※この記事は2020年6月29日に更新されました。

この記事を読むのに必要な時間は約 16 分です。

写ルンですの再ブームなとで、フィルムカメラに興味のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

でも、どんなカメラを選んだらいいかわからなかったり、どうやって使ったらいいかわからなかったり、フィルムの種類など、初心者にもわかりやすく解説していきたいと思います。

本日はフィルムカメラ選び。

どんなカメラを選べばいいのでしょうか?

それぞれメリット・デメリットありますので、自分にあった一台を選んでみてください。

Pentax spⅡ 35mm

フィルムカメラを象徴するようなデザインと、機能性、そして日本の技術の最高峰を詰め込んだ至高の逸品です。

業者で購入するとかなり高額になってしまうため、商品リンクが用意できなかったのですが、是非オークションサイトなどで検索してみてください。

かなり状態の良いものが数千円~で手に入ると思います。

1974年発売、ペンタックスでは最後のM42マウントになります。

このM42マウントというのが、フィルムカメラを始める上で非常に重要になってくるので、M42レンズという言葉を覚えておいてください。

シャッター速度も1000分の1まで使えるのでかなり多彩な表現が可能になっています。

メリット
・当時の最高級機種が格安で手に入る
・M42マウントなので、多様なレンズ選びが可能で格安で揃えられる
・露出計にボタン電池が必要なものの完全機械式なので、メンテさえできれば、一生使える
デメリット
特に見当たらない

少ししかないですが、作例です。

フィルムはiso100のポジフィルム。

値段は少し上がりますが、すべてポジフィルムで撮影しておくと、このようにライトボックスを使ってチェックできるので、必要な分だけ印刷できます。

そのため、長くフィルムカメラを続けるつもりがあれば、ポジフィルムでアーカイブしていった方が結果的に安くつきますね。

ROLLEIFLEX ブローニー 6×6

上記で紹介したPentax SPⅡも一緒に写っていますが、筆者の独断で選ぶフィルムカメラ最強コンビと言えば、このローライフレックスとペンタックスSPⅡ。

二機種とも外部の露出計を使えば、電気を使わない(SPⅡのみ露出計搭載です)完全機械式ですので、フィルムの製造さえ続けばいつまでも使い続けることができます。

ブローニーフィルムといえば、他にもたくさんありますが、ローライフレックスはなんといっても相手に威圧感を与えずに撮影ができるという点では他にはない特別な存在だと思います。

レンズを向けられるのが嫌な人やでも、緊張することなく撮影できますし、例えば、動物の写真を撮る際でも基本的に犬や猫もレンズを向けると怖がります。

やはり、「狙われてる」感が本能的に働くせいでしょうか。

その点、ローライフレックスは相手と会話をしながら、自然な表情を狙うことができるのです。

たくさんのシリーズやモデルが発売されていますが、筆者が使っていたのが、ROLLEIFLEX ローライフレックス T Tessar テッサー 75mmF3.5。

内蔵されてるレンズの種類などで価格は違ってきます。

レンズ交換はできないので、よく考えて購入しましょう。

業者購入はメンテナンスもしてくれて安心はできますが、稀にオークションサイトなどではほぼ新品未使用のようなものも眠っているので、じっくり時間をかけて購入することをおすすめします。

ちなみにこんな写真が撮れます。

モノクロブローニーフィルムで撮影後スマホでスキャン
小さい子供を下からのアングルで撮るにはぴったり
ちょっと上を向いているのが伝わるでしょうか?
お話しながら、自然な表情が現れた瞬間にシャッターを切ります。

ポジフィルムで撮影するとこんな感じに。

動物だってこの通り、笑顔で近づけばこちらを見ている隙にパシャリ
実際に生で見るとデジタルにはない質感や良さがそこに生きています。

使用したポジフィルムはこちら

ポジフィルムの場合、自分で楽しむ分には印刷代が浮きますので、便利です。

メリット
・完全機械式なので、メンテナンスさえできれば一生モノ
・レンズ内蔵型なので、レンズ沼には落ちなくてすむ
・二眼レフカメラの特徴を生かした他にはない特別な写真(表情)が撮れる
デメリット
・レンズ交換できないので、最初にかなり慎重にモデルを選ぶ必要がある。
・撮影代が相当かかる。 →ブローニーフィルムを使用するので、12枚撮影するのに、フィルム代と現像代だけでも2000円以上かかります。
・メンテナンスできる人や業者が年々減っているため、自分でメンテナンスを覚える覚悟が必要

Canon F1 35mm

機械式カメラの中ではプロ仕様の最高峰。

昭和46年1971年3月発売。

5年の歳月と数十台分の開発費に匹敵する開発費と労力を注ぎ込み。

キヤノンの技術の総力を結集して誕生した最高級の35mmシステム一眼レフカメラです。

当時としては画期的な連続撮影10万回に耐える強靭な耐久性能。

+60°Cから-30°C、湿度90%で耐える耐環境性能。

これらの環境耐性などで、プロカメラマンを始めとする多くの写真愛好家に受け入れられました。

シャッター速度も当時としては驚きの2000分の1まで設定されています。

ボディは金属製で重さはありますが、もうめちゃくちゃ高級感満載で、コレクションとしても所有欲を存分に満たしてくれる存在です。

露出計を外部で使用すれば一切電気の必要ない完全機械式になりますので、金属製で且つ、仕組みも大変シンプルなため、一生モノどころか、この先何世代にも渡って使い続ける可能性を秘めた最高のアイテムです。

