スペイン語チャレンジ番外編(90日目)ファイブフラッグ理論「スペイン語圏編」

こんにちは。

Kotaro Marks編集長:こうたろうです。

移住を目指すスペイン語チャレンジもいよいよ90日目台となり、最終章となってきました。

「登場したスペイン語をとりあえず丸暗記すれば、日常生活は問題なく送れます!」という基準で、当企画の担当であり長年アルゼンチンブエノスアイレスで生活する大長志野さんが監修してくれました。

こちらの記事リンクでお伝えしている通り、スペイン語と日本の相性は抜群です。

きっと、英語に比べると随分楽に覚えられた!

英語であれだけ苦労しても全然しゃべれるようにならないのに、なんかネイティブ級の発音ができている!?

お手本の音声もいまにも日本語をしゃべりだしそう!?なんて感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

さて、90日目台は移住を目指すというテーマですので、実際にスペイン語圏、とりわけアルゼンチンでの生活を取り上げて実際に移住するとどんな暮らしなのか。

物価は?

移住の難易度は?

などなどリアルをお届けしたいと思います。

本日は90日台の記事に先駆けてファイブフラッグ理論などを中心に、編集長:こうたろうが記事を担当します。

Windows 10 でスペイン語を入力する3つの手順

ファイブフラッグ理論

みなさんはファイブフラッグ理論というのを聞いたことがあるでしょうか。

2010年代あたりでは「ノマドワーカー」という言葉が流行し、実際に日本人でもパソコン一台でどこでも仕事ができるノマドワーカーが増えてきました。

2020年は記憶に新しい「リモートワーク」。

会社等の組織でもすでにオフィスという概念はなくなり、フリーランサーでもコワーキングスペースを利用して仕事をするケースが当たり前になってきました。

出社や、出勤という概念はすでに過去のものであると言えます。

ノマドワーカーやリモートワーカーなどの拡張版がファイブフラッグ理論:パーマネントトラベラーであると考えられています。

どういう意味?!

日本では「5本の旗理論」とも呼ばれています。グローバルに見ると、世界各地を移動しながら生活する「パーマネントトラベラー(永遠の旅行者)」と呼ばれます。

人々の行動理念を指します。 世界各地を移動することでそれぞれの国が持つ魅力を最大限に引き出し人生を謳歌する。

元々は節税目的の概念でした。

5本の旗をみてみる

では一般的に言われているファイブフラッグ理論の5本の旗をみていきましょう。

1本目:国籍を持つ国

さて、国籍を理解するためには属地主義と属人主義を理解しなければいけません。

  属人主義 

代表的な国はアメリカ。世界屈指の先進国であるアメリカは属人主義で、アメリカ「人」に属しているだけでアメリカの法律や税制が世界中のどこにいようとも適用されます。

 
  属地主義 

日本もこれに該当します。
日本という地に居住しているとそのエリアの法律や税制が適用される概念。
極端な話日本国籍を持つ日本人は日本に居住していなければ日本の税制などは適用されません。

 

国籍という概念は日本人として生まれ日本人として生きていると、放棄したり新しく取得したりという感覚はほとんどないかと思います。

しかし、アメリカのような属人主義の国だったり政治体制が特殊な国だったりすると、やはりかなりみなさん意識されるようです。

あの相対性理論で有名なアインシュタインだって無国籍の期間がありました。

 

この辺りは本当に日本人は恵まれています。

合理的に考えて日本国籍を放棄する理由って見当たりません。

以前N高特別授業というタイトルで麻生副総理が授業されてましたが、その時の言葉が印象的でしたので引用させていただきたいと思います。

Youtubeに全場面公開されていますので興味のある方はチェックしてみてください。

コメントは6:06あたりです。

あの〜よく後ろに立ってる新聞記者なんかが〜よくいう台詞が〜若者が政治に関心がね〜(無い)っていうのを如何にも悪いかのごとに言う人がいっぱいいるけど、間違ってると思います。
政治に関心がないっていうのはそんな悪いことじゃありませんね。
政治に関心がなくても生活できるくらいいい生活してるってことですから。

麻生副総理

これは筆者も本当に日々感じます。

世界を見渡せば暴動が起こったり、刑務所から大量に囚人が脱獄して戦闘状態になったり、毎日飲水を確保するために命を張ったり、強盗用の財布を用意しなければいけない地域があったりしますが、日本国民は全員最低限度の生活が保証されています。

誰でもです。

こんな恵まれた国は他にないと筆者自身感じています。

暴動が起こるということは、暴動を起こして拘束されるよりも辛い生活をしているということですからね。

ファイブフラッグ理論を語る上で1、の「国籍を持つ国」は迷うことなく日本国籍で決まりじゃないの?!

