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※この記事は2020年5月29日に更新されました。
今回はDAWソフトっていろいろあるけど、一体どれを選べばいいのか?
お悩みの方にそれぞれの特徴と制作目的別のオススメを筆者の経験からお届けしていきたいと思います。
みなさんDAWソフトってどうやって選んでますか?
— こうたろう (@KotaroHattori1) May 29, 2020
僕は結局時期ごとに4種類使ってきて、ベストの一個って見つけられずにいます。
制作するジャンルによって変わるからなんです。
同じようにDAWソフト選びに悩んでる方いると思うので、そのあたりを記事にまとめてみたいと思います。#DTM#DAW#音楽
単純比較できない世界


筆者が初めてDTMに出会ったのはRoland SC-55 サウンドキャンパスというマルチ音源と、roland mc-50というシーケンサーのセットでした。

そういうおじさんトークはいらないにゃ!
そこから、音大に入り、DTMの授業を受けますが、その時採用されていたのが現在はなんと無償化されていますが、CakewalkのSonarというソフトでした。
他にCubase , Ableton , Logic などの大手DAWソフトは特に業務用途で長期にわたって使用してきました。
どちらかというと、浅く広くという感じですので、選び方としてはどうしても感覚的な感想になってしまいますがご容赦ください。
無料がいい!!!という方はこれで決まり!
シンガポールの会社、BandLab TechnologiesのCEO兼共同創設者であるメン・ルー・クォック(Meng Ru Kuok)さんが、「世界中の多くのミュージシャンの音楽制作に役立てば」という思いで、Cakewalkを引き取り現在も開発を続け、世界中のミュージシャンに無償配布しているそうです。
Cakewalkはかなり使えます。
この無償版、筆者はwin版を使ったことがありますが、mac版もあるはずなので、学生の方や、とにかくノーリスクでDTM,DAWを学びたいという方にはぴったりですし、GUIも非常に解りやすく、直感的に操作可能なので、簡単な作業でしたら、業務用にも使えると思います。
【ボーカリストに?!】録音中心の方

DAWソフトを選ぶ方は大きく二種類に分かれると思います。
・オーディオデータを取り扱う、またはふんだんに取り扱う方。
・外部内部問わずシンセサイザー中心で構成。
まずは前者のパターンの場合を考察してみましょう。
オーディオ中心の中でも大きく以下のように分かれると思います。
・マルチマイク録音が中心でほぼオーディオで固めたトラックのミックス作業。
・カラオケを内蔵音源などで作成し、フロントにオーディオを置いてミックスする。(ボーカリストの方など)
両者ともに、DAW自体のソフトの音が良いに越したことはありません。
なので音が良い順番に並べてみたいと思います。
[su_box title=”【ベスト3】音が良いDAWソフトランキング” box_color=”#beff21″]1位 : Logic (macのみ)
2位 : Cubase (wim,mac)
3位 : Studio One (win,mac)[/su_box]
という感じになります。
Studio OneはCubaseのエンジニアが創っているそうなので、それで音がいいのでしょうか?
一方でオーディオを取り扱うまたは、頻繁に取り扱うのであればAbletonは避けた方が良さそうです。

Abeltonでマルチマイクの収録やミックスはちょっと考えられないです。

でも、こうたろうはAbeltonは一番長く使っているにゃ!にゃんでだにゃ??

後述しますね!
なので、mac使いで周辺機器もmac前提で揃えてる!
これからもずっとmacという方で、録音が中心という方は、Logicで決まりですね。
しかし、もしかすると将来的にwinにするかもしれない・・・またはその可能性が高い・・・
という方はCubaseかStudio Oneがいいかもしれません。
筆者は以前Abeltonで打ち込みをしていても、オーディオミックスの作業があるときはわざわざmacを立ち上げてLogicでやっていたほど、Logicは音が良いと感じました。
CubaseはさすがにWAVE LABという業界標準とまで言われるマスタリングソフトも創っているだけあって恥のない音を出してくれます。
また、ボーカル系の録音だと余計に顕著に差が感じられます。
【操作性重視】内部音源中心の方

