【男と女のユダヤの教え】結婚へは、歩け。離婚へは、走れ。
著名な科学者や芸術家を多数輩出するユダヤの民族。
その秘密はタルムードと呼ばれるユダヤ人の叡智を詰め込んだ魔法から始まり、徹底した学びの姿勢と教育がもたらした結果であると言えます。
優秀な芸術家になるために、豊かな人生を過ごすために一緒にユダヤの叡智を学びましょう。
ユダヤの格言やタルムードの中にも男と女にまつわる教えはたくさんあります。
ただし、注意してほしいのは、ユダヤ文化というのは、そもそもが強烈な男尊女卑の世界であり、格言やエピソードなども男尊女卑がそのまんま使われていますし、現代にも伝わっています。
エンターテイメントとして楽しんでいただくことをおすすめしています。
エンタメやジョークに寛容でない方は非常に不快な想いをする可能性がありますので、ここで退出お願いします。
どれくらい男尊女卑なのか?

日ユ同祖論は日本に長く住むラビである:トケイヤー氏も共通点に関する書籍を出版されています。
男尊女卑の感覚はどうでしょうか?
西洋の一部の地域の男尊女卑ではその昔レディーファーストという文化が発祥しましたが、これは『危ない地域に女を先に行かせる』という意味合いがあり、非常に野蛮な男尊女卑文化であると言えます。
一方で日本の場合は奥方様であり、決して前線に出されることはありません。
どんな場所でも男が先、女が男の前を歩くことなど許されないのが基本でした。
なので、危ない目に遭うのはもちろん先に男。
危ない目に遭った男は後ろからくる女を逃したのです。
『男が女を守ってやる』というニュアンスの男尊女卑感ですね。
ユダヤでも似たような男尊女卑感があるのかもしれません。
このようなフレーズがあります。
男はまず家を建て、野原にブドウを植えてブドウ園をつくり、そのうえで、妻を迎えるべきである。
トケイヤーのユダヤ格言集
この順序を逆にしてはならない。
こういったところから見るように、どちらかというと、『女は男よりも弱い、だから助ける』という慈悲的アプローチによる男尊女卑なのが、ユダヤや日本の文化なのではないか?と思うわけです。
ユダヤ教にとっての女性
ユダヤ教では神は最初に男アダムを創り、神はアダムが眠っている間に肋骨を一本抜き取って人類最初の女イブを創ったとされています。
実はユダヤ教では神が盗みを働いたのはこのアダムの肋骨だけでした。
なぜ神は盗みを働いたのか?その答えはとあるラビが出しており、最後にお届けしています。
つまり宗教文化的にそもそもが女は男の一部であり、付属であるという意識が眠っているわけです。
ただしもちろん今ではそこまで過激な男尊女卑感は残っていないと想像します。
日本での男尊女卑
日本ではやはりまだまだ社会は男が創るものという意識が色濃く残っているでしょうか。
それは先述のように決してネガティブな面ばかりではないのかなと思います。
筆者はゆとり世代のわずか前に生まれた世代ですが、学生時代にもこういった日本的男尊女卑を好意的に感じている女性がたくさんいたような気がします。
学生時代に仲の良かったとある女性は一緒に歩いていても常に1〜2歩程度後ろを歩く、さらに、お店に入る時もドアをあけて誘導しても絶対に先に入らない、筆者が座るまで座らない、車に乗るのも筆者がドアを開けて乗り込むまでじっと待ってる。
という方がいました。
話を聞いてみると、『あー私の家庭は本当に昔から男尊女卑が徹底されてた。だけど生きていて思うのが、それが心地いいし、安心』と言っているのが女性が家を完全に仕切っていた筆者の家庭から見ると衝撃的でした。
別の女性は、『男の人と同じように仕事する能力や力普通に考えてあるわけないやん?だから早く結婚して家庭に入りたい。仕事してても能力差が明らかでストレスに感じる。』と言っている方もいました。
意外とテレビで言われているような脱男尊女卑的風潮は造られたモノなのかなと学生時代ながらに思ったほどでした。
と、いろいろ考えても意味がないという格言もあります。
女とけんかをするのは、傘をさしてシャワーを浴びようとするようなものだ。
トケイヤーのユダヤ格言集
心理学の父とも言われるフロイトはユダヤ人ですがこのような言葉を残しています。
私は30年間、女の心を解明しようとした。
フロイト
しかし、まだ答えは得ていない。
最大の質問は、こうだ。
いったい、女は何を求めているのだろうか?
さて、そんな賢い人が30年かけてもよくわからない、男と女の世界。
ユダヤの格言やタルムードで程よい距離の取り方を探ってみてはいかがでしょうか。
格言集は先述のとおり、男尊女卑の意識が根付いたものがほとんどですので、男性ベースで言い伝えられているものがほとんどです。
男と女の格言集