と筆者は思います。

これがアメリカのように属人主義であれば、また話は別ですが、これだけ恵まれている上に属地主義なんですから・・・

国籍を選択する上で日本国籍に対してはもう文句のつけようがありません。

産まれただけで無条件に日本国籍をもらえる私たちは産まれた時点で人生安泰です。

2本目:資産を運用する国

これは完全に税金のお話になってきます。

キャピタルゲインやインカムゲインといった資産運用での利益は定められたルールで国に税金を収めなければいけません

この辺りはオフショア地域といって、なんと税金がかからない国、エリアが実際に存在しているわけです。

一時期オフショア投資という単語がブームになったりしていました。

現在では規制も厳しくなり、各国の連携もスムーズに取れるようになっているため、日本国籍を持っている人の資産の流れはかなり正確に把握できるようになってきました。

この辺りの資産運用に関しては当サイトの資産運用講座にて詳しく学んでみてください。

ただし、とりあえず無税の国で運用すればいいと言う話でもなく、そのバランスは非常に難しいです。

オフショアであっても、預金保護がないエリアも存在していますから安易に飛びついて痛い目をみないようにしてください。

日本は株式に絞ってみればキャピタルゲインやインカムゲインにかかる税率は一律となっています。

これは株式トレードをする富裕層にしてみれば実は結構いい税率かもしれません。

他の国税率をみてみましょう。

簡単ですが、2020年1月時点での税制をまとめてみました。

こうして見るとアメリカやイギリスなどはだいたい400万あたりを目処に税率が変わるので、少額で株式トレードをする場合は税率が抑えられて好まれるかもしれません。

2020年のコロナパンデミックの最中ミレニアル世代を中心としロビンフットという株式投資アプリが一大ブームとなりましたが、なるほど4万ドル以下であれば税金は0%。

そりゃ若い世代もどんどん儲けまくりたい意欲が湧いてきますよね。

アメリカだと44万ドル以上でやっと日本と同じ税率となりますので、やはり日本の税率は基本的に貧困層に厳しい税率と思われても仕方ないのかもしれません。

トレードで1万円儲けても2000円徴収されるとなれば、チクチク痛いですよね。

 

3本目:居住する国

これは一本目の旗とセットで考えるべきことですが、基本的には住民税など、個人の所得に対して税金のかからない国を選択することがベーシックになります。

住民税など個人の所得に対して税金のかからない国やエリアで居住権や永住権を取得できれば移住し、節税に繋がります

ただし、これはかなりハードルの高い資金を投資していたり、現地で結婚したり出産したりといったことが必要なケースが多いそうです。

4本目:事業をする国

会社を設立して事業を行う国。

法人税など事業収益にかかる税金が無税の国を選ぶと言うのが一般的な考え方です。

ここも近年昔に比べるとインターネットを使ってかなり低いハードルで設立できてしまうケースもあるようです。

近年は世界を見渡せば特定の事業ジャンルでは無税の国や、条件を満たせば非課税の国など、国ごとにいろいろなサービスや特典を用意しているそうです。

日本では新規事業を始めようとするとびっくりするくらいハードルが高いです。

ここは次に紹介する酒税に関することも含まれていますが、少し筆者の経験談を。。。

筆者は以前クラフトビール創りのプロジェクトに携わっており、少し詳しいのですが、実はお酒関連のビジネスは新規参入はできない仕組みになっています。
今どうなっているかわかりませんが、当時は「年間6万リットルを醸造した実績がないと免許はもらえません、がしかし、免許なしでは一滴のアルコールだって作れません!」というトンチのような状態でした。
もちろんこのトンチ問題をクリアする裏技はあります。
ありますが、そのトンチ問題をクリアするだけの知識と何よりも人脈がないとクリアできません。
次に考慮するのが酒税。
こいつがまた素晴らしく高額・・・もう商売始めようなんて気は叩き潰されるくらいハードル高いです。
醸造コストはまさに無償労働しないと採算が合わないほど大変な上に醸造量に応じて酒税を払います。
アメリカでクラフトビールのブームが起こっていますが、日本で地ビールを生産するなんて夢のまた夢・・・という状態が数年前はありました。
今はどうなっているのか知りませんが、ゆるくなることはあまり考えられませんね。

 

無償労働してでもやりたいほどの熱心な想いがある人と免許皆伝のためのトンチをクリアする知識と政治家の先生との繋がりを持てる人脈、さらに初期投資にかける莫大な費用を準備できる余裕のある方・・・

それらすべてをクリアした人のみ1年〜2年(年間6万リットル製造実績が必要)かけてもしかしたら事業が始められるかもしれませんという世界観でした。

  注意 

当時はそう記憶していますが、記憶は曖昧なのと現在の情報は知りませんので、地ビール事業を始める方はしっかりと調べてください。

 
 

5本目:休暇を取る国

これは主に物価になってくるでしょうか。

日本は酒税やタバコ税はかなり高税率で設定されていると感じる方も多いのではないでしょうか。

お酒飲みの方は海外旅行などでビール一杯の値段、500ml缶一個の値段、びっくりするくらい安い国や地域があって驚いた方もいるでしょう。

しかも、、、ありえないくらい美味い!!!!!!

