軍事訓練+洗脳教育=組体操

※この記事は2020年3月26日に更新されました。

2019年10月神戸市では、市長の要請にもかかわらず、学校側が軒並み組体操を続行し続けるとしてニュースになっていました。

令和の時代になってなぜ全時代的な軍事教育が未だに行われているのでしょうか?

あなたがこの記事を発見する頃には「組体操か~そういえば昔そんな危ない風習があったな~」という時代になっていることを願っています。

組体操は軍事訓練の一環だった

組体操の歴史は古いですが、一般的には、軍事訓練として行われていました。

戦闘チームの信頼関係を築くことや、どのような重さの者が身体にのしかかろうとも、強靭な忍耐力と精神力を養うための訓練でした。

冷静に考えてみてください

冷静に考えておかしいと思いませんか?

指導者の笛の合図で決められた動きを一糸乱れぬ統率力で動いていく。

小中学校で強要される組体操は、少しでも集団と外れた動きをすると、罵詈雑言を浴びせられ、まるで落第者のような扱いを受けます。

教師達が周りを取り囲み、そのフィールドから勝手に脱落することも許されません。

また、土台となる生徒は、無条件で自らの身体を差し出し、たくさんの人間に土足で踏みつけられます。

上に登る生徒はなんの根拠も保証もなく、「土台の人間を信用しろ」と命をかけさせられます。

この教育プログラムで、フィールドから出ることの恐怖や、笛の合図で皆と同じ動きをしなければ罵詈雑言を浴びせられる恐怖を植え付けられます。

例え命をかけさせられても、土足で踏みつけられても、指導者の合図通りに、指示通りに動いてさえいれば、精神的な圧力や無形暴力を浴びせられずに済む。。。という安心感を覚えさせられるわけです。

ポイント

恐怖によって支配し、命の危険や人間としての尊厳すらも放棄させる極めて危険な洗脳手法であり、令和の時代に認められていいはずがない。。。

と個人的には思います。(執筆時点では組体操は一部のエリアで実施されています)

これらによって教わるさらなる教訓

さらに、大型の組体操になると、「お前はトップを支える歯車である」と、組織の歯車としての自覚を強要され、生徒個人個人の可能性を完全に封じられてしまいます。

実際に怪我や事故が多数起こっているのになぜやめられないのか?

現実に大型組体操の頂上からの落下や、その他の事故などで重大な骨折事故や、軽傷の事故など多数報告されています。

組体操を実際にやったことのある人は(おそらくほとんどだと思いますが)実際に事故を目撃した方も少なくないのではないでしょうか?

中学三年間もあれば、先輩か後輩か、どこかの代の人が怪我をしているのを見たことがあるかと思います。

しかも、負傷した人はなぜか英雄扱いされます。

事故が起きたから再発防止の会議が発足したり、事故防止のための中止や廃止案なども誰一人として大人たちは検討しようとする動きすらありません。

「危険だ危険だ」と 言いながら続けるのには、感動の押し売り理論が働いているためと思われます。

保護者や親も

  • 感動すると言った声
  • 子供の成長を感じることができて嬉しい

といった声もあると言われています。

あなたの子供の成長を感じるために他の子供の命をかけさせるのは辞めませんか?

  • 他の子供が骨折をしてでも感じたいですか?
  • 他の子供が命をかけてでも感じたいですか?
  • 他の子供が組織の歯車を強要され、無条件で身体を差し出し、土足で尊厳を踏みにじられてでも感じたいですか?

もしも、感じたいのであれば、大人たちが集まって自ら土台となり、成長を感じたいあなたの子供と、どうしても組体操を通して成長を親に伝えたい志願するこどもたちだけで、一緒に勇気を感じ取ってあげてください。

神戸市長の意見通り、組体操の中止、さらに即刻廃止を強く願っています。

少なくとも命をかけてもいいと信頼する者同士で、志願する人、やりたい人だけやるべきです。

時代にそぐわない軍事訓練、命をかけてでもやるべきことですか?

過去に起こった事故まとめ

・1983年、桐生市立広沢小学校(群馬県)の体育館にて組立体操の練習中、6年生女子児童(当時11歳)が死亡

・1988年、町立立田之筋小学校(愛媛県)で卒業アルバム撮影中、人間ピラミッドが崩れ6年生男子生徒(当時12歳)が死亡

・1990年、福岡県立早良高等学校で3年生男子生徒が8段ピラミッドの崩落により首の骨を折り脊髄損傷の後遺症を負う

・1990年、神奈川県相模原市立鵜野森中学校にて体育祭の予行練習中、教員8人が補助にあたっていた「人間タワー」がリフトアップの際に崩れ男子生徒が首を骨折し、搬送先にて死亡

・1993年、和歌山県和歌山市の公立小学校で小学6年生の体重44kgの女児が体重74kgの同級生とペアを組まされて以降、腰痛を患うようになった。
→2006年12月に和歌山地裁は学校の過失を認め、和歌山市に約400万円の賠償を命じた。

・2006年、福岡県の県立高校で体育祭に向けて柔道場で組み立て体操の自主練習中、男子生徒が同級生に肩車をしてもらった際にバランスを崩して後方に転落し首を骨折、胸から下が麻痺し、身障者手帳1級の交付を受ける

・2012年、兵庫県の伊丹市立天王寺川中学校にてTV番組企画収録中に新記録の11段人間ピラミッド練習途中に支え役の生徒一人が足を骨折

・2014年、世田谷区立武蔵丘小学校(東京都)にて運動会に向けた組み立て体操(倒立)の練習中、6年生男子生徒が地面に体を打ちつけて頭痛が残る後遺症を負う。

・2014年4月、東京都北区立の小学校で4段タワーの練習中、上から2段目と最上段が立ち上がろうとしたときに崩れ、最下段で四つん這いの姿勢でいた6年生の女子児童が下敷きとなり左手首靱帯を損傷、左肘の脱臼、骨折の重傷を負う。
→卒業までに3回の手術を行ったが後遺症に悩まされるようになった。

・2014年5月、熊本県の菊陽町立菊陽中学で体育館にけが防止のためのマットを敷き、2-3年の男子生徒約140人で10段ピラミッドを作る練習中に一部がバランスを失い崩落、教諭8人が現場指導にあたっていたがうち生徒の一人が腰の骨を折る重症を負う

・2015年5月、松戸市の小学校で3段タワーの練習中に1番上にいた男子児童が落下、頭と腹を強く打ち開頭手術を行った。
→幸い出血が少なく、一命を取り留めたが後遺症で左耳が難聴になる

・2015年9月、千葉県の柏市立の中学校で平面型の5段ピラミッドを練習中に上部から2段目の3年生の男性生徒が落下、右太ももを強く打ちつけて骨折
手術を受け、1か月以上入院したが、完治の目処はたたず、右腿から右足首にかけて金属製の装具をつけての生活を余儀なくされた。
→柏市立の小中学校では、2015年度に限っても、組体操の練習中に怪我を負い病院に搬送されたケースが40件あった。

・2015年9月27日、八尾市立大正中学校で行われた体育大会において10段ピラミッドが崩れ、下から6段目の男子生徒が右腕を骨折

・2016年6月18日、広島大学附属三原中学校で行われた運動会において移動ピラミッド(9人、3段)が崩れ、下から2段目の3年生男子生徒(当時14歳)が2日後に脳内出血で死亡

公になっているだけでも4人が死亡。

みなさんはどう思われますか?

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