目を閉じてシャッターボタンを押す・・・

さて、不定期のつもりがどうも毎日更新になってくるコラム。

よくしゃべるKotaro Studioのこうたろうです。

ユダヤの教え「沈黙は黄金の鎧「とにかくしゃべるな」」はどこいったんだ?

沈黙を守りつつ本日も進めていきましょう。

モニターヘッドホンの話

突然ですが音、音楽を録音する時、みなさんはモニターヘッドホン必ず装着していますか?

先日スタジオのメンバーがある録音作業の際に「モニターヘッドホンを忘れました。」と言っていましたが、ちょっと厳しいこと言うとモニターヘッドホン忘れたらもう収録を中止してほしいわけであります。

外に収録に行く際機材セッティングの順番としてまず録音機持ったか、マイクを持ったか、、、じゃないんですね。

まずモニターヘッドホンを持ったかどうかみなさんも最初に確認してください。

目を閉じて写真は撮れない

技術を超越した心で撮影ができる天才の方は無視してください。

でもあなたが技術を超越した天才じゃなければ目を閉じて写真は撮れないんです。

ファインダーがなければ撮影はできませんよね。

映像も然り、多くの映像クリエーターや動画編集者の方はLUT付きモニターを使って収録時も丁寧にチェックすると思います。

聴診器がなければ血圧は測れない

そうです。

筆者は別に医療の知識があるわけではありませんが、在宅介護を続けていると医療関係者の出入りが激しいためいろいろお話しする機会があります。

聴診器なければ測れないんだそうです。

確かにドクターが「今日聴診器忘れました。」といって胸や背中に耳を当ててきたら「なんだこいつ」ってなりますよね。

音だけ油断する傾向にある?!

最近は録音エンジニアというカテゴリーはどんどん影が薄くなってきており、映像関係の方が録音も一緒にやってしまうというケースが多いと思います。

映像クリエーターの方と現場ご一緒する機会もありましたが、外部モニターでしっかり映像はチェックするのに、録音機はなぜか無造作にセットしてモニターもしないというケースを何度か目撃したことがあります。

どうも音にはあまり神経を使わない傾向があるのかもしれません。

音だって映像や写真と同じ。

モニターしないと録音はできません。

最高のマイクポイントがあります。

それはモニターヘッドホンで確認しないと見えないんです。

録音の理想は「最高のポイントに置く」→「一本か二本のプラグインだけででっぱりだけ整える」→「完成」。

このシンプルな作業を同じゾーンでアウトプットする。

これこそが「良い音」の基準であると筆者は定義しています。

一番最初のモニターヘッドホンをおろそかにしてマイク位置を適当にすると、2番目の編集作業でもういじり倒さなくてはいけなくなる。

1番目の作業と2番目の作業は完全に分離してしまいます。

これでは良い音なんて創れるわけがありません。

これから録音を学ぶ方、映像クリエーターの方で録音もしていこうと思う方、持ち物チェックの順番を間違えないように。

まず最初に録音機・・・違います。

まず最初にモニターヘッドホン。

Kotaro Studioではモニターヘッドホンを現場に忘れてきたら収録は中止です。

【続・モニターヘッドホンはおすすめが1つしかない件】モニターと視聴は分ける(サイト内記事)

この記事を書いた人

こうたろう

フォトグラファー&サウンドデザイナー
ミュージシャンだった父の音楽スタジオと、モデルだった母の仕事場であるフォトスタジオの現像ルームが子供時代の遊び場という恵まれた環境で育つ。
音楽大学を卒業後ピアニストとして活動。
自身のピアノトリオで活動後北欧スウェーデンにてシンガーアーティストLindha Kallerdahlとセッションを重ね声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツへ。
ドイツから帰国後ピアノソロ作品アルバムと共に同時リリース。
金田式電流伝送DC録音の第一人者である五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入りし、サウンドデザイナーとしての活動を開始。
独立後、音楽プロデューサーとして音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現在はKotaro Studioに統合)」を立ち上げ、タンゴやクラシックを中心としたアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
現在は元ピアニストの経験を生かしたミュージシャンのライブフォトを得意としながら、肖像写真、動物写真、自然写真を中心にミュージックビデオの制作などオーディオ技術も得意とするフォトグラファーとして活動中。