Contents menu
※この記事は2020年10月24日に更新されました。
米国のカリスマ投資家ジム・クレイマー氏が番組:マッドマネー内で公開していたCovid-19 indexの成績が発表されていたのでシェアしたいと思います。
Covid-19 indexの銘柄については、すべての銘柄をリスト化していますので、興味のある方は是非みてください。
【最新更新情報あり】【MAD COVID-19 INDEX】ジムクレイマーインデックス銘柄全紹介!!
6月の末に大きな銘柄再編成があり、最終更新日は2020年7月1日となっていますが、大きな銘柄再編成前の銘柄も参考になるかとリスト化していますので、みなさんの投資の成績、またマーケットのアーカイブ、分析などへの参考資料としてお使いください。
お見事な成績・・・

CramerCovid-19指数を、4月24日に作成して、昨日10月23日までの全体の成績です。
成績 | |
CramerCovid-19 | +45%以上 |
S&P 500 | +22%以上 |
NASDAQ | +33%以上 |
Dow Jones | +20%未満 |
指数全体でみても驚異の成績と言えます。
さすがはカリスマ投資家ですね。
ミレニアル世代のロビンフット口座開設も相次ぎ、バブル相場とも言われたコロナショックからの回復劇でしたが、その中でも劇的な上昇を見せていたナスダックよりもさらに10%以上の好成績となっています。
驚くべきは個別銘柄の上昇率でした。
好成績個別銘柄ベスト10

第10位:139.78%
Cloudflare (NYSE: NET)
2009年7月設立。
インターネットセキュリティサービスです。
インターネットセキュリティというと、クラウドストライクが注目されがちですが、140%近い好成績でランクイン。
第9位: 141.56%
Trade Desk (NASDAQ: TTD)
2009年設立。
デジタル広告を取り扱うソフトウェアプラットフォームの企業です。
第8位:144.15%
Datadog (NASDAQ: DDOG)
2010年設立。
SaaSベースのデータ分析プラットフォームを介してサーバー、データベース、ツール、およびサービスの監視を提供しています。
データドッグはジムクレイマーが番組内でも特にイチオシしていたような記憶があります。
第7位:148.59%
Boston Beer (NYSE: SAM)
1984年設立。
醸造会社です。
ボストンビールカンパニーの最初のブランド商品は、アメリカの革命的愛国者であるサミュエルアダムス神父のにちなんでサミュエルアダムスと名付けられました。
こちらも番組内でイチオシしていた印象があります。
第6位:178.40%
Twilio (NYSE: TWLO)
カリフォルニア州サンフランシスコを本社とするクラウドコミュニケーションプラットフォームサービス 企業です。
競合が多い業界ではあるものの、着実に実績を上げて2020年は一躍話題になりました。
第5位:185.07%
Square (NYSE: SQ)
Twitterを創設したことで有名なジャックドーシーが創り上げたモバイル決済システムです。
Square決済端末はスモールビジネスなどをしている方であれば見たことや使ってみたことなどあるかと思います。
かなり便利です。
スマホと充電器くらいのサイズの端末でどこでもクレジットカード決済が可能になります。
こちらもペイパルや、最近だとJPモルガンの新サービスなど競合が多い業界ではありますが、今後どのように差別化を広げていくのか楽しみです。
第4位:222.12%
Zoom Video Communications (NASDAQ: ZM)
2011年4月21日設立。
アメリカ合衆国カリフォルニア州サンノゼに本社をおき、2011年に中国山東省出身のエリック・ヤンが創業しました。
通称はZoom。
クラウドコンピューティングを使用したWeb会議サービスを提供しています。
コロナパンデミックと言えばズームでしょうか。
今年全世界の老若男女がズーム一色に染まりました。
テレビ、舞台、コンサート、飲み会、会議、仕事からプライベートまでなんでもかんでもズームでした。
先進国ではリモートワークが常識化しつつありますので、今後も動向が楽しみです。
第3位:232.68%
Fastly (NYSE: FSLY)
2011年3月設立。
クラウドコンピューティングサービスプロバイダーです。
売り上げの大部分を占める大口顧客であるTikTokが政治的問題でひと悶着あり、かなりボラティリティの激しい動きを見せていましたが、こちらも凄まじい伸び率でまさにコロナパンデミック銘柄として一躍躍り出てきた銘柄でした。
未だTikTok問題は完全に決着がついているわけではないので、TikTokに依存し続けるのか、新しい展開を見せてくれるのか注視していく必要がありそうです。
第2位:238.97%
Livongo Health (NASDAQ: LVGO)
2008年設立。
米国のバイオテクノロジー企業で、高血圧や糖尿病などの慢性疾患を日常的にデータ管理・分析し、コーチングするサービスです。
【未来の医療】最先端の遠隔医療銘柄3つ+番外編 (サイト内記事)
ジムクレイマーの大好きなテラドックが合併買収することになったリボンゴですが、第2位にランクイン。
238%ですか・・・すごいの一言。
第1位:286.04%
Peloton (NASDAQ: PTON)
2012年に設立され、2013年のKickstarter資金調達キャンペーンの支援を受けて立ち上げられたアメリカの運動器具およびメディア会社です。
コロナパンデミックの中で、全世界でジムも閉鎖となり、室内で運動ができるぺロトンが一気に伸びていきました。
とんでもない数字ですね。
4月24日時点では31.74ドルでした。
筆者も60ドル付近でごそごそしてるときに短期回転枠で遊んでいましたが、まさかそこからさらに倍になるとは・・・
お見事・・・アッパレです!
まとめ

