Menu
※この記事は2020年4月17日に更新されました。
前回の記事で、紹介したフォークランド諸島、すごくマニアックな観光スポットなだけにどうやっていくのか?
知りたいですよね?
最初に絶対に知っておくべき4つのルール
フォークランド諸島の領有権を巡ってはイギリスとアルゼンチンの間でかなり長い間ピリピリした状態が続いており、2010年にフォークランド諸島から石油が発見されたことでより一層ピリピリ状態が続いています。
フォークランド諸島に入ってから要注意なポイントを最初に覚えておきましょう。
1、アルゼンチンの旗を掲げたり、表示したり、島のどこかで軍服(ミリタリーや迷彩服)を着たりすると、問題が発生する可能性があります。
イギリスの領土ということになっており、領有権を主張するアルゼンチンとイギリスの間で政治的かつ、軍事的な衝突が続いています。
日本のような自衛隊ではなく軍なので、ドンパチ始まる敷居が日本よりも低いです。
アルゼンチンの国旗を掲げたりしてはいけません。

どこの地域でもこういう争いは絶えないんですね。。。
2、許可なくアルゼンチン国歌を歌ったり、アルゼンチンの旗をダーウィンの墓地で振ったりすることはできません。
1と似たような注意点ですが、こちらも注意です。
歌を歌ったりするとイギリス軍から注意を受ける可能性があります。
どうしても歌を歌いたい人や、アルゼンチンの国旗の入ったかばんや服を着たい場合は、必ず島民と一緒か、もしくは、観光ガイドと一緒に移動しなければいけません。
3、1982年の戦場(フォークランド紛争)のオブジェクトを移動させたり、取り除いたりすることは禁止。
このオブジェクトは安全な場所を軍が認定し、不発弾などの目印ともなっています。
当然地雷などはすべて取り除くことは不可能。
いくつかの不発弾は今も残っており、非常に危険な場合があります。
4、店舗はほとんどありません。
観光地というわけではないため、観光客をターゲットにした店舗はほとんど営業されていませんし、それぞれのお店はかなり離れた位置にあります。
フォークランド諸島のツアーコンダクターは水や軽食などの簡単な食料品は島に入る前に各自準備しておくよう呼び掛けています。
ツアーならまだしも、個人旅行ならお店をみつけるのはかなり難しいみたいです。
アクセス方法【極ムズです】

まず南米大陸からフォークランド諸島へ飛行機で行く場合、出発地点は、チリとブラジルの二択になります。
船で行くルートもありますが、スペイン語で検索しても詳細情報は出てきませんでした。
チリから
- 毎週土曜日出発→第1、第4土曜日=フォークランド諸島へ直行
- 第2土曜日=往路のみアルゼンチン:リオ・ガレゴスを経由する
- 第3土曜日=復路のみアルゼンチン:リオ・ガレゴスを経由する
ブラジル・サンパウロから
- 毎週水曜日 →サンパウロ→コルドバ→フォークランド諸島
こちらはチリからよりもシンプルで毎週水曜日に必ずコルドバを経由してフォークランド諸島へ向かいます。
ですので、フォークランド諸島へ旅行する際は最低でも一週間滞在は確定ということになります。
首都ブエノスアイレスから行く場合はまずコルドバか、リオ・ガレゴスに行かなければいけません。
基本的にコルドバの方が難易度は低いので、コルドバ経由がオススメ!
到着地点は?!
サンディエゴから出発しても、サンパウロから出発してもすべての飛行機はこの空軍基地に着陸します。
その他の極ムズポイント!

1、フォークランド諸島の通貨は、イギリスポンド
他にもフォークランド諸島ポンドが使えますが、もしも店舗を見つけて買い物する際も基本的にポンドが必要です。
クレジットカードや電子決済が普及しているのかどうかもよくわかりませんでした。
2、イギリス入国扱い?!
この辺りはまだしっかり調べられていませんので詳細不明ですが、イギリス領なので、イギリス入国扱いになると思われます。
イギリス入国扱いの場合、日本人はイギリスに観光ビザで最大半年間滞在することができます。
3、ベストシーズンは現地の夏頃、11月~2月
やはりここに行く最大の目的は野生動物たちの観察だと思います。
この時期は野生動物が繁殖期を迎えるのもあり、ペンギンやアザラシなどの観察を目的とする場合はピンポイントで日程に余裕を持って遊びに行きましょう!
個人で行くにはなかなか気合い入れていかないといけませんね。。。

-
大長 志野
2011年より南米アルゼンチン・ブエノスアイレスで生活。
現地のタンゴシーンで数々の作品に携わり、作品をリリース。
ブエノスアイレスではタンゴ楽団Barrio Shinoを結成して活動。
2018年には同バンドにてアルゼンチンタンゴの巨匠:ロベルト・アルバレスをゲストに迎えた「Festejando」をリリース。
2021年より正式にアルゼンチンへ移住し、現地のタンゴシーンでタンゴピアニスト兼アレンジャーとして活躍。
Kotaro Studioにて写真撮影、録音技術 & 映像、音響編集技術講座を修了し2022年よりスタジオ内ブログにてカメラやマイクの初心者向けの記事の更新や動画のカラーグレーディングも担当。
Argentina2022.02.11【最新2022年版】アルゼンチンの物価と暮らしのポイント
Argentina2021.03.12アルゼンチンでタンゴを聞く場所!【タイプ別おすすめタンゲリーア6選】
Argentina2021.03.22牛肉大国アルゼンチン〜地元民のおすすめ厳選パリージャ店5つ!
Argentina2021.03.13日本未発売!アルゼンチンに行ったら絶対飲みたいマテ茶葉5選