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LEWITT ( ルウィット ) / LCT440PUREの簡単なテストをお届け。
結論から話しますと、コスパ最強すぎ。
迷ったら買いです。
音響エンジニアはもちろん、ラジオ録りや音声収録、ユーチューバーさんなど、声を扱う方は一個持っていて後悔することはないでしょう。
購入の決め手

今回は音声収録を目的としていたため、基本的にはモノラルで使用する予定でした。
ただ最近のマイクロフォンは非常に低コストでパフォーマンスの良いものも多かったでいきなりのノイマンに飛びつく前にいろいろ検討してみようと思ったわけです。
もちろんなければ最終的には安定のノイマンでオッケー!
有力候補だったのが、Neumann TLM103でした。
NEUMANN ( ノイマン ) / TLM103 Studio Set価格はNeumann TLM103が圧倒的に高いです。
LCT440PUREまさしく桁違いに安く購入することができます。
この価格差にして性能は103と対等に戦えると個人的には感じました。
すごい価格差ですよね。
サウンドハウスさんでの購入はこちら
LEWITT ( ルウィット ) / LCT440PURE筆者はNeumann TLM103を持っていないのですが、なんと、こちらのNeumann TLM103とLCT440PUREを比較検証している方がYoutube上にいらっしゃいました。
動画をシェアしたいと思います。
是非聴いてみてください。
筆者がLCT440PUREを選択した理由がわかると思います。
LEWITT ってどんな会社?
LEWITT GmbH(ルウィット・ゲーエムベーハー)社 は、2009年にオーストリアのウイーンにて、音響エンジニアのRoman Perschon氏が設立。
高品位なマイクを驚異的なコスト・パフォーマンス生み 出すことを実現。
世界中のプロフェッショナルな現場、市場で高い地位を獲得し、LEWITTのマイクロフォンを使用した世界18カ国でチ ャート1位を獲得したアルバムも生まれています。
まだ設立11年目とかなり若いメーカーですが、コスパと言えばな音響メーカー、ベリンガーを超えるコスパなんじゃないかとも感じています。
卒業後にオーストリア ウィーンに本拠地を置くオーディオブランドAKGに就職。
プロジェクト・マネージメントや戦略的ソーシングの責任者を務めます。
その間、世界中のエンジニアや技術者から様々な要望を聞く機会に恵まれ、歴史と伝統を持つブランドではできないアイデアがあることを認識。
その後独立し、2009年に LEWITT GmbH を立ち上げました。
「よりイノベイティブ、より機能が豊富、そして何よりも重要な音が素晴らしいマイク」を世に出すこと、マイクに進化の余地があるという確信を持ち、その夢の実現に不可欠なパートナーKeng Yang氏と出会いました。
「マイクのデザインはアーティストに心理的な影響を与えます。マイクの外観がアーティストにプロフェッショナルであることを感じさせ、本人が気持ちの良い状態になることは重要です。」とのRoman氏の言葉の通り、Lewitt製品はデザインに対して非常に強いこだわりを持って開発されています。
音質テスト
簡単な声のテストをしてみました。
サンプルにはTasmacの208iというオーディオインターフェイスで録音しています。
比較のために、同時購入したイギリス製マイクロフォン、アストンの指向性マイクロフォンと比較してみてください。
- PCのファンの音が入っています。
- ノイズ除去を含めて一切の加工処理をしていません。
- 参考までにZOOM製のオーディオインターフェイスでもテストしています。
- 音源はすべてMP3 / 320kbs まで圧縮しています。
Tascam 208i + LCT440PURE
Tascam 208i + LCT440PURE ポップガードのサンプル
Tascam 208i + ASTON MICROPHONES / Origin
ZOOM UAC-2 + LCT440PURE
ZOOM UAC-2 + ASTON MICROPHONES / Origin
ZOOM F6との組み合わせ
こちらでもマイクロフォンとレコーダーを切り替えてサンプルをお届けしていますので参考にしてみてください。
ステレオペアセット
LEWITTのマイクロフォンは基本的にすべてペアマッチで使えるように厳密に調整されているとのことです。
ステレオペアで使用する場合は必ずペアマッチのものを購入してください。
ルイットの場合に限り、未調整品でもマッチするとのことでテストしています。
送られてきたテスト音源はここにカントリーマンの補助マイクをミックスしたものですが、440だけ抜粋して掲載(許可済み)。
いかがでしょうか。
かなり凄まじい音、これでペアで揃えても5万円ですので、凄まじいコスパだと言えないでしょうか。
個人的には完全にペアで10万〜15万超えクラスの音に感じます。
もちろん五島先生の場合は、マイクアンプはおそらくこの収録でも金田式を使っていたり、ADCにサウンドデバイスのものを使っていたりと市販品だけで揃えられるシステムではないため簡単に真似することはできませんが、市販品のレコーダーでも充分素晴らしいステレオペアマイクとして機能するだろうと予想できます。
まとめ
凄まじいコスパと言えるのではないでしょうか。
Lewitt のマイクロフォンは性能等かなり期待できるので、いろいろ揃えていこうと思います。
近々で狙いたいのは、やはりLCT940。
LEWITT ( ルウィット ) / LCT 940LCT440を使いこなして来たら検討しようと思います。
最後に社内ツアーの様子が上がっていましたのでシェアしておきたいと思います。

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服部 洸太郎
音大を卒業後ピアニストとして活動。
自身のピアノトリオで活動後北欧スウェーデンにてシンガーアーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツへ渡りケルンにてAchim Tangと共に作品制作。
帰国後、金田式電流伝送DC録音の名手:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入りし、録音エンジニアとしての活動開始。
独立後、音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現在はKotaro Studioに統合)」を立ち上げ、タンゴやクラシックなどのアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。
祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、介護で使えるプログラムをM5Stackを使って自作。
株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。
現在はKotaro Studioにてアルゼンチンタンゴをはじめとした民族音楽に関する文化の研究、ピアノ音響、さらに432hz周波数を使った癒しのサウンドを研究中。
スタジオでは「誰かのためにただここに在る」をコンセプトに、誰がいつ訪れても安心感が得られる場所、サイトを模索中。