利確地点(計測地点)
計測時点が10月23日ですから、例えばFastlyなどは一時130ドルを超えて取引されていましたので、うまく利確できている人などはもっと好成績を残せたんじゃないでしょうか。
もちろんCovid-19 indexの中には全然ダメだったり、そもそも入れ替えられたりしている銘柄も多数あります。
着眼点が凄い
やはり着眼点が凄いと思いました。
ステイホーム銘柄が伸びる・・・
とそれは誰でもわかるのですが、このように具体的な銘柄がすぐに出てくる洞察力と普段からのホームワーク力が素晴らしいと思います。
さらにジムクレイマーは今年で65歳です。
この世代の投資家の中には、「ボストンビールやチポトレはわかるんだけどね、ぺロトンとジムがどう違うのか?Squareとペイパルの何が違うのか?ファストリーって何やってる会社なの?」っていう方もいるかもしれません。
常に時代の最先端に置いていかれないように学び、アップデートを繰り返す姿勢を学ぶことができたと思います。
一つの検証結果として・・・
ここから必ず学びましょう。
Covid-19 indexの中から乗っかって超儲かった人も、Covid-19 indexの中からあんまりぱっとしないのを選んじゃって儲からなかった人も、損切貧乏になっちゃった・・・という人も。
スペイン風邪以来、100年に一度クラスの驚愕のパンデミックです。
すべての人が学べるデータとなっていると思います。
また、ライトニングラウンド内でも、ステイホームについての見解コメントも多数見られる銘柄もありますので、過去に遡って検証してみましょう。
Covid-19 相場で儲かった銘柄、落ちていった銘柄、無風の銘柄、いろいろあるかと思います。
それぞれの買いを入れたタイミング、売りを入れたタイミングなども検証しつつ、上手く言った場合も「なぜうまく利確できたのか?」うまくいかなかった場合も「どんなバイアスがかかっていたのか?」しっかりと学ぶことでこのデータはお宝にもゴミくずにもなりえます。
そういった検証をするためにも、必ず、買いと売りのメモを取るようにしていきましょう。
・紹介銘柄への投資を推奨するものではありません。
・投資は自己責任です
・みなさんの参考になれば幸いです。