電池室が綺麗なボディを手に入れた方はもちろん内蔵の露出計を使うことができますが、現在では手に入りにくいボタン電池のため、アダプターを設置して露出計を動かします。

こちらのアダプターにこちらのボタン電池を装着してください。

アダプターを使いたくない場合は、 V625U という電池を使いますが、今ではかなり入手困難です。

ドイツの通販などで購入するか、海外のAmazonで探すかしか方法は残されていませんので、アダプターでOKだと思います。

ちなみに、外部の露出計を使い、一切通電せずに使うという手もあります。L-398Aを使えば、本体+露出計ともに一切の電気は不要になります。

フィルムカメラの練習にも最高ですし、作品創りとしても最高峰のカメラ。

現代のデジタルカメラのように電気を使用しないので、じっくりとテントでも貼って何日間でも、何か月間でも人間が生きてさえいれば動くカメラです。

メリット
・モノづくりジャパンの魂が感じられる。
・完全機械式なので、メンテナンスさえすれば一生モノ。
・仕組みがシンプルなので自分でもメンテナンスを覚えやすい。
・金属製のボディがかなり重厚感があり、かっこいい。
デメリット
・本体代がなかなか高額。
・ハードな環境下で使用されたものが多く、状態の良いものが目付けにくい

少しですがスマホで記録した写真を紹介。

お盆の時期友人たちとの飲み会で
フィルムカメラはisoを変更できませんが、シャッター速度をしっかりコントロールできれば、室内でもこの通り、明るい写真が撮れます。

CONTAX 167MT 35mm

ここまで三種類紹介してきましたが、いずれも完全機械式カメラでした。

コンタックス167MT は電動フィルムカメラになります。

電動なので、撮影したあと、自動でフィルムを巻き上げてくれます。

この電動音が結構音マニアにはたまらない。。。

何がオススメかって、もうフィーリングとしか言えませんが、持った感触や、使用しているときのグルーブ感などは、使う人を魅了してくれます。

シャッター速度もこれまでの機械式とは違い、4000分の1もあります。

メリット
・デザインがおしゃれ! →ポルシェデザイン ・撮影が楽しい。 →電動で巻き上げてくれるので、被写体の観察のみに集中することができる。
デメリット
・操作系がかなり特殊。 →慣れるまでは少し苦労すると思います。 ・バッテリーを気にしなければいけない。 →単4電池なので入手に苦労はしないが、ある程度気にしておかなければいけません。

コンタックスファンというのは今でも根強いファンがいるので、167MTを首からぶら下げて観光していたりすると、あちこちで話題が生まれます。

筆者も167MTをぶら下げて沖縄観光していると、観光地で写真を撮っていたお姉さんに、「あっ、!コンタックスだ!いいな~」と話しかけられたり、知らないおじさんに「コンタックスか!ちょっと見せてよ」と話しかけられたりしました。

カメラマニア同士の話って尽きないもので、そのまましばらく立ち話。。。

良いカメラです。

スキャナーの画質が悪いのですが、少しだけ作例紹介

沖縄の公設市場にて。
中は真っ暗なので、手持ち撮影苦労しました。
シャッター速度が4000分の1まであるので、真昼間の瀬戸内海もこの通り。
こちらは瀬戸内海の朝焼け
スキャナーが低画質ですが、飛行機からの空撮~明石海峡大橋
2017年の神戸の街並み・・・
人物もこんな感じ

撮影する楽しみを教えてくれる名機だと思います。

まとめ~選び方など

気になるフィルムカメラは見つかりましたか?

超初心者でフィルムカメラが趣味として続くかわからない!という方は、ペンタックスのSPⅡを選びましょう。

中古で値段もお手頃で、レンズも安価で手に入りやすいですし、35㎜なので、撮影代も安く抑えられます。

一生フィルムカメラを趣味にしたい!という方は、ローライフレックスがいいかもしれません。

撮影代もかなり高額で、メンテナンスや維持費もそれなりにかかりますが、カメラを楽しむならブローニーフィルムは一度は体験したいところです。

コレクターとしての趣味も併せ持つ方は、canon F1がいいかも!

歴史に残る一台だと思います。

実用的に使いたい方はコンタックス167MT

フィルム撮影をすると、デジタル写真の腕も一気にぐーーーーと上がります。

デジタル写真のように、isoの変更などもできないため、絞りとシャッター速度だけでいかに撮影するか?いかに表現するか?を強制的に考えさせられますので、デジタル処理に頼る癖もなくなります。

また、露出なども自分で計算して出していかなければいけません。

現代のデジタルカメラのように、撮影結果をモニターで確認!というわけにはいかないので、失敗することもありますが、この失敗した!という経験こそがより一層写真への愛着や、カメラへの執念のようなものが湧き上がります。

お金をかけたフィルムを失敗すると、同じ過ちは二度と起こさないように、考えます。

この考えるという作業こそが写真撮影の醍醐味であり、楽しみ方であると筆者は考えています。

みなさんのフィルムライフが良いものになりますように。。。

みなさんの参考になれば幸いです。