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※この記事は2020年5月16日に更新されました。
FX Audioって聴いたことありませんか?
一部のオーディオ好きから密かな人気を集めている製品があるんです。
筆者も試しにFX Audioをいくつか購入して試聴してみましたが・・・
まあ本当に恐ろしいこと。
数十万クラスのDACと比べて、全然負けてる気がしない。
そりゃ確かに数十万クラスのDACとかになってくると、音の質感が丁寧に処理されていたり、荒々しさが削られていたりします。
しかし、荒々しさがそもそも好きな方にとってはFX Audioの方がいいんじゃないか?
と言えるほど。
本日はFX Audio のオススメ製品について見ていきたいと思います。
【オーディオの聖地】深圳
香港と隣接していることもあり、オーディオのマニアたちは今深圳にオーディオパーツを求めて買い付けにいっているそうです。
深圳と言えば、今世界のテクノロジーの中枢とも言える場所。
そう、世界のテクノロジーの中枢はシリコンバレーではないのです。
いえ、シリコンバレーと競い合っているといった方が正確かもしれませんね。

中国ではシリコンバレーに就職し、そこで体得したテクノロジーを中国に持ち帰り、コピーし、それをさらに昇華させるスタイルを「海亀」と呼び、各国に技術やテクノロジーを学びに行く優秀な人材を「海亀族」と呼んでいるそうです。

自動運転技術や、ドローンの技術、アクションカメラなんかもほとんど見事に中国に持っていかれましたね。。。

Gopro のドローンは結構好きだったのに、もう勝てない・・・と見込んでドローンから撤退しましたし、フランスのドローン会社なども、規模縮小し、世界のドローンは今やDJI一択になってしまいました。ドローンを買うのにDJIをあえて選択しない理由はどこを探してもありません。
オーディオの世界も然り、深圳のオーディオパーツは今や世界のオーディオの中心となりつつあるわけです。
例えばマイクロフォン素子のWM-61Aはパナソニックの有名な素子ですが、もう製造もされていなければ新品での在庫はほとんど見つかりません。
そこで登場したのがこれ。
→エレクトレットコンデンサーマイクロホン(ECM) WM-61A相当品
WM61A相当品ということで、師匠の五島昭彦氏が試しに組んでいました。
それの音を聴かせてもらいましたが、確かにコクや深み、旨味とか、そういうグイ。。。っとえぐる様な深さが若干本家WM-61Aの方が強いかな~程度で、この一個50円で売られている素子でも充分にメインマイクとして立ち回れるレベルだと感じました。
少なくとも、変な素子で組んでいる某数十万円クラスの無指向性コンデンサーマイク製品よりも遥かに上の実力です。

ペアで100円の素子が数十万クラスのマイクと戦えるところが無指向性マイクの魅力だにゃ!
マイクの素子などのコピー品は他にもいろいろ出回っていますが、ADCなどの入力系はまだまだ発展していません。
というのも、ADCは深圳でいいものを作っても需要がないとみられているのだと思います。

以前深圳でヘッドホンやスピーカーを作っている中国人の友達に「なんかいい感じのADC作ってや~」と言ってみると、「それは誰が使う?売れないよ!ほとんどの人に必要なのはDACでしょう」と言われてしまいました。
こういうわけで、録音(つまりコンテンツ制作に関わる部位)は発展させる気もない感じです。
しかし、ほとんどの人に需要のある出力系は結構最強な領域まで来ています。
令和の時代、オーディオといえば、ドイツでもなければ日本でもない。。。
中国なんです。
FX Audioで視聴環境構築
最高の視聴環境が欲しければとりあえず↑↑↑これ↑↑↑買っとけばOKです。
FX-AUDIO- DAC-H6J ESS ES9023P DAC搭載ハイレゾ対応DAC&ヘッドフォンアンプ
となっており、この価格帯にして、192khzまでのコンバートや、ヘッドホンアンプまで内蔵しています。

DACだけ購入しても視聴できないので注意にゃ!この機種はヘッドホンアンプも内蔵型なので便利だにゃ!
オーディオにあまり慣れていない方はDAC-X5J+のようなヘッドホンアンプ内蔵型がいいと思います。
他にいろんな組み合わせもちろんあるのですが、もうこのDAC-X5J+あれば最強かもしれません。
これ以上の音を求めるとなると、一気に数十万から数百万クラスの領域に入っていってしまいます。
数万円程度の中途半端なDACを買うのは勿体ない。
モニター環境の構築はブランド名などに惑わされずに実力で決めるべきです。
FX Audioはなぜ音がいいのか?

