内蔵音源トラックの作成を紹介したいと思います。

Cubase の場合

STEINBERG ( スタインバーグ ) / Cubase Pro 11 通常版 DAWソフトウェア

DAWソフトで録音してみよう!(録音から書き出しまで)【Cubaseの場合】(サイト内記事)

まずは立ち上げると、このような画面になりますので、空のプロジェクト(Empty)を作成しましょう。

するとこんな初期画面が現れます。

赤印の箇所の+部分をクリック。

するとおそらくデフォルトでインストゥルメントとなっていると思います。

このインストゥルメントというのが内蔵音源を指しています。

現状ではほとんどの方がこの内蔵音源を使うということを想定して初期設定になっていると思われます。

ちなみにハードウェア音源を使う方や、上級者はMIDIトラックを作成しこのように自分で名前を決めて管理しなければいけませんが、この記事では割愛したいと思います。

赤印の箇所をクリックすると、今あなたのコンピューターに入っている音源の一覧が現れます。

この辺りは筆者とは環境が違うかもしれませんが、Cubaseを購入した場合は「Synth」という場所にCubaseに元々ついている音源が出てきます。

ここにピアノ音源がちゃんとあるので安心してくださいね!

緑印の箇所HALion Sonic SEというのをクリック。

これはプロ版を購入するとこの音源もプロ版にアップします。

するとこのように内蔵ソフトが立ち上がりますので、そこからPiano というカテゴリーをクリック。

音源をクリックして、鍵盤を弾くと音が鳴るはずです。

どこから音が鳴るか?

音が鳴らない場合は、また別の記事でトラブルシューティングしたいと思います。

ちなみにこの[GM]マークは、GMフォーマットとか、GM音源とか呼ばれたりしています。

特に覚えなくてもいいと思います。

難しい話になるので、興味のある方はGMフォーマットなどでググってみてください。

Ableton の場合

ABLETON ( エイブルトン ) / Live 11 Standard

筆者が個人的に一番GUIが好きなソフト:エイブルトンの場合はどうでしょうか。

このソフトはちょっと癖があるので注意してください。

まず最初に開くとこんな画面が出てきます。

赤印のインストゥルメントをクリック。

この階層をたどればピアノ音源にたどり着きます。

セッションビューとアレンジメントビューと分かれており、デフォルトはこのように縦長になっています。

これはDJやループを使ってライブをする方など向けの機能なので、一般的な横長スタイルに変更しましょう。

このボタンをクリックすると、一般的な横長スタイルに変わります。

でこのようにドラッグアンドドロップで簡単に作成できます。

Mac:Logicの場合

もうずっとmacしか使わないよ!

macラブだよ!

と言う方は、Logic持っておいて損はないと思います。

上記の2つのソフトに比べて圧倒的にオーディオエンジンの質がいいので、MIDIではそこまで差が出ませんが、録音作業やミックス作業をするときに差が出ると思います。

logicの場合は、ソフトを新規で立ち上げると、すでにこの画面が登場し、どのトラックを作成するのか聴かれます。

ちなみに、MIDIトラックを「外部MIDI」と書いてくれているあたりわかりやすいですね。

「外部」とついているのはすでに紹介した通り、PCの外に設置したハードウェア音源を操作するためです。

するとこのようにソフトウェア音源トラックが作成され、画面左側のライブラリというところで音源を選択します。

今回はピアノを選択。

そこからさらにスタイウェイのグランドピアノを選択すると、スタイウェイのサンプリング音源で音を鳴らすことができるようになります。

まとめ

とりあえず音が出ましたね。

次回は実際に入力してみましょう。

現代では

この図のようになっているため、どうしても「録音」という感覚になってしまうと思いますが、これを「録音」と認識してしまうと、後々あんまりよろしくないんじゃないかな~と個人的には思いますので、あくまでオルゴールのブツブツの打ち込みという感覚を忘れないようにしましょう。

みなさんの参考になれば幸いです。

この記事を書いた人

こうたろう

元ピアニストでフォトグラファー&サウンドデザイナー
ミュージシャンだった父の音楽スタジオと、モデルだった母の仕事場であるフォトスタジオの現像ルームが子供時代の遊び場という恵まれた環境で育つ。
音楽大学を卒業後ピアニストとして活動を開始。
自身のピアノトリオで活動後北欧スウェーデンにてヨーテポリを拠点に活動するシンガーアーティストLindha Kallerdahlとセッションを重ね声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後単身ドイツ・ケルンへ渡独。
ドイツから帰国後ピアノソロ作品アルバムと共に同時リリース。
金田式電流伝送DC録音の第一人者である五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入りし、活動を開始。
独立後、音楽プロデューサーとして音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現在はKotaro Studioに統合)」を立ち上げ、タンゴやクラシックを中心としたアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
現在は元ピアニストの経験を生かしたミュージシャンのライブフォトを得意としながら、肖像写真、動物写真、自然写真を中心にミュージックビデオの制作などオーディオ技術も得意とするフォトグラファーとして活動中。

Writer's profile

服部洸太郎
服部洸太郎
音大を卒業後ピアニストとして活動。
自身のピアノトリオで活動後北欧スウェーデンにてシンガーアーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツへ渡りケルンにてAchim Tangと共に作品制作。
帰国後、金田式電流伝送DC録音の名手:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入りし、録音エンジニアとしての活動開始。
独立後、音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現在はKotaro Studioに統合)」を立ち上げ、タンゴやクラシックなどのアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
本格的に写真、映像技術を学ぶ。
現在はKotaro Studioにて民族音楽に関する文化を研究。
「誰かのためにただここに在る」をコンセプトに誰かがいつでも訪れ安心感が得られるサイトを模索中。