「今年の休暇はとにかくワインが飲みたい!」となれば、わざわざ日本でバカみたいに高い輸入ワインを買い揃えるよりも現地にいった方が圧倒的に安いし早い。

これが20世紀ではもちろん叶いませんでした。

漫画ちびまる子ちゃんに出てくるはなわくんがハワイにいく飛行機が350万だったという回をどこかでみた記憶があるので、、、まあこういうところですよね。。。

ちなみに一般の市民が職業上の理由や会社の都合ではなく、単なる観光旅行として自由に外国へ旅行できるようになったのは翌1964年(昭和39年)4月1日以降であり年1回500ドルまでの外貨の持出しが許された。

はなわくんはおそらくパパのお仕事の都合での付き添いだったものと考えられます。

日本の税金は結構コスパ良い?!

さて、節税を含めて自由な人生を手に入れるための手段の一つとして語られることの多いファイブフラッグ理論。

多くの人にとってもっとも身近なフラッグは5本目の休暇を取る国ではないでしょうか?

嗜好品にかかる税金や消費税をカットしていくのも立派な節税です。

日本の税金は確かにいいお値段していますが、筆者は個人的に決してコスパの悪く無い税率だと感じています。

警察が制圧できないギャング

世界を見渡してみると、しっかりと税金を払っているのに、警察が制圧できないギャングや犯罪が野放しになっている国もあります。

日本では少なくとも桜田門を背負った武装集団に戦闘能力で勝てる犯罪組織や犯罪者個人は今のところないと言っていいのではないでしょうか?

どんな武装集団も、荒くれ者も、テロリストも日本の警察は国内であればほぼ100%に近い確率で制圧してくれます。

正直めっちゃくちゃ頼もしいです。

世界規模でみると汚職も圧倒的に少ないイメージがあるのは筆者だけではないでしょう。

リチャード・ブランソンやビル・ゲイツ級の金持ちであれば私設のセキュリティーで相当な能力を雇えますが、日本の警察レベルのセキュリティーを個人で雇うと想像すると、税金のコスパは非常にいいのではないか?

と感じます。

社会保障もすごい・・・

以前ベーシックインカムに関するコラム記事にて社会保障について少し触れました。

【ベーシックインカム】メリット & デメリット まとめ

この辺りも日本は非常に優秀で素晴らしいシステムで稼働しているように思えます。

日本の税率で例えば警察が汚職まみれで、制圧できないギャングがいたり、火事が起こっても消防車は1時間後に到着したり、国道は凸凹・・・とかだったらもう暴動ものですし、それこそ日本脱出者が多発することでしょう。

しかし、医療水準は高く、水も綺麗、警察は強く、レスキューもすごいし、社会保障はかなり充実してる。

総じて税金は高いが決してコスパは悪くは無いといえるのではないでしょうか。

ただし、どこを線引きとしてコスパが良いか悪いかというのは人それぞれの感覚です。

20億納税すると・・・コスパは変わる?!

シンプルにするため株式トレードで考えていますが、年間1000万のキャピタルゲインで200万の税金を払ったらそりゃ誰でも日本コスパいいね!

となるかと思います。

しかし、100億のキャピタルゲインで20億納税したとしたらどうでしょうか。

日本の預金保護は1金融機関ごとに1000万円までですから、これはリスクを考慮しても、もっとコスパ良い国あるのかな?

となるのは自然な発想ですよね。

まとめ

高温多湿。

湿地帯である日本は雨季もあるため、暮らしにくいと感じる人もいれば、四季が感じられて風情があると感じる人もいます。

ファイブフラッグ理論を実践するということは選択の幅を広げるということです。

POINT

自分はどれくらい稼いで、どれくらいの税金を払ってどれくらいの社会サービスを受けたいのか?!

暑いのが苦手なのか、寒いのが好きなのか?

地震のリスクに24時間怯えながら暮らすのが耐えられないのか地震のリスクなんてたいしたことがないのか?

それらを自分で決めて選択できるところが最大のポイントになってきます。

しかし恵まれた国に産まれた私たちがファイブフラッグ理論を語るとき、そのどこかの旗には日本が入ってくるのではないでしょうか。

失われた30年で衰退し、貧困国化が進んでいる日本は世界の先進国などから見ると観光コスパが非常によくなってきているので5本目の休暇を取る国として選ばれることも増えてきました。

みなさんはどの旗をどの国に振り分けますか?

90日目台では、アルゼンチンブエノスアイレスの暮らしをみながら、これまでに学んだスペイン語を最大限生かせる方法を探っていきたいと思います。