例えるなら↑↑↑こんな↑↑↑感じなんです。
良い素材(パーツ)をそのまま食卓に並べてる感じ。
こういうの、、、最高ですよね。
要するに「いらんことしない」という感じなんです。(いらんことするコストをかけない)
音がパッとしなかったり、なんでこんなナメクジみたいな音が鳴るんだ!?
というDACやオーディオインターフェイスというのは、大抵いらんことしてるからです。
例えばスピーカーを自作する際は、背面に吸音材を入れますが、あれなんか取ってしまったほうが遥かに音は良くなるわけです。
で、日本の優秀なZOOM や TASCMAなどのDACはこんな感じ↓↓↓

素材の味を大切にしつつも、客人に振る舞うために人手間かけて見栄えを良くする。
こんな感覚でしょうか。

ZOOMやTascamなどの日本系のオーディオは、特に近年素材の味を本当に大切に取り扱っている印象です。
さらに、RMEやサウンドデバイスなんかは、エルブジという感覚でしょう。
エルブジ
引用:Wikipedia
スペインのカタルーニャ州コスタ・ブラバのロザスにあった三つ星レストラン。
イギリスの雑誌『レストラン』において5度の世界一のレストランに選ばれており、約50席しかないシートに世界中から年間200万件もの予約希望が殺到し、「世界一予約が取れないレストラン」と呼ばれていた。
料理長はフェラン・アドリア。

残念ながら2011年7月30日に閉店となってしまいました。

三ツ星レンストランだけど、コースの値段は一人300ユーロだったそうで、当選さえすれば誰でも楽しめる価格帯だったにゃ!
激安最強モニター環境3点セットのまとめ
まずDACとヘッドホンアンプはこれ一個買えば問題なし!
それでは最強モニター環境構築のための仲間たちを見ていきましょう。
モニターヘッドホンはもちろんこちらです!
で、ここからが重要なんです。
このDAC・・・ACアダプターは別売なんです。
ACアダプターは別売りで買ってもいいのですが。。。
必ずモバイルバッテリーで運用しましょう!
余計なノイズが入ると鬱陶しいですよね。
必ずモバイルバッテリーで起動してください。
このDACに対応していて&筆者が使っていたのはこれ!
現場で収録の仕事をしているときはこれを三台持ち歩いていました。
電圧が変えれます、当然12VでDAC-X5J+に出力してくださいね!
このモバイルバッテリーがあれば、23000mAhなので、容量の心配はほとんどありません。
ちなみに筆者が愛用しているZOOM F4もこちらのモバイルバッテリーで駆動していました。
MIDIの打ち込みをしている時でも音楽が聴きたくなったときはわざわざ「DAC-X5J+」に切り替えて視聴していたりしていたほどです。
この3点セットがあれば、最強モニター環境の完成です。
これで、数十万クラスの音が手に入ると思えば筆者は安いと感じました。
音の世界ですからもちろん感想は十人十色だと思いますが、試してみる価値はあるのではないでしょうか!

普段のモニターとしては最高ですが、業務クラスのマスタリングモニターとしては定位に信憑性が感じられない点(定位の遊び幅が広すぎる)など、ちょっと頼りないのは正直なところです。この価格帯で業務用を求めてはいけませんね!。
みなさんの参考になれば幸いです。
タイムマシンレコードの音源の推奨視聴環境
上記の3点セットは筆者の師匠でもある録音エンジニアの五島昭彦氏も安価で揃えられるセットとして推奨してくれました。
FX Audioの特徴としてオペアンプも簡単に交換可能なところもGOODだとのことです。
師匠からコメントももらっています。

初期不良はやたら多いので、購入者責任でチェックして、交換という意識改革が必須です!!
確かに、オペアンプが簡単に交換できるとより好みの音に調整していきやすいですよね。
ゼンハイザーHD25は五島昭彦氏も録音の現場でモニターに採用しています。

音楽を聴く!!ということでみなさんにハッピーになってほしいです!
