スペイン語100日チャレンジ:57日目 コラムで一休み [ジブリ作品 スペイン語でなんていうの??]

ジブリ作品 スペイン語でなんていうの?

スペイン語といっても、西欧~南米と各エリアによって若干の違いはあります。

世界中で人気が衰えることのないジブリ作品。

スペイン語ではどのように表記されているのでしょうか?!

1984年 「風の谷のナウシカ」

スペイン語タイトルは「Nausicaä del Valle del Viento」、「Nausicaä: Guerreros del Viento」と複数あります。

リリースされた地域によってタイトルが異なります。

スペイン語は方言のような感じで地域によって若干ニュアンスが違ったり同じ単語でも別の意味があったりと複雑なんですね!

ちなみにナウシカは「Ναυσικάα / Nausicaä」ギリシャ語が起源なんです。

英語版でもNausicaäの表記が標準となっていますよね。

原作は全7巻になっていて、映画で公開されたのは漫画「風の谷のナウシカ」からごく一部なんですねぇ~風の谷のナウシカのファンの方は是非是非漫画版コンプリートがオススメです。

1986年 「天空の城ラピュタ」

風の谷のナウシカの大ヒットで乗りに乗っている時期に満を持して発表された天空の城ラピュタ。

スペイン語では「El castillo en el cielo」といいます。

実はこのタイトル、「ラピュタ」の単語が完全にカットされているんです。

実はこれには訳があって、「ラピュタ(Laputa)」の単語がスペイン語圏の人に誤解を招く可能性があることからカットされているんです。

スペイン語の吹き替えの際も「ラ・プント」や「カスティージョ」という言葉に置き換えられています。

どんな単語の誤解を恐れているかというと・・・

おそらくスペイン語の「La puta」という単語を警戒していたのだと思います。「La puta」は直訳すると売春婦という単語なんです。

なるほど!「天空の城La puta」って海外の風俗店みたいな名前になってしまいますね。

ちなみに作中に登場する有名な滅びの呪文「バルス」はスペイン語版では「Balse(バルセ)」となります。

1988年 「となりのトトロ」&「火垂るの墓」

天空の城ラピュタから2年後の登場となったのが、となりのトトロと、火垂るの墓でした。

となりのトトロは「Mi vecino Totoro」

火垂るの墓は「La tumba de las luciernagas」

となりのトトロは日本の少し昔の風景が描写されていて、世界的にも大人気の作品となりました。

スペイン語で真っ黒くろすけは「Conejos de polvo」と訳されてます。

直訳すると「ほこりのうさぎ」です・・・

が、さて、真っ黒くろすけはスペイン語圏の人にうまく伝わっているでしょうか。

日本の妖怪文化って独特でうまく言えないですよね。。。

英語的にあ考えるとポルターガイストのような感じなんでしょうか。

火垂るの墓は当時の様子がよく伝わってきますね。

1989年 「魔女の宅急便」

となりのトトロの翌年にリリース。

さすがは宮崎駿監督。

驚異的なスピードでの制作です。

スペイン語タイトルは「Nicky ,La Aprendiz de Bruja」。

こちらもラピュタ同様、スペイン語の誤解を避けるために主人公の名前が「キキ」から「ニキ(Nicky)」に変更になっています。

南米アルゼンチンでは、「「El delivery de Kiki」キキの宅配サービス」と!「ニキ(Nicky)」に変更はされていません。

スペイン特有の何かスラングか単語があるのでしょうか。

1992年 「紅の豚」

紅の豚は「Porco Rosso」

これは英語圏でも同じタイトルになっています。

舞台はイタリアなのでタイトルもイタリア語となっているんですね。

実はこの紅の豚は当初飛行機のPR用に制作された短いショートアニメだったそうです。

全体的におしゃれでアダルトな雰囲気が立ち込めていますよね。

ちなみにポルコが隠れ家として生活していた島は、ギリシャにあるザキントス島という場所で実際に存在しています。

こんな隠れ家みたいな場所で飛行艇とともに暮らすなんて憧れますよね。

1997年 「もののけ姫」

世界中で一大旋風を巻き起こしたといっても過言ではないもののけ姫。

宮崎駿監督が構想に16年、制作に3年をかけた超大作で、興行収入193億円を記録し当時の日本映画の興行記録を更新しました。

スペイン語は「La Princesa Mononoke」。

