Final Cut Pro 【テーマパークで理解する】素材の読み込みとイベント間での移動

Final Cut Proを導入して最初の関門といっても過言ではない、プロジェクト、イベント、ライブラリの概念。

これらは前回の記事で概要を解説していますので一度読んでみてください。

Final Cut Pro 【プロジェクト・イベント・ライブラリ】をテーマパークで理解する!

本日は実際にイベントを作成し、そこに素材を読み込んでプロジェクトとして制作する準備を整えていきたいと思います。

読み込みのルール

さて、ここでもテーマパーク、といってもUSJを参考に進めていきたいと思います。

例えばスパイダーマンというイベントがあったとしましょう。

これらを構成するのは

  • スタッフ
  • ライド(乗り物)
  • スクリーン
  • 映像
  • 空調
  • オーディオ

などなど、考え出したらキリがない・・・というレベルのたくさんの素材で構成されています。

これらの素材をスパイダーマンのエリアにまずはまとめていきます。

その際のファイルの移動をしっかりと把握しておきましょう。

ファイナルカットがファイル自体を参照して素材を使うのか?

ライブラリに移動してそこから使うのか?

  ポイント 

テーマパークではこんなシステムないかもしれませんが、これはスタッフが住み込みで働くのか、通いで働くのか?に近い感覚かもしれません。
USJというパーク内にスタッフ専用の社員寮が完備されていて、そこに引っ越してもらう設定が次の方法です。

 

環境設定を開きます。

すると、このような画面が出てきますので。。。

ライブラリストレージの場所にコピーにチェックが入っていると、住み込みで。

ファイルはそのままにするにチェックを入れると、通いで。

となります。

  ポイント 

ライブラリストレージの場所にコピーを選択し、ファイルを読み込むと、ファイル(パークのスタッフ)はライブラリ(テーマパーク)に引っ越してくれますので、元にあった場所のデータは削除しても問題ありません。
逆に残しておくと、その分ストレージ容量が倍になってしまいます。
バックアップをしっかり取ってからストレージを圧迫しないよう適切に対処しましょう。
一方でファイルをそのままにした場合は参照して使う(パスをリンクしただけ)ことになりますので、元の場所から動かしてしまうと修復しなければいけません。

 

ドロップボックスなどのクラウドでデータをしっかり管理していて、バックアップをしながら制作していきたい方や、独自のファイル管理方法を確立している方などは便利かもしれません。

 

イベント間で素材を貸し借り

今試しにファイルのやりとりをしてみます。

バッハBGMというバッハの音楽ばかりを集めたイベントから、モーツァルトBGMにファイルを移動すると、バッハからモーツァルトへ完全に移動したことがわかります。

これは非常にわかりやすい仕様だと言えます。

これがデフォルトでコピーする仕様だった場合、もう増殖に増殖を重ねてファイルがわけわからなくなってしまいます。

例えば、ターミネーターというイベント。

大きな軸となる素材はあの冒頭で登場するお姉さんかもしれません。

あの軸となるお姉さんをスパイダーマンに貸し出すことはできませんよね。

ファイナルカットでも同じこと。

例えば今スパイダーマンがすごい人気で列の整理が大変。。。

だからターミネーターの列の整理のスタッフから借りてくる。

なんて感覚でしょうか。

ルールまとめ

  • イベント間同士で素材の貸し借りは可能。
  • コピーではなく移動になるのがデフォルト仕様。
  • イベントに素材を配置する際は住み込み(ライブラリストレージの場所にコピーにチェック)がデフォルト仕様。

このようなまとめになっています。

外部ストレージに素材はしっかいバックアップを取っておきつつ、素材を自由自在に配置させることが重要です。

この辺りをしっかり理解しておかないと、気がついたらストレージがいっぱい。。。

どれがどのファイルかわからない。。。

消していいファイルなのか、消したらダメなやつなのかさっぱりわからない。。。

といった事態を招くことになりますので何度もテストして配置しながら完全に把握してしまいましょう。

こうたろう

服部 洸太郎

フォトグラファー&サウンドデザイナー
ミュージシャンだった父の音楽スタジオと、モデルだった母の仕事場であるフォトスタジオの現像ルームが子供時代の遊び場という恵まれた環境で育つ。
音楽大学を卒業後ピアニストとして活動を開始。
自身のピアノトリオで活動後単身ドイツ・ケルンへ渡独。
ケルンを拠点に活動するアーティストAchim Tangと共に「ピアノとコントラバスのためのソナタ」を制作。
ドイツから帰国後ピアノソロ作品アルバムと共に同時リリース。
金田式電流伝送DC録音の第一人者である五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入り。
独立後、音楽プロデューサーとして音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現在はKotaro Studioに統合)」を立ち上げ、タンゴやクラシックを中心としたアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加し、本格的に写真、映像技術を学ぶ。
現在は元ピアニストの経験を生かしたミュージシャンのライブフォトを得意としながら、肖像写真、動物写真、自然写真を中心にミュージックビデオの制作などオーディオ技術も得意とするフォトグラファーとして活動中。