Kotaro Piano

2014年:”こうたろうジャズピアノトリオ”

Bassに萬恭隆、Drumに池長一美とpiano服部洸太郎で構成されたピアノトリオ。
活動期間は1年ほど。
リズムセクションがベテランなだけに数回のリハーサルで高い完成度まで持っていけました。
西洋音楽の要素、大陸を渡りアメリカで成熟したジャズ、そして服部洸太郎が日本的な美しさと感じる『何もない、だからそこに在る』の融合をテーマにしています。
ジャポニスムを逆輸入した日本庭園のようなジャズピアノトリオサウンド。
ライブ収録は高橋一生さんと蒼井優さん主演の映画『スパイの妻』の舞台にもなった旧グッゲンハイム邸で行われました。
デンマークの最高級オーディオメーカー:DPAの最高峰マイクロフォンを使って収録した最高のプロオーディオをお楽しみください。

2014年”金田式DC録音システムの試作テスト”

オーディオの世界のみならず電子工学の世界でも一度はその名前を耳にしたことのある日本オーディオ界の神様:金田明彦氏の金田式DC録音。
その試作機のテスト録音をこうたろうが担当しました。
100m以上での伝送でのノイズ発生テストの様子です。
現在もまるで生き物のように現場ごとに進化している金田式DC録音。
2023年からはじまったこうたろうソロプロジェクトの音源も金田式DC録音で収録しています。

2014年:”ドイツの名門スタジオで制作”

ドイツ・ケルンの名門スタジオ「ロフト」でスタジオ収録された作品。(一部ライブ音源もあり)
インプロビバイザーであり、アフリカ古典音楽の研究家でもあるエイシェン・タングとKotaro Studioプロデューサーのこうたろうがタッグを組み制作されました。
NeumannやRMEなどドイツオーディオの最高峰を駆使して収録された音源です。
現在もケルンの『Loft』では筆者の撮影した写真が使われています。

2013年:”こうたろうの処女アルバム”

通称アムズの森と呼ばれるピアノ業界では知る人ぞ知るピアノ工房アムズにて収録。
津山市の大自然の中にあり、音源の中にも小鳥たちが美しい鳴き声が収録されています。
それらの環境音はもちろん、B211の展示場の中の空間もそのまま感じ取れるよう徹底的に「ありのまま」の録音を心掛けました。
調律師:松岡 一夫によるピアノ調律もチームで徹底的にこだわり、調律師一人で3時間、加えてチームでの音響特性に5時間以上かけて調整を行っており、残響時間なども測定器で計測しコントロール。
ワシントン条約により現在では新規入手が不可能な象牙鍵盤のB型スタイウェイを使っており、ピアノサウンドの最高峰がここにあります。
録音エンジニアの五島昭彦がDPA4006だけを使用した究極のワンポイント録音。
Kotaro Studioのプロオーディオラインの最高峰がここにあります。

2013年:”こうたろうのプログレッシブロック”

ポイントギタリスト、インプロビバイザーの清野拓巳氏とのデュオ作品。
反戦と平和への想いを音楽にした作品で、04 Someday Somewhereでは実際の核警報の音をサンプリングして、反戦への強い想いを綴っています。
緻密に構成されたシンセサイザー作品として今なおコアなファンを惹き付けています。
録音エンジニアの五島昭彦氏によってDSD録音されたものをPCMに変換してマスタリング。
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シンセサイザーとしてアウトプットする前にコンピューターにて緻密に定位を構成しており、DSDワンポイント収録ではありますが、当日はJBLの大型スピーカーから発せられた音は清野氏のギターと見事な融合を遂げており、9.1chで視聴してくださったオーディオマニアからも、『すごい音の世界、音が縦横無尽に飛びまくっています。逆相成分をしっかり捉えて後方にレイアウトしてますね。』との言葉をいただき、音響的にも大変面白い作品に仕上がっています。
マルチチャンネル視聴環境がある方はもちろん、音響にこだわっているかたもスピーカー位置を微調整しながら聞いていただくことで発生するシンセサイザーの位置が微妙に変わっていく様子を楽しめます。