もののけ姫は。祟りや神様など日本独特の自然への信仰がテーマになっているのもあり、八百万の宗教観が珍しい海外から注目されたのかもしれません。

2001年 「千と千尋の神隠し」

引っ越し先へ向かう途中に立ち入ったトンネル。

そこが入り口となり神々の世界へ迷い込んでしまいます。

豚に変えられてしまった千尋の両親は衝撃的なシーンでしたね。

スペイン語は「El Viaje de Chihiro」。

さすがにChihiroに似たスペイン語はないのかそのまま名前が残っていますね!

2004年 「ハウルの動く城」

イギリスの作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズの小説『魔法使いハウルと火の悪魔』(原題:Howl’s Moving Castle)が原作です。

原作者ジョーンズは「ハウルの性格を変えないように」とだけ注文をつけ、映画の感想を「とても素晴らしかった」「宮崎は私が執筆したときと同じ精神で映画を作った」と語っています。

後半は様々な物語が付け加えられたりとかなり違ったストーリーとなっています。

こちらもナウシカ同様、地域によって様々なタイトルが存在しています。

この作品のスペイン語タイトルも複数存在します。ややこしいので以下。

  • スペインでは「El castillo ambulante」
  • 中南米では「El increíble castillo vagabundo」
  • 南米では「El Castillo errante de Howl」

となっています。

2013年 「風立ちぬ」

実在の航空技術者である堀越二郎がモデルとなっています。

2012年に公表された版には「堀越二郎と堀辰雄に敬意を表して」、翌年公表された版には「堀越二郎と堀辰雄に敬意を込めて」と記されています。

のちに『君たちはどう生きるか』の制作に携わっていますが、風立ちぬの発表で宮崎駿監督が現役を引退するというニュースも話題となりました。

荒井由実さんのひこうき雲が採用されています。

スペイン語は「El viento se levanta」

ちなみに英語版タイトルは・・・

  • 風の谷のナウシカ→【英語】Nausicaa of the Valley of the Wind
  • 天空の城ラピュタ→【英語】Castle in the Sky
  • となりのトトロ→【英語】My Neighbor Totoro
  • 火垂るの墓→【英語】Grave of the Fireflies
  • 魔女の宅急便→【英語】Kiki’s Delivery Service
  • 紅の豚→【英語】Porco Rosso
  • もののけ姫→【英語】Princess Mononoke
  • 千と千尋の神隠し→【英語】Spirited Away
  • ハウルの動く城→【英語】Howl’s Moving Castle
  • 風立ちぬ→【英語】The Wind Rises

となっています。

おやすみジブリ

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おやすみ時のBGMとしてお使いいただけるようにピアノと弦の間にフェルトを挟んだ音源を使って編集しています。

おやすみ時に「聴こえるか聴こえないか」のギリギリのボリュームで流してみてください。

私は収録中にウトウト・・・してしまいました。

432hzで調整されています!

Writer's profile

服部洸太郎
服部洸太郎
音大を卒業後ピアニストとして活動。
自身のピアノトリオで活動後北欧スウェーデンにてシンガーアーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツへ渡りケルンにてAchim Tangと共に作品制作。
帰国後、金田式電流伝送DC録音の名手:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入りし、録音エンジニアとしての活動開始。
独立後、音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現在はKotaro Studioに統合)」を立ち上げ、タンゴやクラシックなどのアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
本格的に写真、映像技術を学ぶ。
現在はKotaro Studioにて民族音楽に関する文化を研究。
「誰かのためにただここに在る」をコンセプトに誰かがいつでも訪れ安心感が得られるサイトを模索中。