先ほどCubaseは音が良い!
と言いましたが、この操作性となるとかなりポイントが下がります。

正直言って操作性は悪いです。悪いというよりも他のソフトとの直感的互換性が低すぎます。
だいたいこういう専門系のソフトって動画編集系でもそうですが、他者との互換性というか、だいたいこの操作はこういうところにあって、このようにする・・・というのがありませんか?
Cubaseはもう完全に独自のGUIを突っ走っています。
オリジナリティがあるのは素晴らしいことですが、サブで欲しいという方もいらっしゃると思うのに気軽に購入に踏み切ることが難しく、とても残念に思います。
[su_box title=”Cubaseの特徴” box_color=”#beff21″]・音はすごく良いが操作性がオリジナリティに溢れており、購入する場合はCubaseに骨を埋める覚悟が必要。[/su_box]
Abletonはなぜか直感的操作が可能
Cubaseと同じくかなりオリジナリティに溢れたGUIであるAbletonはなぜか直感的操作がしやすいです。
これはもちろん感想になってしまうので人によって違うとは思います。
うまく言えませんが、Cubaseよりもちゃんと直感的互換性が意識されています。
Abletonは操作性は最高ですし、シンセサイザーの音は独特の個性を放っている物が多いです。
また、DTMとしてもそうですが、LIVEでの使用が非常にやりやすい。
痒い所に手が届くソフトと言えます。
筆者もシンセサイザー中心のライブで何度も使っています。
内部音源や外部のシンセサイザーが中心という方、オーディオは使うけどそんなに頻繁には使わないし・・・と言う方はAbletonがオススメです。
音源も面白い物が揃っていますし、GUIもなんだかオシャレ感満載です。
まとめ

どのソフトもそれぞれ個性が違いますが、それらを単純に比較することは難しいので感想中心の選び方になってしまいました。
appleの方
macが中心で行きたい方はLogicでOK!
もし、将来的にwinに移行する可能性がある場合、録音中心であればCubaseかStudio One。
Cubaseに骨を埋めたくない・・・と言う方はStudio One。

Cubaseはやはり歴史が古いので、困ったときに誰かに相談しやすいし、国内、海外含めてお助け掲示板の情報量もかなり多いのが特徴だにゃ!
内蔵音源や外部シンセサイザー中心の方はAbletonでOKです。
どうしても急遽オーディオデータを取り扱う場合は機能はかなり制限されますがガレージバンドという手もあります。
Winの方
Cubaseは本当に操作性が独特です。
結構疲れる時があります。
もちろん覚えてしまえばいいのでしょうが、筆者は基本的にAbletonが大好きで、オーディオのミックス作業だけのためにCubase(Artistエディション)を買ったようなものなので、筆者のおすすめとしては二刀流・・・
オーディオの取り扱いはCubase。
シンセ系の打ち込みはAbleton。
がオススメです。
オーディオといっても現代のサンプリング音源などはもうほぼ生演奏なので、Abletonを軸に外部の音源プラグインを足していく感じでいいと思います。
どちらか一つ選べと言われれば、やはり音楽関係に携わっているとオーディオデータを取り扱わないわけにはいかないのでやはりCubaseになってしまいます。
かなり感覚での選び方でしたが、みなさんはどのような基準でDAWソフトを選びますか?
みなさんの参考になれば幸いです。
おまけ
DAWソフトにはそれぞれランクがあるものもあるかと思います。
それはやはり機能制限だったりもありますが、一番大きな理由としては、同梱されている音源の量や内容の違いかと思います。
Abletonなどは独特のサウンドの音源が多数セットになっているのでお気に入りのサウンドが入っている場合は最高ランクのものを買ってもいいかもしれません。
シンセの趣味が合えば他にもお気に入りは見つかるはずです。
ただし、注意してほしいのはCubaseの場合。
同梱してくる音源の質は基本的にNative Instruments社などの音源企業が創る音などには遠く及ばないので、音源は別途用意しなければいけない・・・または別途欲しくなるケースが多いかと思います。
なので、筆者はCubaseはPro版ではなく、Artistエディションという音源が少なく、機能制限のあるものと、Abletonなどの操作性やシンセの取り扱いが便利な二刀流をおススメしているわけです。
Pro版の購入が音源の数を決め手にしている!
という方はご注意ください。