Contents menu
※この記事は2020年10月7日に更新されました。
先進国では盛んに研究や栽培が進められているマリファナ産業。
世界的に合法化、非違法化の地域が広がっており、グリーンラッシュも終わり、じっくりと腰を下ろして研究していく段階に入ってきました。
以前このような記事を書きました。
この記事の通り、筆者は現在マリファナ株をすべて手放しています。
しかし、決して医療大麻の未来に希望を持てなくなったわけではなく、時期が来たらまた保有するかもしれないつもりでゆるーく業界のニュースは追い続けています。
今後米国で期待されている一般的なハイテク株や、新興ハイテク株、遠隔医療ジャンルに比べるとかなり不確実性の高いジャンルではありますが、筆者が個人的にゆるーくニュースを追っているマリファナ株を5つ紹介したいと思います。
THC(テトラヒドロカンナビノイド:大麻に含まれる成分の一種)は日本では違法です。
当サイトは法令遵守を推奨しています。
1、Canopy Growth (NYSE: CGC)
マリファナ株の代表格の一つ、キャノピーグロースです。
当初は嗜好用大麻を中心に展開しており、THC関連の企業というイメージでしたが、近年CBD製品にも力を入れつつ医療大麻にもしっかりと進出してきています。
コロナパンデミックの最中で南米進出を買収から提携に戦略を切り替えるなど、非常にフットワークの軽いCEOが魅力的。
2、Green Thumb Industries (OTCMKTS: GTBIF)
2002年設立。
イリノイ州シカゴ発のマリファナブランドです。
マリファナ販売の店舗を構えており、非常にわかりやすいブランディングが魅力的。
ドッグウォーカーはこれまでありそうでなかった手軽な大麻商品として現地では人気のようです。
3、OrganiGram Holdings (NASDAQ: OGI)
これはもうペニー株の極みみたいな株ですから基本的に買うべきではありません。
いつ上場廃止となってもおかしくない銘柄であり、もうパチンコとか宝くじ的銘柄だと思います。
ちなみに細かく探せばもしかするとあるのかもしれませんが、日本の証券会社で買えるところは見つかりませんでした。
ただ、企業として面白いなと思い、個人的に注目しています。
面白い点は完全自動化での製品開発に多額の投資をしていること。
約1500億カナダドルの投資で全自動商品化機材を導入しています。
また栽培も独特の栽培方法を取っており、一般的な栽培方法の約3倍も効率的だということです。
個人的に自動化とかそういうのが好きなので注目しているだけで、繰り返しますが、超ペニー株ですので、基本的に買える証券会社が見つかっても宝くじ感覚で見ていくべきだと思います。
4、Aphria (NASDAQ: APHA)
経営状態が非常に良好で、大量のキャッシュを持っています。
CEOも他社の買収も視野に入れていると発言していますし、大麻関連株の中では大手に分類されます。
5、GW Pharmaceuticals (NASDAQ: GWPH)
医師のジェフリー・ガイとブライアン・ウィットルが、1998年にイギリスでGWファーマシューティカルを創設しました。
すでに承認&実用化されている医療大麻製品を持っています。
サティベックスやエピディオレックスはすでに多くの人の生活を守っています。
医療大麻業界では老舗中の老舗企業となっています。
ナビキシモルス(商品名サティベックス)は、大麻の抽出物の生薬で、口腔投与にて用いられる。
2010年にイギリスで承認され、多発性硬化症の患者が、神経因性疼痛、痙縮、過活動膀胱などの症状を緩和するための治療薬である。
2016年末には30か国で使われている。
引用:Wikipedia
2015年には、GWファーマシューティカルは、子供の希少疾患であるドラベ症候群とレノックス・ガストー症候群の治療のための、大麻由来成分カンナビジオールの製品の治験第III相試験を開始した。
結果は2017年に論文となっており、2018年6月エピディオレックスはアメリカで医薬品として承認された。
引用:Wikipedia
ドラベ症候群の薬剤耐性発作に対するカンナビジオールの試験に関する論文概要はこちら(外部サイト)
7、Charlotte’s Web (OTC:CWBHF)
こちらもペニー株ですので、宝くじ株です。
CBD製品に非常に力を入れています。
ブランドイメージの戦略がうまいので、注目していましたが、コロナパンデミックで大打撃を受けている企業の一つでもあり、販売網の狭さや、他の大手がどんどん力を付けてきているのもあり、一寸先は闇という感覚です。
8、Innovative Industrial (NYSE: IIPR)
2016年設立。