01 Introduction / 0:00~
02 Last way / 12:34~
03 55 days later / 17:43~
04 Someday Somewhere / 21:59~
05 Ancient world reborn / 34:21~
06 01010101 / 37:37
Guitar : Takumi Seino
Piano & Synth : Kotaro Hattori
2013 Kobe Big apple
Recording engineer : Akihiko Goto
DSD recording

2012年:”究極のDPAサウンド”

01 Yesterdays / 0:00
02 Tea for two / 10:55
03 Someone to Watch Over Me / 21:06
04 Goodbye Pork Pie Hat / 34:59
05 All the things you are / 45:48
06 Skylark / 55:10
Saxophone : Masahiro Yamamoto
Piano : Kotaro Hattori(Pleyel from 1907)
Contrabass : Yasutaka Yorozu
Recording engineer : Akihiko Goto
2012 : Kobe グッケンハイム邸
ポイント実験的に集められた即席のジャズドラムレスピアノトリオ。
ベースに萬恭隆氏、アルトサキソフォーンに山本昌広氏、ピアノはこうたろうでライブ収録されました。
高橋一生さんと蒼井優さん主演の映画『スパイの妻』の舞台にもなった旧グッゲンハイム邸で収録しました。
洋館独特のサウンドは明治大正期の空気も感じられる独特な世界観になっています。

録音エンジニア作品

西洋古典室内楽作品

ポイント室内楽の収録依頼にて無指向性と指向性マイクのそれぞれの比較をしています。
この日は教会での収録のため、思った以上に残響のコントロールが難しく、マイク位置を通常よりも低い位置で収録しています。
納品はKM184にて行いました。
KM184に関しては特集記事がありますので是非チェックしてください。

【NEUMANN KM 184】各マイク位置でのピアノ音源テストや比較なども!

西洋古典チェンバロ音源

ポイントチェンバロソロの依頼録音。
MKE2などの他のマイクでも収録してみましたが、ここはやはりKM184が素晴らしい音響を収録してくれました。
チェンバロの場合は特にピーク値が決まっているため、どれも似たような録音になりがちなので、ここで録音エンジニアとしての個性を出すためにはワンポイント録音の最大の魅力である感情的な面をどう捉えるかがポイントになります。
この音源では非常に繊細な感情の変化を捉えることができました。

アルゼンチンタンゴ

ポイント当スタジオ内制作のアルゼンチンタンゴバンド。
南米ブエノスアイレスからメンバーを呼び、日本公演の最終日に収録。
美しく仕上がった楽曲と至高のアンサンブルが楽しめます。
録音はゼンハイザーのMKE2のステレオペアをメインマイクにし、WM-61Aのステレオペアでバイオリンを補助してミックスしています。
補助マイク共に無指向性マイクなので周波数特性の交差をしっかりと棲み分ける必要がありました。
二つとも無指向性を選んだ理由はバンドネオン自体の音が、コントラバスとバイオリンの倍音を相殺(ピッチの調整の都合上も含めて)する傾向があるため、芳醇な倍音を獲得するための選択でした。
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青いタンゴ礁のレッスン&ワークショップでは私が録音エンジニアのコースを担当しています。

ピアノソロ録音

ポイントピアノソロ録音は様々な手法、マスタリング方法などありますので、すべてを紹介できませんが、一部特殊なものだけピックアップしていきます。

【Steinway D:ピアノ録音】ワンポイント録音の威力を痛感する2つの音源聴き比べ

ピアノマスタリング技術

フィールドレコーディング

シネマティックサウンド『パラボラを使った雷』

Sony Sony PBR-400 パラボラ集音器を使ったシネマティック雷雨サウンドの作り方

広島県久井森林浴

広島県尾道市〜岩子島の浜辺

広島県尾道市〜千光寺ロープウェイ

【音源試聴】ビールの音 & 波の音 Tascam DR-100MKIII

カバの鳴き声

ペンギンの鳴き声

バイノーラル録音と無指向性マイク比較

【M4 MicTrakレビュー】 M4 32bit ステレオリンクの問題点

【無指向性の決定版を完全ガイド】”Tascam DR-05X + バイノーラルマイク”

ロケ収録の機材選定とマイクロフォン