Kotaro Studioの親睦会と称して録音エンジニアや日本伝統音楽の師匠、ちょうどアルゼンチンから打楽器奏者が来日していたので、たくさんの人を呼んで飲み会を開催。
となればやっぱりスタジオ飯としてインドカレーは欠かせません。
ちょっと気合いの入ったインドカレーの簡単な流れを伝授します!
スパイスはシードとパウダー
Sony FX30で全体をちょっとだけVlogにしています。
スパイスは最初油に絡める(テンパリング)ホールスパイスと、動画のようにマサラ(カレーのルー)を作る時に混ぜる粉との二区分に分けられます。
今回使ったホールスパイスは・・・
- クミンシード
- コリアンダーシード
- ブラウンマスタードシード
- 鷹の爪
- ブラックペッパーシード
最もシンプルでベーシックなもの。(決まりはありません)
これらのスパイスを油で軽く炒めてからみじん切りにした玉ねぎを投入し、ひたすら焦がさないように弱火でマサラを作っていきます。
ちょうどハンバーグの玉ねぎが飴色になるまで炒めるような感覚。
生姜とにんにく

しょうがとにんにくは重要なスパイスの一つ。
玉ねぎが飴色になってきたらバターと一緒に絡めます。
とんでもない強烈な香りがキッチンに広がりますよ。
インドカレーがいかに健康的な料理かを感じることができます。
パウダースパイス

最も基本的なものは動画内でも使っているターメリックパウダー。
これは欠かせません。
日本ではウコンですね。
筆者は基本系として他にコリアンダーパウダー、クミンパウダー、を使います。
ガラムマサラも必須スパイスにはなりますが、できれば好みでガラムマサラを作ってみてください。
こちらのガラムマサラのようにシンプルな調合もいいですが、ホールスパイスをフライパンなどで煎ってからミキサーで粉々にすると完成。
ちょうどコーヒー豆を煎るようなニュアンスです。
これも焦がしすぎないように。
チキンは前日からつけ込む
動画に登場しているチキンは半日しか漬け込んでいませんが、チキンはヨーグルトにターメリックとコリアンダーパウダーを混ぜて、塩少々入れたものをチキンに混ぜ込みます。
これをオーブンで焼くとタンドリーチキンになります。
タンドリーチキンの場合はチリパウダーやパプリカパウダーなどで少し赤みを付けると美味しそうに見えます。
これを玉ねぎベースで作ったマサラに混ぜ込み、お湯を足して煮込みます。
加水部分は必ずお湯を使ってください、冷たい水を入れてしまうとスパイスが分離したりすることがあるので注意。
野菜などを組み合わせて作る場合は無水カレーといって、野菜から出る水分だけで充分成立したりします。
ただし個人的には野菜を入れたインドカレーは邪道・・・
別メニューでスパイスの野菜炒めを作った方が美味しく野菜の素材を楽しめるのでは無いかと思っています。
塩分調整が重要

塩分調整でこれまで苦労して作ってきたインドカレーのスパイスが見事なハーモニーを奏でるか、崩れ去っていくか・・・
運命の分かれ道となります。
味見をしながら慎重に追加していってください。
ベストな量が必ずあります。
スタジオ飯
インドカレーは時間がかかります。
もっと短時間で作るレシピもありますが、やはりこれくらい本格的な方が美味しい。
作り置きができて、大人数で食べられる。
日常であれば市販のカレールーでスパイスを足すだけでも美味しくなりますのでまずはスパイスを使うところからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
プロフィール

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音大を卒業後ピアニストとして活動。
日本で活動後北欧スウェーデンへ。
アーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツ・ケルンに渡りAchim Tangと共にアルバム作品制作。
帰国後、金田式DC録音の第一人者:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入り。
独立後音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現:Kotaro Studio)」を結成。
タンゴやクラシックなどアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
大阪ベンチャー研究会にて『芸術家皆起業論~変化する社会の中、芸術家で在り続けるために』を講演。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
村上宏治氏の元で本格的に写真、映像技術を学ぶ。
祖父母の在宅介護をきっかけにプログラムの世界に興味を持ち、株式会社 ジオセンスの代表取締役社長:小林一英氏よりプログラムを学ぶ。
現在はKotaro Studioにて『あなたのためのアートスタジオ』音と絵をテーマに芸術家として活動中。
2023年より誰かのための癒しの場所『Curanz Sounds』をプロデュース。
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