※この記事は2020年6月4日に更新されました。

先日ジム・ロジャーズの「危機の時代 伝説の投資家が語る経済とマネーの未来」を購入してみました。

この方結構ニュースサイトや、まとめサイトなどでも目にすることのある人物で、出版社は結構お金かけているな~という印象でした。

宣伝されている広告文などを見ていると、なんか感じ悪い人だな~と思っていたのが正直なところです。

すごく大雑把にまとめると・・・

「日本は大好きだが、今の政策のままでは沈没する。俺が日本の若者なら日本から脱出する。移民をたくさん受け入れるべきである。俺の住んでるシンガポールなんてうまくやってるぜ~~最高だぜ~」

知らねーよ。ほっとけよ。

と思っていたのが正直なところです。

外から無責任にテキトーなこといってる印象でした。

タイトルに吊られる・・・

これですよね~。。。

「危機」「未来」「マネー」見事にパワーワードを詰め込んできている感じです。

食わず嫌いをしないという筆者の個人的な方針のため、投資関連の世界の人の中でも特に印象の悪かったジム・ロジャーズ氏の本を一度読んでみたかったのもありますが、やはり危機感を煽られると手に取ってしまうのは人間として仕方ない部分ですよね。

しょーもない情報商材などに限って、絶望感や危機感を煽ってくるので、そういうアプローチで迫ってくるものには断固NOを貫き通しましょう。

内容は:★☆☆☆☆

本当は★半分くらいです。

俺様自慢が多すぎる・・・

俺様自慢に関しては、本当に書いてる本人しか得をしない書籍として最もどーでもいいコンテンツです。

気持ちはめっちゃ分かりますが。

例えば・・・

「あの時代俺だけが○○と言っていて周囲には笑われたものだ」
「以前から言ってる通りになっている」

こいった類の予言系の落とし穴は、的中率の問題です。

本人としては「お見事!アッパレ!」に的中したエピソードしか絶対に語りません。

100個予言して3個的中して97個なかったことにすれば的中率は100%ですからね。

極端に言えば○○の銘柄は上がる!将来性がある!と100個宣言しておいて、的中した銘柄だけピックアップしてアピールすればすごい人になるわけです。

この人の言ってることは完全にこの類なんじゃないか?と感じました。

これに関していえばこちらの記事で紹介しています「全米コイントス大会」という面白いエピソードがありますので、是非参考にしてみてください。

投資スタイルはギャンブラーである

リーマンショックを空売りで波乗りしたジムロジャーズ氏。

エピソードだけ見ると一見すごい人ですよね。

誰もが住宅バブルでお祭り騒ぎ。

そんな中で空売りを入れれるというのは確かにすごい!

しかし、リーマンショックの時に売り抜けしたり、市場から一旦距離を置いたり、逃げ切った有能な投資家は他にもたくさんいます。

例えば、筆者が尊敬しているジムクレイマー氏もリーマンショックでは直前で売り逃げできています。

それは地道な情報収集や調査、考察、各業界のCEOのカンファレスコールなどを分析して乗り切ったそうです。

おそらく、ジムクレイマー氏も危機が到来するだろうということをある程度予測していたと思います。

しかし、そこで大量の空売りを入れられるのはギャンブル性が高く、リスク管理の面で少なくともジムクレイマー氏よりは劣っているのでは?

と感じました。

実際に他にもギャンブルスタイルで有名になった投資家はたくさんいますし、ギャンブルスタイルが悪いというわけではありません。

「マネーの未来」と言ってる割に未来予測が雑

タイトルでマネーの未来と打っており、「世界はどこへ行くのか」「未来の正しい見方─社会の常識を疑え」という章を設けている割には相当雑です。

ギャンブルスタイルではない投資家であればすでに知っている事実が並べられています。

「社会の常識を疑え」と言ってるにも関わらず、彼の言ってることは、現在の世界では常識となっていることばかり。

世界経済は中国に依存状態にあることも事実ですし、シルクロードの開発や南アフリカに莫大な投資をしていることも事実ですし、香港や英国が金融の拠点となる時代が終わっているのも誰もが知っている事実であり、普通に常識的なことなわけです。

マリファナビジネスについても触れていますが、正直マリファナビジネスに投資し、日々調査している側からすると、あまりにも浅すぎるというのが正直なところ。

正直、全体的に日本人を舐めているな。。。という印象を受けました。

今後はオンラインが加速する・・・ってコロナ時代、小学生でもわかっていることですよね。

未来の予測を立てたければジムクレイマー氏の「COVID-19 インデックス 98銘柄(架空のインデックス)」の会社がどういう会社なのか?を徹底的に調べてみた方が予測は立てやすいと思います。

まとめ

普段から世界のニュースや経済状況をチェックしていると言う方は、終始彼の自慢話を聞かされただけ・・・という感覚になってしまうと思います。

ブロックチェーンにしても、マリファナビジネスにしても、情報が古すぎる・・・という印象は否めませんでした。

彼は別に現役の投資家というわけではにゃいので、情報が古いのは仕方がないにゃ!

彼自身は37歳で投資の世界からは引退し、冒険家になったといっていますよね。

現在となっては情報が古いですが、注意したいところは、実際に投資で実績を出してきている人だということです。

そして的中率は不明ですが、世界の動きをある程度把握して、世界の動きに投資し、実績を出した人です。

そういう意味で、食わず嫌いをしない!と言う方にオススメです。

誰かの言葉に惑わされずに日々勉強「バイ&ホームワーク」で頑張りましょう!