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前回の記事でターミナルで2段階認証を管理する方法をメモしましたが、数が多くなってくると管理も大変なので、ターミナルでエイリアスを作成して一発で呼び出せるようにしておきましょう。
エイリアスとはショートカットキーのことです。
エイリアスとはショートカットキーのことです。
作成手順

~/.bash_profileの作成
まずはMacのホームディレクトリに.bash_profileファイルを作成します。
# ホームディレクトリへ移動
cd
# bash_profileを作成
touch .bash_profile
.bashrcにエイリアスを記述
ターミナル起動時に毎回読み込まれるファイルが.bash_profileになります。
.bashrcにエイリアス(ショートカットキー)を定義して保存し、.bash_profileと.bashrcを紐付け、.bash_profileと一緒に呼び出してもらおうという作戦です。
vi ~/.bashrc
.bashrcの編集画面に入ります。
こちらの操作に関してはキーボードのiでエディタ画面になります。
使いたいエイリアスを登録していきましょう。
登録は
alias 呼び出し名='呼び出したいコマンド'
となります。
aliasと呼出名の間は半角スペース一つ。
=の前後はスペースなしです。
ここにスペースがあるとエラーになりますので注意してください。
このエイリアスは1行づつ書き込んでいくことができます。
すべて書き終わったら保存します。
保存方法ESCボタンでエディット終了、:wqを押してエンターで保存完了です。
.bash_profileに.bashrcを読み込ませる
次に.bash_profileを開いてエディットしていきます。
ターミナルで
vi ~/.bash_profile
を打ち込み、エディット(iでエディットモード)していきます。
他の記述は触らないようにし、一番下の行に
source ~/.bashrc
を記述。
ESC → :wq → enter で保存してください。
.bash_profileの反映
保存しただけでは反映されず、上記で保存した内容を反映させるために
source ~/.bash_profile
を実行してください。
エラー解決

.zshrcにも反映
M1 Macをお使いの方はターミナルを再起動すると反映されていない!といった症状が出るかもしれません。
もう一度
source ~/.bash_profile
で反映させるとエイリアスが反映されるといった状態ですね。
毎回こんなもの打ってられない。
というわけで解決してしまいます。
open ~/.zshrc
で.zshrcファイルを開き(開いたと同時に編集モードになっています。)
一番下の行に
source ~/.bash_profile
を追記し、今回はコマンドSで保存して終了しましょう。
これで解決されると思います。
注意open ~/.zshrcはテキストエディタが開きますので注意してください。

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服部 洸太郎
音大を卒業後ピアニストとして活動。
自身のピアノトリオで活動後北欧スウェーデンにてシンガーアーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツへ渡りケルンにてAchim Tangと共に作品制作。
帰国後、金田式電流伝送DC録音の名手:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入りし、録音エンジニアとしての活動開始。
独立後、音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現在はKotaro Studioに統合)」を立ち上げ、タンゴやクラシックなどのアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。
祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、介護で使えるプログラムをM5Stackを使って自作。
株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。
現在はKotaro Studioにてアルゼンチンタンゴをはじめとした民族音楽に関する文化の研究、ピアノ音響、さらに432hz周波数を使った癒しのサウンドを研究中。
スタジオでは「誰かのためにただここに在る」をコンセプトに、誰がいつ訪れても安心感が得られる場所、サイトを模索中。