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※この記事は2020年7月23日に更新されました。
先日Facebookのアカウントを閉じました。
Facebookを退会した3つの理由

Facebookの構造が薬物依存と同じ脳の報酬系を刺激するという話はみなさんもどこかで聴いたことがあるかもしれません。
実名で登録させ、ネットワークでつながっている人物のほとんどがリアルでも繋がっている人たちなだけに、不特定多数とのつながりが発生しやすいTwitterやYoutubeなどのソーシャルネットワークに比べて報酬系への刺激が強烈になりやすいのがFacebookです。
実はこの報酬系依存というのは、アルコールなどをはじめとする多くの危険なハードドラッグと同じメカニズムで発動しているわけです。
1、アルコールを辞めたついでに・・・
実は先日アルコールを完全に辞めました。
アルコールはすでに周知の通り、ドラッグの中でもかなり強力な部類に分類されるハードドラッグです。
Facebookなどの報酬系SNSも同じような構造だと以前から理解していたので、アルコール辞めるついでに退会しようと思い立ったわけです。
【アルコール依存症 : 失敗談】抜け出すきっかけとは?! (サイト内記事)
2、メリットがあまりない・・・
報酬系依存のバイアスをカットして考えた時に、Facebookにメリットはほとんどありません。
それまではYoutubeやブログのリンクなどを貼り付けたりして宣伝効果を期待していましたが、Facebookは優秀な企業で、ちゃんとしたサービスです。
リンクなどを貼って多くの人に知ってもらうためには広告費を払わないといけません。
その効果を考えた時に広告費を払うならTwitterの方が効果的だと(筆者の場合)感じましたし、広告費を払うつもりがないのであれば、アカウントを保持している意味も同時になくなるというわけです。
3、セキュリティリスクを潰す・・・
アカウント乗っ取りやらなんやらしょっちゅう被害を受けている人がいる印象。
さて、なぜそんな印象があるかといいますと、Facebookの高齢化が原因の一つではないかと思います。
先進国ではFacebookは高齢者SNSとも言われていて、50代~60代以上のアカウントで埋められていますし、常時アクティブアカウントは50代以上がほとんどです。
そのため、セキュリティへのリスクヘッジ意識が非常に低いのではないか?
と個人的に推測しています。
Facebookを退会する前も「乗っ取られました・・・」などの投稿を二件も目にしました。
内容を聞くと突然動画が送られてきてそれをクリックして、案内に従いFacebook(偽の)パスワードを変更した。。。
というのです。
ミレニアル世代(筆者もここ)やそれ以降のデジタルネイティブ世代であれば考えられない罠です。
広告の宣伝効果もない、他に特にメリットが見当たらないのであればセキュリティリスクを一つ潰すという意味でアカウントを閉鎖していれば、完璧ですよね。
退会して得られた3つのメリット

1、単純に時間が増えた
ただなんとなく開いていたFacebook。
年間で換算すると一体何時間?何十時間費やしているでしょうか?
しかも、私たちは顧客、消費者(時間の)です。
無料で使えるFacebookでの広告効果を期待しても無意味で、Twitterに比べ特定多数の割合は多くなりますから、投稿するためにかける時間に対して、そのリターンはほとんど期待できません。
であればそれはただ単純に時間(お金)の消費の垂れ流し状態なわけです。
蛇口を捻るだけで年間でかなりの時間を節約することができます。
2、連絡がなくなる
筆者の場合、かなり気をつけてはいますが、それでもメッセンジャーに連絡が入ってくるもの。
合理的且つ生産性のある連絡なんてほとんどありません。
メッセンジャーなんかで久しぶりに連絡してくる人なんてだいたい「くれくれテイカーさん」しかいません。
3、セキュリティや、誘導リスクなどリスク軽減
Facebookの広告や、表示機能には思想の誘導リスクがあることは多方面で指摘されています。
実際に筆者もFacebookの広告機能にそういう面を感じたことはありますし、適当な人が適当な記事を適当にシェアし、さらに実名登録のため、親近感から信頼性が増していってしまいます。
これは無意識下で発動しているバイアスで非常にハイリスクな思想誘導リスク。
「情報は自ら求めていく・探す」を徹底するだけでこれらのリスクを軽減することができます。
また、当然アカウントが存在しなければセキュリティリスクをほぼゼロに抑えることができます。
デメリットは・・・

ほぼありません。
アルコール同様、中毒と習慣の仕組みを理解し、脳にどのようなダメージを与えるかを知ることで禁断症状をほとんど感じることなく退会することができます。
大抵の濃い付き合いの友人たちとはFacebook以外の連絡手段も持ち合わせているはずです。
そして、ライトな付き合いの友人は不特定多数のSNS、Twitterで充分ですし、Twitterの方がリツイート機能もあり、アクティブアカウントの年代もFacebookに比較して低年齢化されているため、広告効果も期待できます。
人間が如何に不毛な情報に一喜一憂左右されて生きているか?
を理解すると、無意識下に攻撃を仕掛けてくるFacebookのリスクの大きさを感じることが出来ます。
少し高い本ですが、本は人間の意思決定のプロセスや仕組みについて詳しく書かれていますので是非一度読んでみてください。
