【レビュー】ユダヤ神話・呪術・神秘思想事典

※この記事は2020年9月28日に更新されました。

奮発して1万円越えの書籍を購入しました。

せっかくなので簡単にレビューしたいと思います。

単語や用語の辞典

まず重要な点は、こちらの書籍はユダヤ教に関する単語や用語などの辞典になっています。

旧約聖書(ユダヤ教では聖書)の内容を順番に追ってくれたり、何か特別な呪術が掲載されていたりといった本ではないため注意です。

かなりの情報量

単語や用語に関しての情報量はかなりのもの。

聖書、ミシュナー、タルムード、ミドラッシュ、カバラー文書などの膨大な資料に基づく記述になっており、千数百項目にもわたる事項をカバーしています。

パラパラめくるだけでも面白い

辞典などはだいたいそうですが、適当なページをパラパラめくって見てみるだけでも面白いです。

もちろんユダヤ教特有の単語などが多いですが、例えば「卵」や「草」などの一般的に使う単語などもユダヤ教での存在についてなど書かれており、非常に楽しめます。

例えば魚はユダヤ教では幸運の食べ物であるという非常にシンプルな雑学もパラパラめくってすーと頭に入ってくる感覚です。

一つの用語には多くて1ページ

一つの用語に対して、数行~多くても1ページ程度の解説になっています。

すーと頭に入ってくるちょうどいい情報量に調整されているように感じます。

おそらくここからより深く知るためには英語や原語で検索したりして理解を深めていく必要がありそうです。

The Encyclopedia of Jewish Myth, Magic and Mysticism: Second Editionの全訳

こういった有益な書籍を日本語訳で出してくれるのは本当に有難いですよね。

ペーパーバックで購入して約4000円でした。

翻訳代が、一万円ちょっとかかると考えると、これを高いと考えるか、安いと考えるかといったところだと思います。

購入の目的

さて、当然ですが、本の性質上万人におすすめできる書籍ではありません。

筆者の場合は、ユダヤ教やユダヤ人について、徹底的に研究しようと思いユダヤ関連の書籍を読み漁っています。

そのため、隅々まで知り尽くしたく、思い切って購入しました。

オススメな人

筆者のように、徹底的に研究するんだ!という方や、ユダヤ教の事を隅々まで知りたい!と言う方は思い切って購入してもいいかもしれません。

パラパラめくって逆引き的に使うこともできます。

さらに解説文の中からユダヤ教の考え方やユダヤ人の思考回路なども垣間見ることができます。

オススメしない人

  • 聖書を勉強しようとしている人。
  • 呪術について深く知ろうとしている人。

著者

Geoffrey W. Dennis (ジェフリー・W・デニス)

ヒブリュー・ユニオン・カレッジで修士号取得(ヘブライ語学)しラビに任命される。

1996年からラビとして働き、現在はフラワーマウンド(テキサス州)のコール・アミ・シナゴーグのラビ。

ノーステキサス大学のカバラー、聖書、タルムード研究コースの講師。

共著書に、『Encyclopedia of the Bible and its Reception』『Encyclopedia of Possession and Exorcism』『The Encyclopedia of Miracles』など。

やはり、ユダヤ人であり、さらにユダヤ人の中でも賢人だと認定されているラビによって書かれた書籍であることが重要だと思います。

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