大麻関連の不動産企業です。
8つの中では特殊な部類になるかと思いますが、大麻の栽培地をリース契約で貸し出しています。
長期間(通常10〜20年程度)を目途にリースしており、収益の継続性の高いビジネスモデルです。
さすがは不動産といったところでしょうか。
ただ、公式サイトが暗号化されておらず、個人的にはそういう細かいところは気になります。
マリファナを知る

マリファナやCBD関連の株を検討するのであればやはり徹底的に知識を持っておきたいものです。
筆者が知識を手に入れるために購入したオススメの二冊をご紹介します。
1、CBDのすべて
CBD関連の本と言えばこれを買っておけば結構な知識が手に入るはずです。
医療従事者の書いた本ですので、かなり説得力もあります。
2、カンナビノイドの科学
かなり細かく科学的なデータや資料を基に作られています。
まさに勉強という感覚です。
ただし、肯定的な内容に偏っている面もあります(否定的なデータや資料に関しては深追いしない傾向に)ので注意が必要。
日本でも買えるCBD製品一覧
CBDはリラックスサプリとして最近日本でも人気です。
大麻由来の成分ですが、日本で違法指定されているので、大麻由来のTHC(テトラヒドロカンナビノイド)のみです。
THCに関しても上記の二冊を読めばかなり詳細に理解できるので是非読んでみてください。
カンナビジオール配合美容クリーム
先頭に紹介したキャノピーグロースも今年CBD配合クリームをリリースしたばかりです。
クリームタイプのものは欧米では人気商品の一つとなっています。
エイジングケアクリーム【CANNA】
MUKOOMI
CBDのオイルタイプの製品を取り扱うブランドです。
オイルタイプは気軽に使用できるため初めて使う方にオススメ!
CBDオイルとスキンケアブランド【MUKOOMI】
Octo
こちらも同じくオイルタイプを取り扱っています。
女性向けCBDブランド【Octo】
プラスウィード
CBD成分はやはり肺胞からの摂取が最も効率的で効果的だと言われています。
肺胞摂取タイプがコスパもいいかと思いますが、一方で吸引に慣れていない方や、初めての方には上記のオイルやクリームタイプがおすすめ。
吸引タイプは日常的に喫煙習慣のある方向けの商品になります。
+WEED【プラスウィード公式】
GREEN BULLDOG
こちらも主に吸引タイプを取り扱っています。
グリーンブルドッグ
mellow
一番手軽なカプセルサプリメントタイプ。
たっぷりと休める喜びを提供するCBDブランド「mellow」
大麻関連銘柄:番外編
現在は直接大麻・マリファナには関連していませんが、今後関連するかもしれない企業や、意識している企業などを日々のニュースチェックから見つけたので自分のメモ代わりにシェアしたいと思います。
Abbvie (NYSE: ABBV)
筆者が個人的にかなり注目している製薬会社です。
2021年のNISA枠はAbbvieで埋めようかと検討しているほど。
水面下でCBDに参入するための準備をしているという記事をどこかで見かけたことがありました。
あまり正確な情報ではないのですが、大手が参入するとなれば先述の大麻関連株の中でもペニー株関連は呑み込まれてしまうのではないかと考えています。
Johnson & Johnson (NYSE: JNJ)
コロナワクチンの開発にも力を入れており、ビルゲイツの財団からも投資されています。
臨床試験も進んでおり、他のワクチンが数回に分けて摂取する必要があるのに対し、Johnson & Johnsonの開発中のワクチンは一回の摂取で済むことから一部ではかなり注目されているようです。
こちらも不正確な記事ですが、CBD関連への参入を示唆するような記事を目にしたことがあります。
Johnson & Johnsonほどの大手が参入するとまた業界の支配図が変わってくるかと思います。
たくさんの訴訟を抱えつつ長年衛生用品、医療用品関連でトップの座を守ってきている安定企業ですので、今後の動向に注目です。
まとめ
みなさんは気になる企業は見つかりましたか?
他にもクロノスや、オーロラ大麻、ティレイなどなど、超有名どころもありますが、個人的には特別視するほどのキャラクター性を感じないため割愛させてもらいました。
グリーンラッシュはもう終わっており、ペニー株の多い大麻関連です。
大手が参入するとまた業界の支配図もかなり変わってくるかと思いますので、ギャンブル性の高い業界です。
繰り返しますが、筆者は大麻・マリファナ関連株はすべて手放しており、今は一つも持っていません。
時が来たらまた検討したいと思っています。
・紹介銘柄への投資を推奨するものではありません。
・投資は自己責任です
・みなさんの参考になれば幸いです。