【究極の録音上達法】良い音を聴こう

※この記事は2021年4月9日に更新されました。

録音技術を向上させる一番の上達法は、とにかく良い音を聴くこと。

さて、「良い音」ってなんやねん?!

と突っ込まれそうですね。

そうです。

良い音の定義なんて人それぞれ。。。

良い音楽を聴こう!と言ってるようなものです。

なので、独断と偏見で選定しています。

 

師匠を「よいしょ」するわけではないんですが、師匠の作品が多めです。。。

COLLAGE

師匠:五島昭彦氏の作品。

こちらは筆者も収録に参加しており、アルバムのジャケット写真も担当しています。

こちらは金田式DC録音ではありませんが、同トリオのセカンドアルバムは金田式録音バランス電流伝送DC録音で収録されています。

金田式DC録音との聴き比べに最適!

金田式録音DC録音で収録したセカンドアルバムはこちら
↓↓↓

ライク・サムワン・イン・ラブ ライブ

五島昭彦氏の金田式録音DC録音での作品。

ドラムサウンドには特に注目です。

金田式DC録音にしか出せないパーカッションサウンドがここにあります。

楽器自体の成分まで感じられるその次元を超えた解像度は44.1khzのCD媒体であろうが、おかまいなしに感じることができます。

ドラムサウンドのお手本はこれしか考えられません。

ライブ録音ですが、どんなライブ録音なのか?

「もうわざわざライブに出かけなくてもいいや・・・」と素直に思わせてくれる作品。

谷川賢作ピアノソロ vol.5

こちらも五島昭彦氏の作品ですが、ピアノ録音のお手本はこれで完結です。

ハンマーの感触、空気中で浮遊するサウンドたちの戯れ・・・

そういった現実世界にはない幻想的な世界がここにあります。

こういった別次元の世界を音だけで見せてくれるのが金田式DC録音の魅力、そして、五島昭彦氏ならではの幻想世界です。

ピアノ録音に悩んでいる方、是非、体験してみてください。

きっとここにピアノ録音の一つの答えが見つかるはずです。

女王組曲

こちらはノーマングランツというアメリカのレコーディングプロデューサーの収録。

この作品の録音はその質感に注目して聴いてみてください。

不思議な匂い・・・を感じるわけです。

なんとなくその当時のレコーディングスタジオの風景、香り、床の質感。

こういったものは例えば指向性マイクで狙って録るというものではありません。

何か得体のしれないアーティスティックな要素の連続が生み出す奇跡なのかな・・・と感じます。

 

このように耳だけでなく、匂いや色といった五感を刺激する録音を筆者は良い音と定義しています。

うたはいつもそこにいて

これはもう、師匠:五島昭彦氏の作品の中でも1位、2位を争うほど筆者が愛してやまない録音です。

DPA4006でのワンポイント録音です。

DPA4006を知りたければこの作品。

これぞワンポイント録音の真骨頂ともいうべき素晴らしい録音です。

何よりも子供たちの純粋無垢な声帯が、一切のフィルターを通すことなく真っすぐに伝わってきます。

 

心が洗われるという言葉にぴったりの作品です。

ワンポイント録音をやるならここを目指したいと思える作品。

【特に注目】ヴァイオリン協奏曲 ギドン・クレーメル

これが実は、よくCDで出ているロリン・マゼール氏のものとは違うんです。。。

完全に廃版となってしまっており、筆者はレコードでしか聴いたことがなく、CD化もされていません。

ソビエトで録音された音源で、師匠:五島昭彦氏も絶賛の録音クオリティー。

オークションサイトで目当てのカッティングマシンでカットされたものを見つけました。

レコードはそのカッティング技術によって音が大きく左右されています。

一般的に日本で出回っている当作品のカッティングはノイマンのSX68カッティング。

対してこのレコードはウエストレックス社のカッティングマシーンでカッティングされた盤になります。

ここは非常に重要で、音響好きの間では、SX68で音が悪くなり、そのシリーズであるSX74というカッティングマシーンがレコードを潰した・・・とも言われるほど音が悪くなっていきます。

当作品をお探しの際はSX68という文字の入っていないものを是非探してみてください。

アンプは名器EF86という真空管アンプでカッティングされています。

マスターテープそのものの良さを遺憾なく発揮するウエストレックス社のカッティングマシーン。

レコーディングエンジニアはEduard Schachnasarian。

1933年8月14日生まれのソビエトの録音エンジニアだそうです。

調べてみるとまだ元気に活動されているようで、一番新しい録音というのは見つけられませんでしたが、過去に収録した音源のオムニパス盤や、デジタルでの再リリース版などは最近でも活発にリリースされているようです。

こちらは1995年録音のラフマニノフでEduard Schachnasarian氏の録音。

コンタクトが取れる場所がわからなかったので難しそうですが、もし会いに行けるとすればこのアルバムで使った録音システム、マイクやセッティングなどについて取材しにいきたいと思っています。

 

もしご存知の方は是非紹介していただけないでしょうか。。。

KLEINES KONZERT

筆者が腰を抜かしたのがこの作品。

これまた師匠:五島昭彦氏の録音です。

金田式DC録音ここに極まり!という感じで、ショップスのマイクカプセルを金田式DC録音で収録。

もう本当に素晴らしい。

さらにさらに、演奏技術も素晴らしい。。。

さらにさらにさらに、隠れた名曲を選曲しているようで、筆者も初めて聴く曲でした。

内容も腰を抜かすほど素晴らしい上に録音が極まりすぎて腰を抜かすほど素晴らしい。

まさに最高の作品です。

ショップスのザラザラした質感も遺憾なく発揮されおてり、金田式DC録音でどんな相乗効果が出ているのか・・・百聞は一見に如かずという言葉がぴったりの超ド級オススメ作品です。

こうたろう

服部 洸太郎

フォトグラファー&サウンドデザイナー
ミュージシャンだった父の音楽スタジオと、モデルだった母の仕事場であるフォトスタジオの現像ルームが子供時代の遊び場という恵まれた環境で育つ。
音楽大学を卒業後ピアニストとして活動を開始。
自身のピアノトリオで活動後単身ドイツ・ケルンへ渡独。
ケルンを拠点に活動するアーティストAchim Tangと共に「ピアノとコントラバスのためのソナタ」を制作。
ドイツから帰国後ピアノソロ作品アルバムと共に同時リリース。
金田式電流伝送DC録音の第一人者である五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入り。
独立後、音楽プロデューサーとして音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現在はKotaro Studioに統合)」を立ち上げ、タンゴやクラシックを中心としたアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加し、本格的に写真、映像技術を学ぶ。
現在は元ピアニストの経験を生かしたミュージシャンのライブフォトを得意としながら、肖像写真、動物写真、自然写真を中心にミュージックビデオの制作などオーディオ技術も得意とするフォトグラファーとして活動中。