トケイヤーのユダヤ格言集
- 人生で遅くてもかまわないものが二つある。結婚と死。
- 美人は見るものであって、結婚するものではない。
- 男が女をくどくのは当たり前だが、女が男をくどくことは正しくない。というのは、男は自分の失ったものを取り返そうとしているからである。
- 神は妻の涙を数え給う。
- 男性が、女性と関係をもってよろこんだり、悲しんだりすることができれば、それは男が若い証拠である。中年になると、どんな女性とでもよろこぶようになる。そして女性に会ってよろこびも悲しみもなくなったら男性が老年に入った証拠である。
- 10の国を知る方が自分の女房を知るよりもやさしい。
- 男を老けさせるものには4つある。不安、怒り、子ども、悪妻。
- はげしく恋をしている時は、自分に恋をしているのか相手に恋をしているのか、よく考えなさい。
- 恋をしているものはガラスの目をしている。
- 女は6歳になっても60歳になっても、結婚式の音楽が聞こえると踊り出す。
- 女を計るのに3つの物指がある。料理、服装、夫。この3つは彼女がつくるものである。
- 娘を学者に嫁がせるために全財産を使いなさい。
- 互いに再婚同士が結婚すると、ベッドには4人の男女が寝る。
例えば女を計るのに3つの物指がある。料理、服装、夫。この3つは彼女がつくるものである。というフレーズは古来の日本の文化と通じるものがありますよね。
神は妻の涙を数え給う
こういうところもやはり日本と似ていて『男たるもの・・・』というお話ですよね。
妻や女を泣かせたらいけない。
邸宅にブドウ園(ビジネス)をしっかり持って迎え入れ、決して泣かせてはいけない。
そんなニュアンスに感じます。
ベッドには4人の男女が寝る
この格言はイマイチよくわからなかったのですが、つまり男と女の関係は離婚手続きごときでそう簡単に切れるものではないという意味でしょうか。
ユダヤの結婚観
『結婚するときは離婚のことも考えなければならない』とされています。
息子が結婚するときは、まず母親に離縁状を出すのだそうです。
つまり、母親と縁を切ってでも結婚したい女性と結婚するという意味です。
この前提の次に将来離婚するかもしれないことをしっかりと想定しているんだそうです。
ユダヤ人家庭の離婚率は非常に低いそうですが、離婚の原因になるのは主に次の二つ。
- 母親の問題。
- お互いが幼稚問題。
やはりどこの家庭でも起こるのが嫁と姑問題。
母親に離縁状を出してから結婚するというのは、この問題を先に潰しておくという意味もあるのかもしれませんね。
また、先述のように、家を建て、野原にブドウを植えてブドウ園を作っていないのに結婚した場合に離婚の原因となる問題が起こるとされています。
結婚へは歩け、離婚へは走れ

結婚とはある銘柄のビールを飲んで、おいしいと感激した男が、そのビールの醸造所に働きに行くようなものであるという格言もあります。
まあなんとひどい話。
結婚相手は慎重に選ぶんだぞという教訓です。
ユダヤ教は離婚を禁止したりはしておらず、互いに努力した結果うまくいかないときは速やかに離婚するべきだと考えている人が多いそうです。
ただ、いつの時代、どの民族も、結婚するのはやさしいが離婚は難しい。
結婚するのは早いが、離婚には時間がかかる。
同じですよね。
逆であれば幸せなんじゃないでしょうか。
ユダヤ式女に関するブラックジョーク
最後にユダヤ式のブラックジョークで締めくくりたいと思います。
古代のラビたちは、額を寄せて考えた。(この時点で状況を想像すると面白い)
トケイヤーのユダヤ格言集
彼らは、論争した。
神はアダムが眠っている間に無断で肋骨を取ったのだ。
これは、『盗み』ではないか?
どうして、神が盗みを働いたのだろうか?
それも、『聖書』には神が盗みを働いたことは、一回しか書いていない。
もっとも長老のラビが答えをだした。
『それは、神が盗みの結果はろくなことがないと、教えを給うためにやられたのじゃ』
女性の読者には、失礼!